補助金が下りない可能性も? 住宅省エネ2023キャンペーンの注意点
投稿日:2023年6月29日
「住宅省エネ2023キャンペーン」は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、
省エネ化を支援するための補助事業です。補助額は5万から最大200万まで幅広くあります!
弊社では、住宅省エネの申請代行を行っており、
その中で「工事写真に不備があって差し戻しになる」「補助金が下りない型番で発注してしまっている」
といった方をよく見かけます。
折角、補助金を申請しても、補助金が下りなかったり、減額したら非常に残念ですよね。
また、補助金の予算達成まで残り少ない支援事業もあるため、しっかり予算を確保していきましょう!
今回は補助金がしっかり受け取れるための注意点を紹介します!
①こどもエコすまい事業(新築・リフォーム共に申請可能)
- 予算に対する補助金申請額の割合 60%(R5.6.28時点)
【1】分離発注工事
エアコンを最近取り付けたけど、こどもエコ支援事業に申請していないという方はいませんか?
実は、他の対象工事と一緒にエアコンも申請できる可能性があります!
分離発注工事とは、複数の施工業者が工事を行った場合に、一緒に申請することを言います。
例えば、水回り工事は自社で行ったが、エアコン工事は他社で行った場合
分離発注工事を選択すれば、一緒に申請できる場合があります。
その際には分離発注の申請書や証明書等必要書類が別にあったりと、
対象の要件か判断する必要があるため、一度弊社にお申込みください。
【2】「バリアフリー改修」は1か所しか申請できません
こどもエコすまい事業には「バリアフリー改修」という任意工事があります。
注意点は、どれも1か所ずつしか申請できないことと、
工事前写真を撮り忘れると、写真免除はできないことです。
また、工事の基準が満たされていることがわかる写真である必要があります。
補助額は下記のようになっています。
手すりの設置・・・5,000円 /戸
段差解消・・・6,000円 /戸
廊下幅等の拡張・・・28,000円 /戸
衝撃緩和畳の設置・・・18,000円 /戸
②先進的窓リノベ事業(リフォームのみ申請可能)
- 予算に対する補助金申請額の割合 35%(R5.6.28時点)
【1】工事写真の免除ができなくなります
先進的窓リノベ事業の具体的な運用として、2023 年 6 月 1 日以降に契約する工事で、
工事前写真が提出できない工事箇所は、原則、本補助金の補助対象となりません。
また、こどもエコすまい支援事業、先進的窓リノベ事業ともに、過去に依頼書により提出免除
を受けている場合、補助対象とならないことがあるようですので、
できるだけ免除依頼書は使用しないように撮影を行いましょう。
【2】施工前写真の撮り方が重要
写真の提出はどの申請の際にも重要です。
特に施工前写真については工事を行ってしまったら、再撮影ができなくなります。
そのため、特に施工前写真には注意が必要です!
①カーテンや障子などで遮られて窓が見えないことがあります。
②窓は外部に接していることが要件のため、シャッターが閉まっている写真だと外が確認できません。
この場合、施工前写真としてはアウトになります。
室内窓ではないとわかる必要があるので、十分に注意しましょう。
③給湯省エネ事業(新築・リフォーム共に申請可能)
- 予算に対する補助金申請額の割合 10%(R5.6.28時点)
【1】こどもエコ支援事業の対象と、給湯省エネ事業の対象の給湯機があります
給湯機はすべて給湯省エネの対象になると思っていませんか?
実は、こどもエコ支援事業の対象になる給湯機があります。
こどもエコ 給湯省エネ
・エネファーム × 〇
・ハイブリッド給湯機 〇 〇
・エコキュート 〇 〇
・エコジョーズ 〇 ×
・エコフィール 〇 ×
【2】製品型番(型式)確認書類の写しは給湯機の種類で違う
給湯機の製品型番の確認書類は、その給湯機を申請するかで変わってきます!
それぞれ、確認される要件も違ってくるので、ぜひ弊社にお任せください。
・エネファーム →銘板ラベルの写真
・ハイブリッド給湯機 →銘板ラベルの写真
・エコキュート →保証書の写し
・エコジョーズ →納品書の写し
・エコフィール →納品書の写し