宗教法人設立

宗教法人とは

更新日:2024年11月23日


宗教法人とは、教義をひろめ、儀式行事を行い、及び信者を教化育成することを主たる目的とする「宗教団体」が都道府県知事もしくは文部科学大臣の認証を経て、法人格を取得したものです。

宗教法人の設立は株式会社設立などとは手続きが異なり、設立には最低でも3年はかかります。

その期間にしっかりとした準備と心づもりが必要となります。

宗教法人の認証は、「規則の認証」と言われています。

規則は、株式会社でいう定款に当たりますが、その規則の内容に沿って正しく運営できることがとても重要です。

最初に規則を作成し、その規則に準じた宗教活動を一定期間続けてから、本申請ができようになります。

宗教団体とは

宗教団体とは前述と同様で、宗教の教義をひろめ、儀式行事を行い、信者を教化育成することを主たる目的とする、礼拝の施設を備える団体団体のことです。

また、これを包括する教派、宗派、教団、教会、修道会、司教区その他これらに類する団体も宗教団体となります。

宗教法人の所轄庁は、当該宗教法人の所在地の都道府県知事になります。

ただし、以下の場合は文部科学大臣の所轄になります。

・他の都道府県に境内建物を備える宗教法人

・当該宗教法人を包括する宗教法人

・他の都道府県にある宗教法人を包括する宗教法人

宗教法人が新たに他の都道府県に境内建物を備えた場合、または備えなくなった場合には所轄庁が変更されます。

宗教法人の種類

宗教法人は、単立宗教法人と包括宗教法人があり、単立宗教法人は更に被包括宗教法人と単立宗教法人に分類されています。

単立宗教法人

神社、寺院、教会などのように礼拝の施設を備えるをもつ宗教法人
包括宗教法人宗派、教派、教団など神社、寺院、教会などを傘下に持つ宗教法人
被包括宗教法人単立宗教法人であり、包括宗教法人の傘下にある宗教法人
単立宗教法人単立宗教法人であり、包括宗教法人の傘下にない宗教法人

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