【高圧太陽光】FIP制度とは?
投稿日:2024年4月22日
こんにちは!
事業計画認定担当です。
最近、高圧太陽光設備の
新規認定のお問い合わせをいただく機会が多いです。
250kW以上の太陽光を新規で認定取得する場合には
FIP制度での認定取得になることをご存じでしょうか?
FIP制度とは
フィードインプレミアム(Feed-in Premium)の略称です。
固定価格で買い取られるFIP制度と異なり、
再エネ発電事業者が卸市場などで売電した際に
その売電価格に対して一定のプレミアムを上乗せすることで再エネ導入を促進する制度です。
一定規模以上の新規認定はFIP制度のみ認められます。
※既にFIT認定を受けている事業も、一定規模以上は事業者が希望した場合FIP制度に移行することも可能です。
FIT制度とFIP制度の違い
FIT制度(固定価格買取制度) | FIP制度(Feed-in Premium) | |
制度内容 | 電力会社が一定価格で 一定期間買い取ることを 国が約束する制度 | 再エネ発電事業者が卸市場などで売電した際に その売電価格に対して一定のプレミアム(補助額) を上乗せする制度 |
買取価格 | 調達価格(1kWあたりの単価) | 基準価格-参照価格= プレミアム単価 |
価格変動の 有無 | 価格が一定で、収入はいつも同一 | 補助額(プレミアム)が一定で、 収入は市場価格に連動 |
需要ピーク時(市場価格が高い)に 供給量を増やすインセンティブなし | 需要ピーク時(市場価格が高い時)に 蓄電池の活用などで供給量を増やすインセンティブあり ※プレミアムは参照価格に連動して1か月ごとに更新され、 また出力制御が発生するような時間帯の 電気供給には交付されない | |
計画値の 作成 | バランシング免除 | 「計画値」をつくり、実際の「実績値」と一致させることが 求められる。 ※計画値と実績値の差(インバランス)が出た場合に、 再エネ発電事業者はその差を埋めるための 費用を払わなければならない |
基準価格:再エネ電気が効率的に供給される場合に必要な費用の見込み額をベースに、
さまざまな事情を考慮してあらかじめ設定された基準価格(FIP価格)
参照価格:市場取引などによって発電事業者が期待できる収入分
①「卸電力市場」の価格に連動して算定された価格+②「非化石価値取引市場」の価格に連動して算定された価格-③バランシングコスト=参照価格(市場取引などの期待収入)
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