特定技能ビザ

【最新情報】特定技能1号評価試験

更新日:2024年3月21日


最終更新日:2023年8月22日

各分野の試験概要について専門家が解説します!

※この記事は外国人採用を行っている企業様向けの内容となります。

「採用を検討している外国人従業員の特定技能のビザ申請のため、試験に合格しないといけないと聞いたけど、具体的にどうしたらいいかわからない」というお問い合わせが最近増えています。

特定技能のビザを取得するためには、従事する分野の「特定技能1号評価試験」に合格する必要があります。
各分野の専門知識が必要で、試験を行っている場所や日程が限られていたり、すぐに定員がいっぱいになってしまったりすることもありますので、しっかり準備して臨みましょう。

分野別に試験の概要やポイント等をまとめましたので、ご参考ください。

※日程・結果の詳細は公式サイトをご確認ください。

もくじ

➀飲食料品製造・外食業

試験の概要

  • 試験科目:学科試験と実技試験の2科目 
  • 試験時間:80分
  • 実施方法:ペーパーテスト方式(マークシート)
  • 合格基準:満点の65%以上

 ※試験問題は、全て日本語(漢字はルビ付)

ポイント

  • すぐに定員がいっぱいになってしまい、抽選になる会場もあるようですので、お早めに申し込む必要がありそうです。
  • 内定が決まっている企業から申し込むことも可能です。
  • 日本語以外の言語での、学習テキストもありますので、活用ください。
  • 日本以外で試験を受けたい場合、試験を実施している国・日程が限られているので、最新情報をチェックしてください。

②介護

試験の概要

⑴介護技能評価試験と⑵介護日本語評価試験があり、どちらも合格する必要があります。

⑴介護技能評価試験

  • 試験科目:学科試験40問 実技試験5問
  • 試験時間:60分
  • 実施方法:コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式
  • 合格基準:問題の総得点の60%以上

 

⑵介護日本語評価試験

  • 試験時間:30分(全15問)
  • 実施方法:コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式
  • 合格基準:問題の総得点の60%以上

ポイント

  • 日本以外で試験を受けたい場合、試験を実施している国・日程が限られているので、最新情報をチェックしてください。
  • 介護日本語評価試験という介護専門の日本語の試験にも合格する必要がありますので、要注意です。
  • 前提として、試験に合格しても、訪問介護等の利用者の居宅においてサービスを提供する業務には従事できませんので注意してください。

③農業

試験の概要

  • 試験区分:「耕種農業」と「畜産農業」の2区分から選択
  • 実施方法:コンピュータ・ベースド・テスティング(CBT)方式(注)又はペーパーテスト方式
  • 試験時間: 60 分、試験問題数は 70 問程度
  • 試験科目:学科、実技、日本語
  • 合格基準:全国農業会議所が定める判定基準点を超えること

ポイント

  • 従事する予定の業務に合わせて、試験区分を選択する必要があります。
  • 幅広い言語の学習用テキストが準備されています。海外でも試験が実施されていて、母国語で受験することもできるようですので、チャンスが広がってます。
  • 前提として、6か月以上継続して従業員を雇用した実績がないと、特定技能外国人を雇用できませんので、注意してください。

④宿泊

試験の概要

  • 試験科目:学科試験と実技試験
  • 学科試験:真偽法による30問
  • 実技試験:「フロント業務」「広報・企画業務」「接客業務」「レストランサービス業務」「安全衛生その他基礎知識」の5つのカテゴリーより、現場を想定した実際の対応能力を判定
  • 実施方法:タブレット端末を使用(令和5年度)
  • 合格基準:学科試験および実技試験それぞれの正答率が65%以上(令和5年度)

ポイント

  • 日本国内でも、試験を実施している日程が限られているので、最新情報をチェックしてください。
  • 2023年度第1回 宿泊業技能測定試験(国内)の合格率は、54.75%です。受験したら受かるものではないので、しっかり準備して臨みましょう。
  • ホテルの接客やレストランサービスに従事する場合、技術・人文知識・国際業務のビザでは働けません。特定技能のビザで従事させるようにしましょう。

⑤素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業

試験の概要

  • 試験区分:機械金属加工区分、電気電子機器組立て区分、金属表面処理区分
     ※3つの試験区分より、19の技能を選択
  • 試験時間:学科試験・実技試験あわせて80分間
  • 実施方法:コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式、ペーパーテスト方式試験
  • 合格基準:学科試験:65%以上、実技試験:60%以上

ポイント

  • 「素形材産業分野」「産業機械製造業分野」電気・電子情報関連産業分野」が1つに統合され、試験区分も変更になりました。従事する業務内容に応じて、適切な試験区分を選択しましょう。
  • 専門性の高い試験になっていますので、サンプル問題を参考にしっかり対策してください。
  • 日本以外で試験を受けたい場合、試験を実施しているか、最新情報をチェックしてください。

⑥建設

試験の概要

  • 試験区分:土木、建築、ライフライン・設備 の3区分
  • 試験科目:学科試験30問60分、実技試験20問40分
  • 出題形式:真偽法(○×)および2~4択式
  • 実施方法:CBT方式
  • 合格基準:合計点の65%以上

ポイント

  • 特定技能1号の業務区分の再編に伴い、試験区分も統合されました。従事する業務内容に応じて、適切な試験区分を選択しましょう。
  • 専門性の高い試験になっていますので、サンプル問題を参考にしっかり対策してください。
  • 日本語以外の言語での、学習テキストもありますので、活用ください。

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