介護施設・病院等における消防計画作成のポイント
福祉施設での火災
現在、福祉施設での火災事故が相次いでいます。長崎市、渋川市等で発生した福祉施設の火災では多くの死傷者が出ています。
多発する介護施設等での火災により介護施設や病院に対する消防の規制も厳しくなっているのが現状です。
痛ましい事故をおこさないためには、事前にしっかりと消防計画を定めておくことが重要です。
消防計画の作成はしていますか?
このような悲惨な事故を未然に防ぐために、きちんと実効性のある消防計画をたてておくことが大切です。 弊社では介護施設の方から下記のようなご相談をよくいただきます。
☑ 消防計画は提出したきりで、見直していない。
☑ 火災発生時に、従業員がどう動くべきか決めていない。
☑ 通所・入所者、患者の避難方法をどうすればよいのかわからない。
消防計画をきちんと提出していたとしても、施設の実態に伴っていなければ火災時には意味をなしません。
命を守るための消防計画を作成しませんか?
消防計画作成の重要なポイント
<火気管理>
弊社のサポート内容
◆消防計画の作成、提出/消防訓練の計画作成・実施・立会い等
現在のご状況をヒアリングの上、実態に即し、実行可能な消防計画をご提案します。
ご要望に応じて、施設を見学させていただき、より具体的なアドバイスをさせていただくことも可能です。
また、スプリンクラーや誘導灯の設備に不安を感じている場合には、提携業者の紹介も行っています。
必要事項を盛り込んだだけで、とても実行できないような消防計画を作るだけでは、従業員や入居者の命は守れません。実行可能な消防計画を作成し、火災に備えておくことで従業員・入居者が安心して過ごせる施設にしませんか?
よくある質問
通所・入所者、患者の避難について、どのようなことに気をつければよいですか?
どの階、どの部屋から避難誘導するのか、通所・入所者、患者の病状によって避難順序を決めておく必要があります。
また、階やエリアごとに避難誘導の担当者を定めておいてください。
避難場所を安全で適当な場所に定める必要があります。
1次避難場所を近くに設置することが必要なケースもあります。
避難の呼び掛け方法はどういったことを注意すればよいですか?
館内放送・各階ごとに指揮命令者を定めて指示する等が挙げられます。
避難経路の設定においての注意事項を教えてください。
階ごとに定めておき、従業員・通所・入所者、患者への周知を徹底してください。
また、避難場所として病院敷地内や近隣の場所等をあらかじめ定めておいてください。
院内の火気管理で気を付けるべきことはありますか?
喫煙室、病室等でのタバコの管理徹底等が挙げられます。
夜間に火災が発生した場合の対応はどうすればよいですか?
夜間は人手が手薄になりがちです。昼間とは別に、防火管理体制を整えておきましょう。
また、従業員の集まる場所に掲示しておくことも大切です。
階段以外の避難方法はどんなものがありますか?
避難はしご、救助袋、滑り台等があります。
設置が求められる避難器具の種類は、建物規模や用途によって異なります。
定期的な訓練時に、正しい使用方法を身に付けておきましょう。
入院患者について注意すべきことはありますか?
歩行困難者や症状の重い人は、ナースステーション近くの病室に入ってもらう等の対応があります。
また一時外出や外泊時には、患者不在が分かるような対処も必要です。
(ベッドにカードを掲げておく等)
最近の病院の消防計画はどんなものが多いですか?
近年は高層ビル化する病院や、高層ビルの1フロアに入居する病院が増えています。
そのため、避難誘導対策に重点を置いた計画が多いです。
出火元になりやすいのはどんな場所ですか?
どの場所でも出火の可能性はありますが、人目が届きにくいリネン室、倉庫、空室は特に施錠管理等注意しておく必要があります。
通所・入所者、患者の人員はどう管理しておくのが適切ですか?
今ある名簿に、災害時に必要な情報を加えておくと管理しやすいかと思います。
階、部屋ごとにわかれていると、利用しやすいです。
自主点検は行った方がよいですか?
日常の自主点検は、毎日行うことが消防庁より推奨されています。
階やエリアごとに担当を設けて定期的にチェックしてください。
定期巡回により不審物や火元の早期発見にもつながります。
今ある消防計画の見直しをお願いできますか?
はい。ご相談ください。
消防訓練の計画をたててもらえますか?
はい。訓練の計画の立案・立会いも対応させていただいています。