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履行保証金とは

資金移動業者は、「履行保証金」を保全しなければなりません。履行保証金には「未達債務の額」と「還付手続に関する費用の額(※)」が含まれます。未達債務とは、資金移動業者がお金を受け取ってから、そのお金を移動するまでのことをいいます。つまり、その額とは資金移動業者が顧客から預かっている金額のことになります。

例えば、未達債務の額が1500万円だった場合、保全すべき額は1575万円になります。この金額の事を、「要履行保証額」といいます。

しかし、保全すべき額は下限があります。最低要履行保証額は資金移動業の種別ごとに決まっていて、第二種だと1000万円になります。未達債務の額が500万円だとすると、要履行保証額は前述と同じ計算では525万円となりますが、実際には1000万円となります。

(※)還付手続に関する費用の額の計算方法
未達債務の額が1億円以下であるとき、未達債務の額×5%
未達債務の額が1億円超であるとき、(未達債務-1億円)×1%+500万円

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