クラスⅠ医療機器一覧
平成29年4月1日時点
一般的名称 | 名称定義 |
体表面用超音波プローブカバー | 体表面で使用する場合、超音波プローブに装着し、体液又は汚れ等から保護するために用いるカバーをいう。超音波プローブ等に穿刺針の刺入方向をガイドするための器具を装着するために用いる機器(ブラケット)を含む。 |
MRI用グリッド | 磁気共鳴画像診断(MRI)ガイド下で生検を行う際の穿刺箇所の位置決め等に使用するグリッドをいう。 |
モータ付自動絞りX線診断装置用コリメータ | 自動制御式モーター付きシャッタシステムを備えたビーム成形・絞り装置をいう。シャッタを調整してX線ビームの形状をホルダー内のフィルムカセッテのサイズに合わせるように設計されている。コリメータアセンブリはX線管ハウジングアセンブリのビーム射出ポートに取り付けられる。一般に光線照準器を装備しており、これによりX線ビームと一致する明視野を患者の体に投影し、フィルムカセッテ上の中心にX線管を配置する。X線コリメータを使用することにより、画像の品質に及ぼす散乱放射線の影響を抑制し、標的としていない身体部分への放射線の到達を抑制又は排除することにより患者を保護する。 |
モータ付手動絞りX線診断装置用コリメータ | モーター付きシャッタ/長さ調整システムを備えたX線ビーム成形・絞り装置をいう。術者は照射を行う前にコリメータシャッタ又はコーンの長さを用手的に調整し、X線ビームのサイズと形状を使用するX線カセッテのサイズに合わせることが必要である。大半のモーター付コリメータアセンブリは光線照準器を装備している。X線コリメータを使用することにより、画像の品質に及ぼす散乱放射線の影響を抑制し、標的としていない身体部分への放射線の到達を抑制又は排除することにより患者を保護する。 |
モータなし手動絞りX線診断装置用コリメータ | モーター無しX線ビーム絞りをいう。アパチャサイズ/長さ/シャッタアセンブリを用手的に調整し、X線ビームのサイズを使用するX線カセッテのサイズに合わせることが必要である。 1対以上のシャッタを操作する手動コントロールの設計が含まれている。また、コーンやシリンダから射出されるビームのサイズと形状を術者が変更できるようにするための付属装置や延長装置の追加又は取り外しを必要とする設計も含まれている。 X線コリメータを使用することにより、画像の品質に及ぼす散乱放射線の影響を抑制し、標的としていない身体部分への放射線の到達を抑制又は排除することにより患者を保護する。 |
X線管支持床支持台 | 床支持台は、関連する機械式、電子式、又はソフトウェア式制御を備えたハードウェア組立品であり、診断用X線装置、治療用X線装置、又は放射線治療計画用位置決め装置として設計されているX線装置に付属するX線管装置の取り付け、保持、位置調整のために使用する構造を形成している。一般に可動式であり、一部の設計は放射線用カセット又は受像器組立品を保持し、その動きと位置をX線管の位置(C-アーム組立品など)に対して調整している。本群はX線装置の部品又は付属品と見なされる。X線画像診断用だけを対象とする。 |
一般的名称 | 名称定義 |
天井取付け式X線管支持器 | 診断用X線装置、治療用X線装置、又は放射線治療計画用位置決め装置として設計されているX線装置に付属するX線管装置の取り付け、保持、位置調整のために使用する構造を形成している天井取り付け式金具組立品、及び関連する機械式、電子式、又はソフトウェア式制御機能を有するものをいう。一部の設計は放射線用カセット又は受像器組立品を保持し、その動きと位置をX線管の位置(C-アームア組立品など)に対して調整している。本装置群はX線装置の部品又は付属品と見なされる。X線画像診断用だけを対象とする。 |
壁取付け式X線管支持器 | 診断用X線装置、治療用X線装置、又は放射線治療計画用位置決め装置として設計されているX線装置のX線管装置の取り付け、保持、位置調整のために使用する構造を形成している壁取り付け式金具組立品、及び関連する機械式、電子式、又はソフトウェア式制御機能を有するものをいう。一部の設計は放射線用カセット又は受像器アセンブリを保持し、その動きと位置をX線管の位置(C-アーム組立品など)に対して調整している。本装置群はX線装置の部品又は付属品と見なされる。X線画像診断用だけを対象とする。 |
汎用X線診断装置用非電動式患者台 | 固定体位式テーブルを備えた非電動式患者台又は空気圧による制御、磁気ロック、クランク、及びレバーなどの機械式のテーブル位置調整制御やテーブル高制御を備えた非電動式患者台をいう。汎用X線装置を必要とする一般/平面画像の撮影や特別な診断撮影の場合に患者の体位を調整・保持するよう設計されている。固定式又は可動式であり、X線減衰係数の低い放射線透過性材料で作られている。X線画像診断用だけを対象とする。 |
汎用X線診断装置用電動式患者台 | プログラム可能な電動式患者台は、テーブルの高さと位置を制御する電子式制御又はソフトウェア式制御機能を備えており、汎用X線装置を必要とする一般/平面画像の撮影や特別な診断撮影の場合に患者の位置決めをしたり、保持するよう設計されている。固定式又は可動式であり、X線減衰係数の低い放射線透過性材料で作られている。X線画像診断用だけを対象とする。 |
X線透視診断装置用非電動式患者台 | 固定体位式テーブルを備えた非電動式患者台又は空気圧による制御、磁気ロック、クランク、及びレバーなどの機械式のテーブルトップ位置調整制御やテーブル高制御を備えた非電動式患者台をいう。汎用X線透視装置を必要とする画像撮影又はインターベンションの場合に患者の位置決めをしたり、保持するよう設計されている。固定式、可動式、又は汎用X線装置の設計に組み込まれている場合がある。X線画像診断用だけを対象とする。 |
一般的名称 | 名称定義 |
X線透視診断装置用電動式患者台 | 汎用X線透視装置を必要とする画像撮影又はインターベンションの場合に患者の位置決め・保持するよう設計されており、X線ビームに対応してテーブルの位置、高さ又は移動を制御する電子式制御又はソフトウェア式制御機能を備えているプログラム可能な電動式患者台をいう。固定式、可動式、又は汎用X線透視装置の設計に組み込まれている場合がある。X線画像診断用だけを対象とする。 |
ベッドサイドX線診断装置用非電動式患者台 | ベッドサイドでX線撮影を実施する場合にX線用テーブルとして機能するマットレスを備えた一種の非電動式患者ベッドをいう。一般に重症者管理又は集中治療で使用され、固定体位式テーブルを備えている場合や、空気圧による制御、磁気ロック、クランク、及びレバーなどの機械式テーブル位置調整制御やテーブル高制御を備えている場合がある。X線減衰係数の低い放射線透過性材料で作られており、様々な画像撮影の場合にベッドサイドでのX線撮影とCアームの取り付けを容易にするための特殊な設計、開口部、及びマットレスを備えている。X線画像診断用だけを対象とする。 |
ベッドサイドX線診断装置用電動式患者台 | ベッドサイドでX線撮影を実施する場合にX線用テーブルとして機能するマットレスを備えた一種のプログラム可能な電動式患者ベッドをいう。一般に重症者管理又は集中治療で使用され、様々な画像撮影の場合にベッドサイドでのX線撮影とCアームの取り付けを容易にするための特殊な設計、開口部、及びマットレスを備えている。一部はベッドの高さと位置を制御するための電子式制御やソフトウェア式制御機能を備えており、一般に可動式である。ベッド上部とマットレスはX線減衰係数の低い放射線透過性材料で作られている。X線画像診断用だけを対象とする。 |
X線平面断層撮影装置用非電動式患者台 | 固定体位式テーブルを備えた非電動式患者台又は空気圧による制御、磁気ロック、クランク、及びレバーなどの機械式のテーブル位置調整制御やテーブル高制御を備えた非電子式患者台をいう。平面断層撮影検査の場合に患者の位置決めをしたり、保持するよう設計されている。固定式又は可動式であり、X線減衰係数の低い放射線透過性材料で作られている。 |
X線平面断層撮影装置用電動式患者台 | 平面断層撮影の場合、患者の位置決め・保持するよう設計されており、テーブルの高さと位置を制御する電子式制御又はソフトウェア式制御機能を備えているプログラム可能な電動式X線乳房撮影用患者台をいう。 固定式又は可動式であり、X線減衰係数の低い放射線透過性材料で作られている。 |
循環器X線診断装置用非電動式患者台 | 固定体位式テーブルを備えた非電動式患者台又は空気圧による制御、磁気ロック、クランク、及びレバーなどの機械式のテーブル位置調整制御やテーブル高制御を備えた非電動式患者台をいう。X線血管造影装置を必要とする心臓又は他の血管の検査又はインターベンションの場合に患者の位置決めをしたり、保持するよう設計されている。心臓及び心臓以外の処置(脳や腎臓の血管造影又は血管造影下でのインターベンションなど)で使用する様々な付属品を組み込むことができる。 |
循環器X線診断装置用電動式患者台 | X線ビームに対応してテーブルの位置、高さ又は移動を制御する電子式制御又はソフトウェア式制御機能を備えたプログラム可能な電動式患者台をいう。X線血管造影装置を必要とする心臓又は他の血管の検査又はインターベンションの場合に患者の位置決めをしたり、保持できるよう設計されている。心臓及び心臓以外の処置(脳や腎臓の血管造影又は血管造影下でのインターベンションなど)で使用する様々な付属品を組み込むことができる。固定式又は可動式の患者台がある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
乳房X線診断装置用非電動式患者台 | 固定体位式テーブルトップを備えた非電動式患者台又は空気圧によるコントロール、磁気ロック、クランク、及びレバーなどの機械式のテーブルトップ位置調整コントロールやテーブル高コントロールを備えた非電動式患者台をいう。乳房のX線検査の場合に患者の体位を調整・保持するよう設計されている。固定式又は可動式であり、X線減弱係数の低い放射線透過性材料で作られている。設計には、定位装置や他の体位固定具、フィルムホルダ、カセッテ、線量測定機器などの様々な付属品が組込まれている場合がある。 |
乳房X線診断装置用電動式患者台 | プログラム可能な電動式X線乳房撮影用患者台は、テーブルトップの高さと位置を制御する電子式制御又はソフトウェア式制御を備えており、乳房のX線検査の場合に患者の体位を調整・保定するよう設計されている。固定式又は可動式であり、X線減弱係数の低い放射線透過性材料で作られ、一般に乳房撮影用の特殊な開口部や取り付け金具を備えている。 |
X線蛍光増倍管装置 | X線蛍光増倍管は、X線像を光学像に変換し、さらに電子像に変換して、最終的にサイズを縮小した光輝度の光学像に戻す。 本品は4個の基礎的なサブシステムを備えた大型の真空ガラス容器で構成される。 サブシステムは、インプット蛍光体/蛍光X線スクリーン、光電陰極、電界集束レンズ、加速陽極、アウトプット蛍光体/蛍光X線スクリーンである。 本群には、シングル、デュアル、トリプルフィールド増倍管の設計が含まれる。 本品はシネカメラ、テレビカメラ、スポットフィルムカメラが取り込むことが可能な十分に小さな画像を出力するため、主にX線透視装置、血管造影、蛍光像シネX線、及びデジタルX線で使用される。 |
X線用テレビ装置 | X線蛍光増倍管のアウトプット蛍光体から出力される画像を取り込む目的で設計されているテレビカメラをいう。撮像素子及び電子回路などで構成され、光学像をアナログ信号又はデジタル信号などに変換する。主に汎用X線透視診断装置、循環器用透視診断装置で使用する。 |
X線透視画像記録用フォトスポットカメラ | X線透視装置の蛍光増倍管のアウトプット蛍光体から感光性フィルムに画像を直接撮影する目的で設計されている写真カメラ及び取り付け/支持構造物及びフィルムマガジンをいう。大半のフォトスポットカメラは、ごく短い間隔でフィルムのコマ送りをしながら一定数の画像を連続的に撮影することができる。一般に70、90、又は105 mmのフィルムを使用する。 |
蛍光像シネ撮影X線透視画像記録装置 | 蛍光像映画(CINE)撮影機械は、映画フィルム(一般に16 mm又は35 mmフィルム)又は他の媒体に連続X線透視画像を記録する目的で設計された映画又はビデオカメラを使用するX線透視装置のサブシステムである。蛍光像映画撮影装置はX線透視装置の一部であり、蛍光像映画撮影機械(映画カメラ又はビデオカメラ)、光学機械装置、フィルム、現像処理機と映写機、電気機械制御のビデオディスプレイソフトウェアで構成される。 |
X線間接撮影用カメラ | X線によって蛍光板面上に発生した被写体の蛍光像をミラー及びレンズを用いて間接撮影用フィルム面上に縮小撮影する装置をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
X線平面検出器 | 平面状のX線入射面をもち、人体を透過したX線を検出して電気信号に変換する機能を有するX線検出器をいう。入射するX線は、蛍光体又は光導電体によって吸収され、画素毎に内部で電気信号に変換された後、順次外部にデジタル形式で出力される。電子管方式の検出器に比べて小型であり、平面状の入射面をもつことを特徴とする。 |
液晶サーモグラフィシート | 様々な状態や病状を診断及び評価する目的で体表温度分布の画像又はグラフを生成、表示及び分析する非電動式装置をいう。コレステリック液晶をベースにした材料を用いたシートが、体の周囲に配置された毛布、枕、マットレスなどの物体の外層に埋め込まれている。この物体は、コレステリック液晶含有材料と接触している身体部分の表面温度の変動に伴って色が変化し、この色の変動が肉眼的評価又はソフトウェアベースの定量法で分析される。 |
自動X線フィルムチェンジャ | 自動X線フィルムチェンジャは一般に診断用X線装置のコンポーネントの1つである。カセッテ、1枚のX線フィルム、又は特定サイズのフィルムロールを供給用マガジンから、露光が行われる1対の増感スクリーンの間に送り、その後レシービングビンへ送るよう設計されている。電動機械又はソフトウェアにより制御されている場合がある。シートフィルム又はロールフィルムの自動チェンジャの典型的な主要コンポーネントには、カセッテホルダー、取り付け用スタンド、コントロールパネル、チェンジメカニズム、供給マガジン、レシービングマガジン、コントロール、プログラムセレクタなどのコンポーネントが含まれる。 |
ブッキー装置 | 診断用X線撮影時に、グリッドを用いX線被写体(患者)から発生する散乱X線を効果的に吸収し、さらにグリッドを移動することにより、その縞目を除去し画質を向上させる装置をいう。本体ケース、グリッド、グリッド移動機構及びカセッテトレーから構成される。 |
モータ付画像診断用観察装置 | X線、磁気共鳴(MR)、CT、超音波などの様々な方法で撮影して放射線写真フィルムに記録した医学画像を保持、検索、投光し、直接観察できるようにした電気機械式及び/又はソフトウェア制御式のモータ付装置をいう。写真観察装置とも称されるモータ付観察装置は、一般に固定式又はポータブル式で、床やテーブルトップに配置するユニットで、フィルムマガジンに連結したモータ付パネルセットで構成されている。所定のコントロール操作することにより、事前に装填しておいたフィルムを自動的に検索して表示させる。明るく均質な照明を備え、観察中に所定の位置にフィルムを配置するための付属器具が付いている。 |
モータなし画像診断用観察装置 | フィルムに記録したX線、磁気共鳴(MR)、CT、超音波、又は核医学などの医療用画像を保持、固定して投光するモータなしの装置をいう。モータなしの簡単な構造で、壁やテーブルに配置する。明るく均質な照明を備え、観察面には多数のフィルムを保持する(フィルムクリップ)器具が備わっている。 |
一般的名称 | 名称定義 |
デンシトメータ付画像診断用観察装置 | X線フィルムに記録された医療画像を読取り、フィルム濃度情報を分析する装置をいう。本装置はフィルム搬送系、安定化光源、CCDセンサー等の光学系及び光電変換センサから構成される。骨の濃淡情報をフィルム上から読取り、部分的な骨密度を測定することが可能となる。 |
暗室自動X線フィルム現像装置 | 暗室環境でX線フィルム又は放射線写真フィルムのカセッテからの取り外しと現像装置への搭載を用手的に行うことが必要な自動フィルム現像装置をいう。フィルム現像行程において、フィルムの挿入以外の作業を要することなく、X線フィルム又は放射線写真フィルムを各現像用溶液に送るために設計されている。一般にフィルム搬送、温度、循環、補充、乾燥、電気コントロールの6つのメインサブシステムで構成されている。 |
明室自動X線フィルム現像装置 | 暗室の必要性を排除するために設計された明室現像装置をいう。本自動現像装置は、X線フィルム又は放射線写真フィルム用であり、未使用フィルムをカセッテに自動的に装填し、撮影済みのフィルムを装置の自動フィルム現像処理部に送り込む。フィルム搬送、温度、循環、補充、乾燥、電気コントロールの6つのメインサブシステムに加え、カセッテローダーとアンローダーで構成されている。一般に床設置型又はデスクトップ型の設計である。 |
自動シネフィルムX線フィルム現像装置 | 蛍光増倍管の蛍光体の出力を連続X線透視画像として映画用フォーマットで記録する映画用カメラの使用に必要なX線透視検査(透視映画撮影法)用16mm又は35mmフィルムロールに対する自動写真フィルム現像装置をいう。 シネフィルム現像装置とも称される。 |
歯科用自動現像装置 | 歯科用X線フィルムを自動現像する装置をいう。手動式を除く。 |
マルチフォーマット画像診断用カメラ | 一般にレーザースキャンニング技術を使用したカメラベースの画像装置をいう。CT、MRI、PET、ガンマカメラ、超音波などの画像診断システムを使用して生成されたデジタル画像を取り込み、取り込んだデジタル画像をフィルム上に様々な画像フォーマットで再生するために使用する。通常、1枚のフィルム上に録画する画像数を操作者が指定するための機能を備えている(マルチフォーマッティング)。通常、1枚のフィルム上に録画する画像数は、1画像から2の倍数で128画像まで設定することが可能である。 |
画像診断用イメージャ | 画像診断用イメージャでは、CTやMRI、超音波、CRなどのデジタル画像信号を取り込み、取込んだ画像を画像記録用フィルム上で再生するために使用する。書き込む方式として、レーザー光を用いてフィルム上に書き込む方式のものや、サーマルヘッド方式のものがある。イメージャは、一般に画像信号処理部、レーザー走査部及びフィルム現像処理部などで構成されている。取込んだ画像情報は、1枚のフィルム上に複数枚記録することが可能である。 |
X線被曝低減装置 | 例えば、パルス透視などX線被曝低減を目的としたX線制御機能をいう。X線制御装置に付加される補助機能として構成される。 |
一般的名称 | 名称定義 |
X線自動露出制御器 | 自動露出制御器は、診断用X線装置のソフトウェア制御式又は電子制御式サブシステムであり、検査中の身体部分を通過するX線ビームを自動的に監視し、必要とする濃度の放射線画像を得るに十分な量の放射線が到達すると照射を終了する。 |
頭頸部画像診断・放射線治療用患者体位固定具 | 枠や板などの固定式又は調節可能な位置決め装置で構成され、画像診断及び歯科用X線撮影の場合に患者の頭部、頸部、及び頸椎を適切に位置決め、固定する目的で特別に設計された装置をいう。画像支援下での手術、インターベンショナル法、又は放射線治療の場合で、連続的画像検査又は連続的放射線治療で容易に再現性のある位置決めをすることが必要なときに使用する。 |
胸部画像診断・放射線治療用患者体位固定具 | 画像診断、画像支援下での手術、インターベンショナル法、又は放射線治療の場合に女性患者の乳房と胸部を適切に位置決め、固定する目的で特別に設計された装置をいう。本品は、枠又は板状である場合があり、連続的画像検査又は連続的放射線治療で容易に再現性のある位置決めをするために使用する。X線画像診断用だけを対象とする。 |
四肢画像診断・放射線治療用患者体位固定具 | 画像診断、画像支援下での手術、インターベンショナル法、又は放射線治療の場合に患者の腕と足を適切に位置決め、固定する目的で特別に設計された装置をいう。本品は、枠又は板状である場合があり、連続的画像検査又は連続的放射線治療で容易に再現性のある位置決めをするためにも使用する。X線画像診断用だけを対象とする。 |
骨盤画像診断・放射線治療用患者体位固定具 | 画像診断、画像支援下での手術、インターベンショナル法、又は放射線治療の場合に患者の腹部及び骨盤部を適切に位置決め、固定する目的で特別に設計された枠、板などの装置をいう。連続的画像検査又は連続的放射線治療で容易に再現性のある位置決めをするためにも使用する。X線画像診断用だけを対象とする。 |
全身画像診断・放射線治療用患者体位固定具 | 画像診断、画像支援下での手術、インターベンショナル法、又は放射線治療の場合に全身を適切に位置決め、固定する目的で特別に設計された固定式又は調節可能な部品(枠、板など)から構成される装置をいう。連続的画像検査又は連続的放射線治療で容易に再現性のある位置決めをするためにも用いられる。X線画像診断用だけを対象とする。 |
X線装置用蛍光板 | X線装置用蛍光板はX線透視装置のコンポーネントの1つで、観察者がリアルタイムで患者のX線画像を直接観察できる装置で使用される。X線増感紙と類似しており、増感紙と同様、裏装材(厚紙、プラスチック、又は金属)、二酸化チタンなどの反射層材料、蛍光体の活性層(タングステン酸カルシウム、硫酸バリウム、又は希土類材料)と保護層で構成されている。画像を形成するために発せられる光は、人間の目で認識できる波長でなければならない。 |
一般的名称 | 名称定義 |
光輝尽性蛍光板 | X線エネルギーを蓄え、レーザ光を当てると蓄えたエネルギーに相当する蛍光を発光する蛍光板をいう。一部の光輝尽性蛍光板にはカセッテを組み合わせたものもある。通常、コンピューテッドラジオグラフ、光輝尽性蛍光板用カセッテと併用する。 |
X線増感紙 | 一般にX線画像診断で使用されるX線フィルムカセッテのコンポーネントの1つと見なされる装置をいう。 乳剤X線フィルムと共に使用する。 裏装材(厚紙、プラスチック、又は金属)、二酸化チタンなどの材料で作られた反射層、蛍光体(タングステン酸カルシウム、硫酸バリウム、又は希土類)で作られた活性層、及び静電気を防止し清掃できるようにするための保護層(一般にプラスチックコーティング)で構成されている。 患者の被曝線量を減少させ、露出時間を短縮し、動きによるアーチファクトがフィルム画像に生じることを減少させるために使用する。 |
手動式X線フィルムカセッテ | 医用画像撮影の場合、画像診断装置、フィルムフォーマット、又はフィルム現像装置への移動や挿入で室内灯に露光しないようにX線フィルムを遮蔽するために使用する用具をいう。一般に特定の画像装置や画像フォーマッティングユニットと使用するよう設計されており、金属又はプラスチック製ハウジングと金属又はプラスチック製着脱式インサートで構成されている。一部のX線用カセッテではX線用グリッド及び/又はX線増感紙がカセッテに組み込まれている。 |
自動フィルム交換X線フィルムカセッテ | 自動X線フィルムチェンジャで使用しフィルムチェンジャの一部として機能するよう設計されているX線フィルムカセッテをいう。カセッテは、所定の暗室条件下でX線フィルムを装填し、フィルムチェンジャのローディングマガジンに取り付ける。露光後も、術者が最終処理のために取り外すまでは、マガジン内に入れたままにされる。 |
光輝尽性蛍光板用カセッテ | X線撮影などに用いる光輝尽性蛍光板用のカセッテをいう。通常、コンピューテッドラジオグラフ、光輝尽性蛍光板と併用する。 |
X線用グリッド | 平面X線画像や乳房撮影などの診断用X線撮影で使用する静止又は運動(往復又は回転)グリッドをいう。一般に、アルミニウム又はX線透過性有機化合物で満たされたX線透過性のスペーサ(中間物質)で仕切られた鉛はく片を収めたハウジング(箱)で構成されている。X線写真撮影用グリッドは、X線被写体(患者)とX線フィルムの間に配置して使用され、散乱X線を吸収し、アーチファクトを減少させ、X線フィルムに達する前に二次X線を吸収することによりX線画像のコントラストを改善する。X線装置の構成機器の一部や放射線用カセッテの一部とし取り付けられる場合や壁面に取り付けられる場合がある。 |
静止X線用グリッド | 平面X線画像や乳房撮影などの診断用X線撮影で使用するX線装置のコンポーネントの一つをいう。一般に、X線透過性のスペーサ(中間物質)で仕切られた鉛はく片を収めたハウジング(箱)で構成されている。これらのスペーサ(中間物質)は、アルミニウム又はX線透過性の有機化合物で満されている。X線写真撮影用グリッドは、X線被写体(患者)とX線フィルムの間に配置して使用され、散乱X線を吸収し、アーチファクトを減少させ、X線画像のコントラストを改善するために使用される。一般に、直線グリッドとクロスグリッドの2つのパターンがある。大部分は集束線と称される空間内の一つの線に焦点を合わせるが、焦点距離と称される可変領域内で使用することもできる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
運動X線用グリッド | 診断用X線撮影で使用するX線装置のコンポーネントの一つをいう。運動グリッドは、1回のX線照射又は連続的な照射中に直線的又は往復運動で自動的に前後に移動するよう設計されている。 一般に、X線透過性のスペーサ(中間物質)で仕切られた鉛はく片で構成されている。散乱X線を吸収し、アーチファクトを減少させ、X線画像のコントラストを改善するために使用される。 設計によっては、1回のX線照射の間に1又は2方向に動く。 グリッドが一旦止まって方向を変える時点でX線照射が調整される。 X線照射の調整により、鉛片で生じた陰影を消し、露光した診断用X線フィルムに生じるグリッドラインを取り除く。 |
回転X線用グリッド | 診断用X線撮影で使用するX線装置のコンポーネントの一つをいう。 回転X線用グリッドは主に連続撮影で使用される。 一連のX線照射の間に自動的かつ連続的に回転するよう設計されている。 この連続した回転運動により、鉛片で生じた陰影が消される。 散乱X線を吸収し、アーチファクトを減少させ、X線画像のコントラストを改善するために使用される。 X線透過性スペーサ(中間物質)で仕切られた鉛はく片から成る丸い直線グリッド構造で構成され、一連のX線照射の間に約600 rpmの角速度で連続的に回転する。 |
歯科用X線ビームアラインメント装置 | 歯科用X線フィルムを支持及び配置するために使用する機械的器具をいう。歯科X線画像撮影の場合に配置された歯科X線フィルムに対してX線管を適切に物理的に位置合わせするためのガイドとして使用する。設計によっては、口腔内又は口腔外歯科X線装置のガイドとして使用することができる。 |
歯科用デジタル式X線センサ | 歯科一般用X線撮影装置と組み合わせて用いる、口腔内で使用すデジタル式歯科用エックス線センサをいう。ただし、センサ駆動回路又は信号処理回路を含むもの、並びに能動型医療機器に接続して使用するものを除く。 |
スクリーン型医用X線・画像診断用フィルム | 医用画像用に設計されているX線フィルムをいう。主に増感紙や他の可視光源から発せられた光の波長に対して感受性が高い。酢酸セルロース、ポリエステル樹脂、又は他の適切な材料から作られた透明なフィルムベースの片面(片面乳剤フィルム)又は両面(両面乳剤フィルム)に光線とX線に感受性を有する粒子で構成される感光乳剤を塗ったシートである。X線画像装置での使用に限定されず、核医学や超音波など、画像の出力にI.I.やマトリックスフォーマットを使用した様々な画像診断法で使用される。 |
ノンスクリーン型医用X線・画像診断用フィルム | 医用画像用に設計されているノンスクリーン型X線フィルムをいう。 ノンスクリーン型フィルムは、X線に直接露光させるように設計されており、増感紙から発せられた可視光への感受性は比較的低い。 酢酸セルロース、ポリエステル樹脂、又は他の適切な材料から作られた透明なフィルムベースの片面(片面乳剤フィルム)又は両面(両面乳剤フィルム)に光線とX線に感受性を有する粒子で構成される感光乳剤を塗ったシートである。 |
一般的名称 | 名称定義 |
画像診断用シネフィルム | 医科又は歯科画像診断に用いるため特別に設計された各種サイズ(16mm、35mm等)の映画又はムービーフィルムをいう。医用画像診断では、この種のフィルムをシネフィルムということが多い。 |
画像診断用非自己現像フィルム | 医科又は歯科画像診断に用いるため特別に設計されたフィルム(70mm、90mm、100mm、105mmなど)のシート又はロールをいう。この種のフィルムは、フィルムに保存された画像を現像するために写真現像機を使用する必要がある。 |
画像診断用自己現像フィルム | 専用のカメラに用いるため、また特に、得られた結果が状況を正確に反映するかどうかを確認することが有用である場合に、医科又は歯科画像診断に用いるため特別に設計された自己現像式の写真フィルム(インスタント、ポラロイド等)をいう。 |
スクリーン型歯科画像診断用X線フィルム | 特に歯科X線装置で使用するためにサイズを定めて設計したスクリーン型X線フィルムをいう。スクリーン型フィルムは、主に増感紙から発せられた光線の波長に高い感受性を示すように設計されている。酢酸セルロース、ポリエステル樹脂、又は他の適切な材料から作られた透明なフィルムベースの片面(片面乳剤フィルム)又は両面(両面乳剤フィルム)に光線とX線に感受性を有する粒子で構成される感光乳剤を塗ったシートである。 |
ノンスクリーン型歯科画像診断用X線フィルム | 特に歯科X線装置で使用するためにサイズを定めて設計したノンスクリーン型X線フィルムをいう。ノンスクリーン型フィルムは、X線に直接露出させるように設計されており、増感紙から発せられた可視光への感光性は比較的弱い。酢酸セルロース、ポリエステル樹脂、又は他の適切な材料から作られた透明なフィルムベースの片面(片面乳剤フィルム)又は両面(両面乳剤フィルム)に光線とX線に感受性を有する粒子で構成される感光乳剤を塗ったシートである。 |
放射線防護用前掛 | 患者、術者、又は他の人員の体の一部を医療又は歯科における放射線被曝から保護するための標準長又は半分の長さの前掛状の衣類をいう。頸部及び甲状腺を保護するための固定式又は脱着式の衿を備えている場合がある。本品は一般に薄い1枚の鉛又は鉛と同等の材料を覆う耐液体性の外部カバーで構成される。中性子を減衰する場合は、水素性材料で作られており、ベータ/ガンマ混合放射線野で使用する場合は、水素性材料と鉛同等材料の双方の層で作られていることがある。 |
放射線防護用胸部前掛 | 診断や治療のための医科/歯科処置における不必要な放射線被曝から患者、術者、又は他の人員の胸部を保護するために使用する個人用の保護装置をいう。頸部及び甲状腺を保護するための固定式又は脱着式の衿を備えている場合がある。一般に診断用のX線や核医学で使用する前掛は、薄い1枚の鉛又は鉛と同等の材料を覆う耐液体性の外部カバーで構成される。中性子を減衰するために使用する前掛は、水素性材料で作られており、ベータ/ガンマ混合放射線野で使用する前掛は、水素性材料と鉛同等材料の双方の層で作られていることがある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
放射線防護用手袋 | 術者や他の要員の手の全体を診断及び治療措置に関連した一次放射線や散乱放射線による不必要な被曝から保護するために使用する個人用の保護装置をいう。それぞれの指が個々に保護される。一般に診断用のX線や核医学で使用する手袋は、薄い1枚の鉛又は鉛と同等の材料を覆う耐液体性の外部カバーで構成される。本手袋は、指及び手の裏表へ達する全方向からの放射線を防御している。一部の手袋は液状の放射性物質や体液から保護するための追加的な物理的障壁を有している。 |
放射線防護用ミトン | 術者や他の要員の手を診断及び治療措置に関連した一次放射線や散乱放射線による不必要な被曝から保護するために使用する個人用の保護装置をいう。時にミットと称されるミトンは、親指と他の指を別々又は一緒に保護する。一般に診断用のX線や核医学で使用する手袋は、薄い1枚の鉛又は鉛と同等の材料を覆う耐液体性の外部カバーで構成される。 |
放射線防護用局所手防護具 | 診断及び治療措置に関連した一次放射線や散乱放射線による不必要な被曝から手や指の一部分を保護するために使用するストラップ付きの平らなパッド又は部分手袋をいう。本防護具は手の平だけを保護するように設計されている場合や手や指の甲だけを保護するよう設計されている場合がある。一般に薄い1枚の鉛又は鉛と同等の材料を覆う耐液体性の外部カバーで構成され、診断用又は外科用手袋の上に着用する。 |
放射線防護用ゴーグル | 診断や治療のための医科/歯科処置に伴う一次放射線や散乱放射線による不必要な被曝から術者や他の人員の眼を保護するために使用する個人用防護装置をいう。一般に、ガラスやプラスチックなどの鉛と同等の材料から作られたレンズ、サイドシールド、トップシールド、ボトムシールドを備えた単一のユニットで構成されるゴーグルとして設計される。レンズとシールドは液状の放射性物質から保護するための物理的障壁ともなっている。ゴーグルのレンズには、非矯正(非処方)レンズと個人の視力に合わせた視力矯正(処方)レンズがある。 |
放射線防護用患者向け眼鏡 | 患者の眼を覆って、診断及び治療措置に関連した一次放射線や散乱放射線による不必要な被曝から眼を保護するために使用する個人用の保護装置をいう。防護眼鏡には様々な形状があり、光子を減弱する場合は鉛ガラス、鉛、又はタングステンで作られ、中性子を減弱する場合は水素性材料で作られている。 |
放射線防護用顔面防護具 | 診断や治療のための医科/歯科処置に伴う一次放射線や散乱放射線による不必要な被曝から医療関係者や他の人員の顔面や眼を保護するために使用する透明又は不透明な個人用防護装置をいう。本品は一般にガラスやプラスチックなどの鉛と同等の材料から作られ、個人用メガネの上から着用できる。液状の放射性物質から保護する役割も果たす。バイザー又はマスクと称される場合もある。 |
放射線防護用術者向け眼鏡 | 診断や治療のための医科/歯科処置に伴う一次放射線や散乱放射線による不必要な被曝から術者や他の人員の眼を保護するために使用する個人用防護装置をいう。眼鏡は一般にガラスやプラスチックなどの鉛と同等の材料から作られたレンズ付きフレームとサイドシールドで構成されている。レンズとシールドは液状の放射性物質から保護するための物理的障壁ともなっている。非矯正(非処方)眼鏡と視力矯正用(処方)眼鏡がある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
放射線防護用生殖腺防護具 | 診断用医科又は歯科処置による不必要な放射線被曝から放射線を減衰させることにより患者、操作者等の生殖腺を遮蔽することを目的とした個人用防護装置をいう。1.生殖腺に適合するように解剖学的に設計されたもの、2.身体に直接装着するもの、3. 多関節アームにより壁又は放射線放出装置に設置するもの等様々なものがある。男性生殖腺及び女性生殖腺防護具は、通常、鉛又は鉛と同等の物質を使用している。 |
放射線防護用掛布 | 診断や治療のための医科/歯科処置における不必要な放射線被曝から患者、術者、又は他の人員の体の特定部分を保護するために使用する個人用の保護装置をいう。一般に診断用のX線や核医学で使用する掛布は、薄い1枚の鉛又は鉛と同等の材料を覆う耐液体性の外部カバーで構成される。中性子を減衰するための掛布は、鉛の代わりに水素性材料で構成されている。ベータ/ガンマ混合放射線野で使用する掛布は、水素性材料と鉛同等材料の双方の層で作られていることがある。 |
放射線防護用カラー | 診断や治療のための医科/歯科処置における不必要な放射線被曝から患者、術者、又は他の人員の頸部又は甲状腺を保護するために使用する個人用の保護装置をいう。単独で使用できる場合や、前掛や胸当てと共に使用する付属品として設計されている場合がある。X線や核医学で使用するカラーは、薄い1枚の鉛又は鉛と同等の材料を覆う耐液体性の外部カバーで構成される。中性子を減衰するために使用するカラーは、鉛ではなく水素性材料で作られており、ベータ/ガンマ混合放射線野で使用するカラーは、水素性材料と鉛同等材料の双方の層で作られていることがある。 |
放射線防護用甲状腺防護具 | 診断用医薬品又は歯科処置による不必要な放射線被曝から患者、操作者等の甲状腺を遮蔽するために特別に設計された放射線防護装置 をいう。本品により甲状腺と一次放射線源又は散乱放射線源との間に減衰バリアが生じる。喉の甲状腺領域を遮蔽するために調節可能な多関節アームにより壁、天井又は放射線放出装置に設置する構造的甲状腺防護具もある。さらに柔軟性があり甲状腺に適合するものもある。通常、鉛薄板を囲む流体抵抗性外部被覆からなる。 |
放射線防護用固定式バリア | 一次放射線源又は散乱放射線源からの放射線放出を遮断又は減衰させることを目的とした構造的バリアを形成する永久的に据え付ける器具をいう。通常、診断用又は治療用放射線放出機器などから放出される放射線による不必要な被曝から患者を保護するために用いる中実又は透明のバリアを備えている。放射性物質の投与又は放射線源の設置を必要とする診断又は治療を受けている患者を保護するために用いる場合もある。本品は床、壁、天井又は医療機器に永久的に取り付けるか、可動域の制限された関節構造体に取り付けることができる。 |
放射線防護用帽子 | 診断や治療のための医科処置に伴う一次放射線や散乱放射線による不必要な被曝から術者や他の人員の頭部を保護するために使用する個人用防護装置をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
放射線防護用移動式バリア | 医学的診断又は治療及び歯科処置に用いた放射線による不必要な被曝から術者等を保護することを目的とした自立型の移動式バリアをいう。本品により人と一次放射線源又は散乱放射線源との間に物理的な放射線減衰バリアが生じる。大半は内部を目視することができるように透明な鉛ガラス製又はプラスチック製の挿入部がある。使用する材料は減衰させる放射線の種類に応じて異なる。たとえば、診断用X線及び核医学に用いるものは鉛又は鉛と同等の物質を使用している。中性子を減衰させるのに用いるものは鉛ではなく水素性材料を使用している。 |
放射線防護用カーテン | 患者から放出される放射線又は医学的処置又は歯科処置に用いた放射線による不必要な被曝から術者等を保護することを目的とした柔軟な放射線防護用具をいう。本品は人と一次放射線源又は散乱放射線源との間に設置する柔軟な放射線遮断・減衰バリアである。天井、壁、放射線放出装置又は他の放射線遮蔽に取り付けたロッド又はトラックから吊るすように設計されている。通常、柔軟な鉛又は鉛と同等の物質で作られた薄いシートを囲む耐液体性の外装からなる。 |
胸部X線間接撮影用防護箱 | 胸部X線間接撮影で、操作者に対する患者からの散乱線及びX線源装置からの漏えい放射線を遮蔽するために、X線源装置、ミラーカメラの入射面及びその間に位置する患者を囲む防護箱をいう。 |
熱ルミネセンス線量計用コンパクト電位計 | 熱ルミネセンス線量計(TLD)ブリックが取り込んだ放射線の吸収量を読み取るために使用する独立型の外部検出装置をいう。TLDブリックはファントムや、眼等の放射線感受性の高い臓器の一部に対して放出された放射線の量(線量)を測定するために用いる。本品は通常、コンパクトな装置に組み込まれた検出器、電位計、キャリブレータ等ひとつ又は複数のユニットからなる。 |
水銀毛細管体温計 | 患者の体温を測定するために使用する測定装置をいう。本品はガラス製の細い中空管であり、上部と下部が密封され、基部にあるバルブに水銀が充填されている。毛細管原理に基づいて機能し、記録された熱によって目盛付きカラムに充填された媒体が比例的に膨張する。 |
アルコール毛細管体温計 | 患者の体温を測定するために使用する測定装置をいう。本品はガラス製の細い中空管であり、上部と下部が密封され、基部にあるバルブに有色アルコールが充填されている。毛細管原理に基づいて機能し、記録された熱によって目盛付きカラムに充填された媒体が比例的に膨張する。 |
色調表示式体温計 | 患者の体温を測定するために使用する測定装置をいう。本品は、プラスチック又は金属ストリップの先端に密封されており、記録された体温に従って色調が変化する感熱化学セル(ドット)のアレーを利用することによって測定を行う。 |
再使用可能な体温計プローブ | 体温計に接続し、体温測定のため、通常身体の開口部に挿入したり、体表面に配置する器具をいう。本品は、一時的な使用、及び咽頭までの口腔、鼓膜までの外耳道または鼻腔のみでの短期的使用を意図しており、洗浄して再使用することができる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
温度センサ変換アダプタ | 熱電対入力信号をサーミスタ温度計の入力信号に変換するアダプタをいう。 |
アネロイド式血圧計 | 腕周に巻きつける加圧可能のカフ、カフ内の空気圧を調節する弁、アネロイド式圧力計から構成される機器をいう。 |
水銀柱式血圧計 | 動脈血圧の間接的(非観血的)測定に用いる装置をいう。腕に巻き付ける膨張式のカフ、カフ及び圧力計内の圧力を調節するバルブから構成される。 |
単回使用静脈ライン用マノメータ | 輸液ラインに接続して水マノメータ法によって静脈圧を測定する滅菌済みのプラスチック製圧棒をいう。本品は単回使用である。 |
機械式聴診器 | 心臓及び肺の音を聴くために用いる機械式の聴取装置をいう。通常、リスニングヘッドに膜があり、この膜が分岐Y字型チューブによってイヤーオリーブ(ユーザの耳に挿入する)を備えたヘッドギアに接続されている。通常、以下の2つの形式がある:1.臨床・病棟活動に用いる汎用聴診器。2.心臓専門医が使用する強化聴診器。 |
胎児用聴診器 | 胎児の心音を聴くために用いる機械式の聴取装置をいう。通常、中空管型(トランペット型)をしており、胎児心音を気導によって内部チャンネルを経て伝達する。 |
食道聴診器 | 機械式聴診器の1種で、心音及び肺音を聴くため患者の食道に挿入できるよう設計されているものをいう。 |
打診器 | ハンドル、軸及びヘッドからなる金属製(通常、ステンレス製)又は木製の器具をいう。反射を検査するため身体に力を伝達するために用いる。ハンドルは手のひらに適合するように設計され、通常、丸く軸に向かって先細になり、この軸の先端にヘッドがある。打診槌のヘッドは様々な形状のものがある。衝撃を吸収するために片端又は両端をゴム又はプラスチックの様々な形状の物質に取り付けるハンマーヘッドもある。ヘッド全体がゴム又はプラスチック製のものもある。本品は神経学的検査に用いる。 |
電動式打診器 | ピストンヘッドにロック・リリース用バネ止めをもつバネ式打診槌をいう。反射を検査するため身体に測定した力を伝達するために用いる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
プロス切替弁 | 心臓に当てた聴診器、血圧測定用カフ及びイヤピースの間に設置した三方向切替弁をいう。他の音を排除し、 1つの音(心拍又は血圧)を聞くことができる。 |
電動式胸部打診つち | 肺の粘液貯留の除去を支援して気管支の排液を改善するため、患者の胸壁に振動を伝えるのに用いる動力を備えた装置をいう。電気又は圧縮ガスで作動する。 |
子宮内圧トランスデューサ | 子宮腔内の圧力を測定するために用いるトランスデューサをいう。 |
圧波計 | 動脈パルス波形のグラフィックプリンタをいう。通常、レバーを備えている。レバーの短い方の端は手首の橈骨動脈に設置し、長い方の端にはパルスの変動を記録する(通常、移動紙上)スタイレットを備えている。通常、波形は急激な上昇後、急激に降下し、次いで多数の二次上昇を特徴とする緩徐な降下がある曲線をなす。本品は旧来の技術を反映していることがある。 |
脈波計 | 血液が心臓の収縮により大動脈起始部に押し出されたときに発生した血管内の圧力の変化が末梢方向に伝わっていくときの波動を圧、光電、ストレンゲージ、インピーダンスなどの方式を用いて波形として描出する装置をいう。 |
ガスフロートランスデューサ | ガス流量を電気信号に変換し、測定/表示装置に送る導体をいう。 |
単回使用パルスオキシメータプローブ | 小児又は成人患者の手指、耳、鼻梁、足等の部分に使用し、皮膚を通して光を照射し、動脈組織血中のオキシヘモグロビン及びデオキシヘモグロビンによって吸収される光量を検知するために用いる用具をいう。親機で信号が受信され、結果が表示される。本品は単回使用である。 |
単回使用体温計プローブ | 体温計に接続し、体温測定のため、通常身体の開口部に挿入したり、体表面に装着する器具をいう。本品は、一時的な使用、及び咽頭までの口腔、鼓膜までの外耳道または鼻腔のみでの短期的使用を意図しており、単回使用である。 |
再使用可能なパルスオキシメータプローブ | 小児又は成人患者の手指、耳、鼻梁、足等の部分に使用し、皮膚を通して光を照射し、動脈組織血中のオキシヘモグロビン及びデオキシヘモグロビンによって吸収される光量を検知するために用いる用具をいう。親機で信号が受信され、結果が表示される。本品は再使用可能である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
振せんトランスデューサ | ある種の疾患によって生じる振せんの程度を測定するために用いる装置をいう。 |
再使用可能な心電用電極 | 体表に設置する導体をいう(通常、ベルトで固定し、コンタクトゲルを使用する)。体表の電気信号を処理装置(心臓の電気活動をグラフで表示する)に伝達する。この電気活動を記録する一般的な装置は、心電計(ECG)である。本品は再使用可能である。 |
単回使用心電用電極 | 体表に設置し、体表の電気信号を処理装置(心臓の電気活動等をグラフで表示する)に伝達する導体をいう。この電気活動を記録する一般的な装置は、心電計(ECG)である。本品は単回使用である。 |
心電計ケーブル及びリード | 患者の心電図信号を心電計(ECG)に伝達する装置をいう。本品は、あるパターンに従って電極を用いて胸部に取り付ける。 |
X線透過性心電計ケーブル及びリード | 患者の心電図信号を心電計(ECG)に伝達する装置をいう。本品は、あるパターンに従って電極を用いて胸部に取り付ける。微妙なX線像を投影するため、例えば、心カテーテル検査用等に用いるために、特別に設計されているものもある。 |
心臓内心電計ケーブル及びスイッチ | 中心静脈等に挿入されたガイドワイヤ及びカテーテル等に体外で接続され、患者の心臓内電気信号を外部モニタ(心電計等)に伝達するケーブルやスイッチをいう。 |
新生児心電図用電極 | 体表に設置し、体表の電気信号を処理装置(心臓の電気活動をグラフで表示する)に伝達する新生児患者専用の導体をいう。この電気活動を記録する一般的な装置は、心電計(ECG)である。本品は単回使用である。 |
心尖心電計トランスデューサ | 機械的又は電気的特性の変化によって、心臓の動き(加速、速度又は変位等)の検出に用いる装置をいう。結果は親機に表示される。 |
心電図検査用自動吸着電極装置 | 心電図検査における被検者への電極取付けを行うバキューム型の自動吸着電極装置をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
頭皮脳波用電極 | 頭皮において、脳の様々な領域の電位変化を記録する導体をいう。この電気活動を記録する一般的な装置は、脳波計(EEG)である。 |
脳波用電極キャップ | 脳波(EEG)記録時に用いる特殊な種類の患者用キャップをいう。内表面に脳波電位を測定するのに適した電極を備える。本品によって患者の頭皮に個々の電極を取り付けるために糊付けする必要がなくなる。 |
体表面筋電計電極 | 体表面において、筋肉又は神経組織内の生体電気信号を検知する導体をいう。本品によって感知された電気活動を記録する一般的な装置は、筋電計(EMG)である。 |
再使用可能な体表面電気刺激装置用電極 | 組織に電流を流すために電気刺激装置とともに使用する、体表面に用いる電極をいう。陰極と陽極の両方を備える必要がある。本品は適切に洗浄したのちに再使用することができる。 |
体表面電気刺激装置用電極 | 組織に電流を流すため、体表面に用いる導体をいう。陰極と陽極の両方を備える必要がある。 |
体表面刺激用プローブ | 刺激装置と共に使用するように特別に設計された体表面用プローブをいう。 |
眼振用電極 | 急速前後眼球運動(眼振)の評価時に眼窩の上下に設置し、電気信号を伝達する導体をいう。この電気活動を記録する一般的な装置は、眼振計(ENG)である。 |
鼻咽頭電極 | 鼻咽頭部に一時的に設置し、電気活動を記録する導体をいう。 |
網膜電位用電極 | 網膜の評価時に、眼の付近に装着して電気信号を伝達する導体をいう。この電気活動を記録する一般的な装置は、網膜電図記録計(ERG)である。 |
汗試験用電極 | 嚢胞性線維症の診断を目的として、腕又は脚の皮膚に装着して汗中のナトリウム及び塩素濃度を測定するために用いる導体をいう。 |
眼球電位用電極 | 外眼神経筋系の診断評価時に信号を伝達するために、眼の付近の皮膚に装着する導体をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
表面用胎児頭皮向け電極 | 胎児のバイタルサインを監視することができるよう、子宮内の胎児の頭皮に取り付け、電気信号を伝達する導体をいう。 |
胎児頭皮用クリップ電極 | 単回使用のクリップで皮膚をつまむことによって胎児の皮膚と体外のモニタリング装置との電気接続を確立するために設計された電気伝導体をいう。 |
視覚誘発反応用電極 | 視覚誘発反応の測定を目的として、皮膚表面から電位変化を伝達する導体をいう。 |
呼吸センサ | 鼻及び口のフローや圧力などを検出するために用いるセンサをいう。通常、睡眠障害(不眠症、いびき、睡眠時無呼吸等)の評価に用いる。 |
胸腹呼吸センサ | 胸部及び腹部の活動を検出するために用いるセンサをいう。通常、睡眠障害(不眠症、いびき、睡眠時無呼吸等)の評価に用いる。 |
体動センサ | 体動を検出するために用いるセンサをいう。通常、睡眠障害(不眠症、いびき、睡眠時無呼吸等)の評価に用いる。 |
睡眠評価用センサ | 睡眠評価装置に接続して患者の生体物理現象を測定する電極やセンサ類をいう。睡眠評価装置の測定項目は、そのセンサ類により、心電図、脳波、胸壁の動き、鼻又は鼻及び口腔の気流、眼球運動、酸素飽和度、筋電図等である。 |
トコトランスデューサ | 分娩時の子宮収縮を電気信号に変換する装置をいい、胎児心臓検出器(結果が表示される)とともに用いる。産科学は、産科術及び助産術の科学(出産を扱う医学の分野)である。 |
再使用可能な尿流量計 | 正常排尿時又はカテーテル導尿時に尿流量又は尿量を直接的又は間接的に測定する装置をいう。測定法には、機械的測定、電気的測定又はこれらの併用が用いられている。本品は単回使用ではない。 |
一般的名称 | 名称定義 |
尿流量トランスデューサ | 患者の排尿量を時間単位で測定するために用いる装置をいう。測定値はリットル/分。 |
紫斑計 | 通常、皮膚に直径3mm未満の点状出血(出血)を引き起こす装置をいう。この出血部の深さは毛細血管の脆弱性の評価に用いる尺度となる。測定値を得るには、他の方法が望ましいことがある。 |
回転式肺活量計 | 呼気を回転式のドラムに吹き込むことにより、肺活量を測定する機械式の装置をいう。 |
手動式診断用スパイロメータ | 肺疾患の診断又は検診のため、肺の空気量及び気流速度を測定する機械式装置をいう。これらの測定値から患者の肺機能に関する情報が得られ、正常値又は以前の値と比較することができる。 |
呼気ガスディテクタ | 患者の呼気中の炭酸ガス濃度などを検出する器具をいう。判定のための検出には、呼気ガスに応じて色調が変化する化学物質を含んだ判定紙が使用される。 ユニットには判定用のカラーチャートが含まれている。 |
睡眠時無呼吸スクリーナ | 睡眠中の鼻及び口腔の気流の有無をモニタする機器をいう。単回使用のものもある。 |
直像検眼鏡 | 眼球内部の検査に用いる手持型(電源式又は電池式)の機器をいう。照明と、1つの穴が開いた鏡(検査者はこの穴を通して見る)のほか、様々な度数の複数のレンズを切換できるダイアルより成る。約15倍に拡大した正像が得られるものもある。 |
単眼倒像検眼鏡 | 眼球内部の検査に用いる機器で、光源及び手持型レンズを含む。例えば、2~5倍に拡大した反転像が得られるものがある。 |
プレオプトフォア | 中心固視の訓練に用いる眼科用機器をいう。例えば、黄斑近傍を幻惑させ、網膜中心窩の視覚能力を相対的に強化することにより偏心固視(斜視)を治療するために用いることがある。 |
双眼倒像検眼鏡 | 眼球内部の検査に用いる機器で、検査時に立体像が得られる。手持式、額帯式、特殊眼鏡枠に取り付けたものがある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
オイチスコープ | 眼底の検査・矯正に用いる機器をいう。例えば、眼底の約30°の弧を囲む明るい光を投影する改良型眼底鏡(眼内部を検査するために用いる孔あき鏡)がある。この光束の中心は、中心窩(錐体のみが認められ血管が認められない網膜黄斑の中央陥凹)を覆う黒色ディスクによりブロックされる。弱視(眼に明らかな疾患が認められないのに視覚が不明瞭であること)の治療に用いることがある。 |
視野プロッタ | 視野及び固定眼の感受性の測定及び記録を目的とした眼科用器具をいう。感光性、感色性及び物体及びパターンを検出及び認識する能力を検査するために用いる。 |
自動視野計 | 様々な位置に自動的に表示した小さな光点(点)に対する、患者の反応を記録することにより視野測定を行う機器をいう。例えば、プリントアウトに測定された視野が示されるものがある。 |
手動式視野計 | 様々な位置に手動で表示した小さな光点(点)に対する、患者の反応を記録することにより視野測定を行う機器をいう。例えば、あらかじめ印刷されたカード(チャート)に測定した視野の曲線を記入するものがある。 |
平面視野計 | 中心視野の測定に用いることを目的とした機器をいう。例えば、黒い背景(タンジェント・スクリーン)の周辺から中央部に向け、白点を提示する手持器具を動かし、患者に約2メートル離れた位置から中心部を固視させ、視標が見えたら知らせる、タンジェントスクリーンと言われるものがある。視野を簡易に計測する方法である。視標は明るい光点を投影する専用器具(カンピメータとも呼ばれる)又は端に白点を付けた単純な黒い棒を用いることがある。 |
暗点計 | 視野の感度低下部位(相対暗点)、又は絶対暗点や盲点を測定する機器をいう。 |
レチノスコープ | 光線を投射するほか、網膜表面の照明を受けた領域の動き及び放出光線の屈折を観察することにより屈折異常を検査、診断及び評価するために用いる眼科用器具をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
角膜曲率計 | 角膜検査に用いる眼科用診断機器をいう。例えば、白色及び黒色の同心円を配置した円形プレート(プラチドディスク)のものがある。乱視の場合、リング像が歪んで見える。 |
角膜トポグラフィーシステム | 眼科で角膜前面の曲率を測定するために用いるシステムをいう。例えば、ビデオケラトスコープと画像処理機能を備えたコンピュータを含むものがある。患者データ管理用ソフトウェアが組み込まれたものもある。 |
瞳孔計機能付き角膜トポグラフィーシステム | 眼科で角膜前面の曲率を測定するために用いるシステムをいう。例えば、ビデオケラトスコープと画像処理機能を備えたコンピュータを含むものがある。患者データ管理用ソフトウェアが組み込まれたものもある。さらに瞳孔の幅又は径を測定する機能を持つ。 |
レフラクトメータ | 眼の屈折異常の測定を行う機器をいう。最近の機器では自動的に測定し、結果が印刷される。 |
自覚屈折測定機能付レフラクトメータ | 自覚屈折視力検査機能をもつレフラクトメータをいう。 |
レフラクト・ケラトメータ | 角膜曲率半径測定機能又は角膜トポグラフィ機能をもつレフラクトメータをいう。 |
自覚屈折測定機能付レフラクト・ケラトメータ | 角膜曲率半径測定機能又は角膜トポグラフィ機能に加え、自覚屈折視力検査機能をもつレフラクトメータをいう。 |
眼軸長計測機能付レフラクト・ケラトメータ | 角膜曲率半径測定機能又は角膜トポグラフィ機能に加え、眼軸長計測機能をもつレフラクトメータをいう。 |
回転プリズム | 視機能検査時に眼筋を評価するために用いる様々な度数のプリズムをいう。 |
レフラクタ | 眼の屈折状態を測定するため、様々な度数のレンズを内蔵した機器をいう。いわば、機械化された検眼レンズのセットである。 |
両眼視機能検査装置 | 視機能検査を行う眼科用機器をいう。例えば、患者に赤緑眼鏡を通して四つの光点(白1つ、赤1つ及び緑2つ)を目視させ、その見え方を答えさせ、その結果から、抑制を判定できるものがある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
レチノメータ | 潜在的な視力の検査に用いる、手持ち型(電源式又は電池式)の診断機器をいう。例えば、混濁した水晶体眼の患者の視力検査に用いる。 |
明暗順応計 | 様々な強度の刺激光源を用いて網膜順応に必要な時間及び最小光閾値を測定する機器をいう。 |
斜視計 | 眼球運動を測定するために用いる眼科用機器をいう。 |
近点距離計 | 近点距離計測に用いる眼科用機器をいう。 |
眼筋計 | 眼筋の相対的力を測定するために用いる眼科用機器をいう。 |
瞳孔記録計 | 反射光に対する瞳孔の反応を記録するために用いる機器をいう。 |
複視診断計 | 複視(1つの物体が視皮質によって2つの物体に見える視覚症状)の診断に用いる眼科用機器をいう。 |
アノマロスコープ | 患者が目視した混合スペクトルを組み合わせることにより、色覚異常を検査する機器をいう。 |
眼位計 | 眼のバランスを検査するために用いる眼科用器具をいう。 |
ハプロスコープ | 両眼視機能の評価と弱視や斜視の検査・治療・訓練に用いる機器をいう。例えば、2本の可動式観察管からなる器具で、それぞれにスライドキャリア、スライドに照明を当てるための弱光源及び残像を作成するための強光源を備えているものがある。斜視(外眼筋力不均衡)の測定及び両眼視(両眼で見ること)の評価のほか、抑制及び弱視(眼に明らかな疾患が認められないのに視覚が不明瞭であること)の治療を目的とすることがある。 |
眼振テープ | 長く幅の狭い布等の軟質材料製の帯で、一続きの物体が印刷された眼科用機器をいう。患者の視野を横断させて運動性眼振(異常及び不規則な眼球運動)を誘発するほか、失明を検査することを目的としている。 |
一般的名称 | 名称定義 |
ジストメータ | 角膜と視力矯正用レンズとの距離を測定する機器をいう。例えば、屈折矯正時、レンズ位置と像変化の測定を容易にするために用いることがある。 |
シノプトフォア | 眼の両眼視機能(両眼で1つの物体に焦点を合わせる能力)の評価及び訓練に用いる眼科用機器をいう。通常、斜視(克服不可能な眼の偏位)の診断に用いる。様々な型の斜視とは、立体視(奥行視力)、弱視(片眼の低下した視力)、外斜視・内斜視(斜視・やぶにらみ)等の異型をもつ斜視のことをいう。 |
中心フリッカ値測定装置 | 中心フリッカ値を測定する機器をいう。 |
コントラスト感度測定装置 | コントラスト感度を測定する機器をいう。 |
近点距離計機能付瞳孔記録計 | 近点距離計の機能に加え、反射光又は視標に対する瞳孔の反応を記録する機能をもつ複合機器をいう。 |
検眼鏡診断セット | 分類が異なる検眼鏡診断器を組み合わせたものをいう。直像検眼鏡の鏡体とハンドルが分割出来る構造を利用し、直像検眼鏡及び耳鼻鏡等の鏡体を一本のハンドルに付け替えて使用することを目的とする。 |
平衡機能計 | 測定台に直立した人体の重心の位置と動きを表示し、定量解析を行う機器をいう。 |
音叉 | 通常、ステンレス製の”U”字型器具で、”U”の底部にハンドルをもつものをいう。”U”の垂直の部分は、硬質のもの(通常ゴム)に打ちつけた場合に特定の波長の音を発する長さに切断されている。聴力検査に用いる。 |
歩行分析計 | 歩行又は走行パターンを試験する装置をいう。本品は、地面の反力を測定又は撮影し、膝関節、足首関節、股関節の動きを判定し、力及びトルクを測定するプラットフォームを利用する。歩行又は走行に関連した問題の診断及び矯正措置計画の支援に用いる。 |
握力計 | 患者の手・前腕の筋強度を測定、検査、調節する装置をいう。通常、脳卒中後のリハビリテーションに用いる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
手動式皮膚痛覚計 | 患者の痛みに関する感受性(ピンによる刺傷等)を測定するために用いる手動式装置をいう。痛覚計ともいう。 |
捻転角度計 | 眼球又は長骨の軸などの捻転の程度を測定する器械をいう。 |
関節運動テスタ | 関節の特性を評価するために用いる装置をいう。通常、評価は異常のある関節に対する手術(関節置換術、関節鏡下処置等)の前後に実施される。関節可動域及び正常機能を評価する。 |
角度計 | X線又は手術時等に骨の角度を測定するために用いる器具をいう。通常、分度器として知られている。 |
背筋力計 | 力(特に背筋の屈曲によって生じる筋力)を測定するために用いる機器・装置をいう。通常、リハビリテーションのため、筋強度の管理に用いる。 |
細隙灯顕微鏡 | 眼球等の観察、検査及び撮影に用いる細隙灯顕微鏡をいう。眼内圧、 角膜厚、前房深度の測定にも用いる。眼球に細隙光を投射し、その反射に可動式顕微鏡を傾斜的に併せ、反射面を観察又は測定する。 |
眼科用光学顕微鏡 | 眼球等の検査、観察及び撮影に用いる光学顕微鏡をいう。例えば、立体鏡で、前眼部(角膜、房水、水晶体、前房、硝子体)の検査用に設計されたり、コンタクトレンズのフィッティング、角膜損傷及び異物、疾患の経過観察及び発見に用いることがある。細隙灯として知られるシステムにおいて特別に設計された光源(いずれも共通の架台に取り付けられている)とともに用いることが多い。 |
コルポスコープ | 女性器(膣、子宮頸等)の診察に用いる特殊な顕微鏡をいう。 |
尿道計 | 尿道に挿入し、尿道を拡張させ、その拡張程度を示す測定値を得るために用いる専用装置をいう。通常、測定値はダイヤルに表示される。 |
バギノメータ | 膣の長さ及び直径を測定する装置をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
内視鏡ビデオ画像プロセッサ | ビデオ内視鏡又は内視鏡ビデオカメラから送信される電子信号を、その処理のため受信するよう設計されたユニットをいう。カラー及び光質の補正・強調機能や、立体画像生成機能を備えるものもある。画像は、視覚的表示装置(VDU)で再生したり、ビデオレコーダで録画したり、コンピュータ化メディアに保存したりする。他の装置を利用することによってハードコピー画像が得られるものもある。 |
内視鏡用光源・プロセッサ装置 | 内視鏡(主としてビデオ内視鏡)とともに使用することを目的とし、光源と処理ユニットの両方の機能を果たす専用の外部電源式装置をいう。本装置は、手術野及び体腔の観察、及びモニタに表示する信号の処理のための電子画像信号の受信の光源となる。内蔵する光学フィルタにより、赤外線、紫外線又は可視光の特定波長領域のみの光線を出力するものもある。 |
外部電源式内視鏡用光源装置 | 硬性又は軟性内視鏡(腹腔鏡、胃鏡等)とその付属品の使用時に、手術野及び体腔の観察のために光を供給する専用の外部電源式装置をいう。内視鏡に接続した光ファイバ光源ケーブルを経て、組織の加熱を最小限にしながら観察・処置部に光源を供給する。主電源からの電気が供給される。内蔵する光学フィルタにより、赤外線、紫外線又は可視光の特定波長領域のみの光線を出力するものもある。 |
バッテリー式内視鏡用光源装置 | 硬性又は軟性内視鏡(腹腔鏡、胃鏡等)とその付属品の使用時に、手術野及び体腔の観察のために光を供給する専用のバッテリー式装置をいう。内視鏡に接続した光ファイバ光源ケーブルを経て、組織の加熱を最小限にしながら観察・処置部に光源を供給する。内蔵する光学フィルタにより、赤外線、紫外線又は可視光の特定波長領域のみの光線を出力するものもある。 |
内視鏡用ビデオカメラ | 内視鏡とともに使用するよう設計された専用のカメラをいう。音声機能を備えたものと備えていないものがある。光学画像を電子ビデオ画像に変換するため、軟性又は硬性内視鏡に直接、もしくはアダプタによって接続する。 |
内視鏡用周辺機器コントローラ | 内視鏡に接続して、または併用して使用する内視鏡用の各種機器と接続し、それらを接続した機器のスイッチングを集中して行う装置をいう。 |
内視鏡用バルーンポンプ | 内視鏡の周辺またはオーバーチューブの周辺に装着されたバルーンに送気、排気を行うバルーン専用ポンプをいう。内視鏡の挿入を支援する。 |
内視鏡用送水タンク | 内視鏡用の送水装置等に接続する送水用の貯水タンクをいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
超音波プローブ用駆動ユニット | 超音波トランスデューサを機械的に駆動して超音波ビームの方向を制御する外付けユニットをいう。本品は駆動元を内蔵していない超音波内視鏡あるいは超音波プローブに接続して使用される。駆動力を発生するためのモータ、モータ制御回路、超音波信号入出力回路が含まれる。 |
軟性気管支鏡用鋭ひ | 気管支鏡検査時に、組織・病理学的診断のための気管支標本を採取するため、特定の内視鏡とともに用いる機器をいう。金属コイル、プラスチックチューブ製等の軟性の挿入部をもつ生検鉗子の一種であるが、確実な生検のために先端に鋭い爪のような形をした鋭ひが備えられている。 |
膀胱鏡用骨鉗子 | 内視鏡治療時に専用の内視鏡とともに使用する器具で、内視鏡治療時に堅い組織を削ったり、かみ切るために、強力な刃を備えた噛み切る力が強いものをいう。 |
硬性気管支鏡用鋭ひ | 気管支鏡検査時に、組織・病理学的診断のために気管支標本を採取する場合、特定の硬性内視鏡とともに用いる用具をいう。通常、金属製の生検鉗子の一種であるが、確実な生検のために先端に鋭い爪のような形をした鋭ひが備えられている。硬性の器具である。 |
腹腔鏡用硬性生検鉗子 | 専用の硬性腹腔鏡とともに用いる内視鏡用器具をいう。腹腔鏡検査時に標本を採取するために用いる。通常、挿入部は金属チューブ製で、内視鏡内に挿入する。 |
内視鏡用はさみ鉗子 | 内視鏡治療時に専用の内視鏡とともに使用する器具で、組織又は縫合糸を切断するために用いるものをいう。通常、軟性金属コイル又はプラスチックチューブから構成される。先端にはさみがあり、もう一端にあるコントロールハンドルによって操作する。内視鏡のワーキングチャンネルから体腔に挿入する。 |
内視鏡用軟性把持鉗子 | 内視鏡治療時に専用の内視鏡とともに使用する器具で、組織又は異物の把持に用いるものをいう。通常、挿入部は軟性金属コイル又はプラスチックチューブ製である。 |
内視鏡用硬性生検鉗子 | 専用の内視鏡とともに用いる内視鏡用器具をいう。内視鏡検査時に、組織学的・病理学的診断用の標本を採取するために用いる。通常、硬性金属チューブ製である。先端に1組のカップがあり、もう一端にあるコントロールハンドルによって操作する。身体の人工開口部又は内視鏡のワーキングチャンネルから体腔に挿入する。 |
一般的名称 | 名称定義 |
内視鏡用スポンジ把持鉗子 | 内視鏡治療時に専用の内視鏡とともに使用する器具で、折り畳んだガーゼ又は綿製の吸収性パッドを処置部に運ぶために用いるものをいう。 |
腹腔鏡用へら | 内視鏡治療時に専用の内視鏡とともに使用する器具で、広範に埋め込まれた癒着の鈍的切開に用いるものをいう。腹腔鏡下治療に用いる。 |
内視鏡用軟性生検鉗子 | 専用の内視鏡とともに用いる内視鏡用器具をいう。内視鏡検査時に、組織学的・病理学的診断用の標本を採取するために用いる。通常、軟性金属コイル又はプラスチックチューブ製である。先端に1組のカップがあり、もう一端にあるコントロールハンドルによって操作する。身体の人工開口部又は内視鏡のワーキングチャンネルから体腔に挿入する。 |
再使用可能な内視鏡用細胞診ブラシ | 内視鏡検査時に病理学的診断のための粘膜細胞を採取する用具をいう。金属コイル、プラスチックチューブ製等の軟性の挿入部をもち、先端に気管支鏡検査時等に粘膜を採取するためのプラスチックブラシを備えている。本品は再使用可能である。 |
単回使用内視鏡用細胞診ブラシ | 内視鏡検査時に病理学的診断のための粘膜細胞を採取する用具をいう。金属コイル、プラスチックチューブ製等の軟性の挿入部をもち、先端に気管支鏡検査時等に粘膜を採取するためのプラスチックブラシを備えている。本品は単回使用である。 |
内視鏡用起子及び剥離子 | 内視鏡治療で専用の内視鏡と共に用いるもので、シャフト先端部にスワブ(折り畳んだガーゼ又は綿製の吸収性パッド)が付いた器具をいう。 |
内視鏡用非能動ナイフ | 内視鏡の鉗子口を通じて尿管等の切開に用いる非能動型ナイフをいう。 |
気管支鏡用吸引チューブ | 内視鏡治療時に専用の内視鏡とともに使用する器具で、気道及び肺の気管支からの老廃物等の吸引に用いるものをいう。プラスチックチューブ製である。 |
再使用可能な内視鏡下硬化療法用注射針 | 内視鏡治療時に専用の内視鏡とともに使用する器具で、硬化療法時に医薬品を粘膜又は血管に注射するために用いるものをいう。軟性チューブの先端には注射針、もう一端には注射筒のコネクタが付いている。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な内視鏡用結石摘出鉗子 | 内視鏡治療時に専用の内視鏡とともに使用する器具で、結石を把持及び除去するために用いるものをいう。細長い柄と、摘出するために結石を収集(採取)する先端のワイヤバスケットから構成される。本品は再使用可能である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
レゼクトスコープ用吸引器 | 内視鏡及びその直接アプリケーションとともに用い、内視鏡の使用を支援する機器の1つで、手動で操作するゴム球を備えた専用ガラスボトルをいう。レゼクトスコープに接続し、手術時に洗浄液で組織残留物及び凝固物を洗浄するために用いる。 |
再使用可能な内視鏡用カニューレ | 診断及び治療のため、内視鏡検査時に薬液又は造影剤を体腔内に送入する用具をいう。本品は再使用可能である。 |
自然開口向け単回使用内視鏡用カニューレ | 診断及び治療のため、内視鏡検査時に人体の自然開口部を通じて薬液又は造影剤を管腔内に送入する器具をいう。本品は単回使用である。 |
再使用可能な内視鏡用注射針 | 内視鏡治療時に専用の内視鏡とともに使用する器具で、止血、硬化、又はその他の目的で医薬品を粘膜又は血管に注射するために用いるものをいう。軟性管の先端には注射針がついており、もう一端は注射筒のコネクタとなっている。本品は再使用可能である。 |
内視鏡用レンズ洗浄具 | レンズに付着した血液や異物を除去するために、空気又は液体をレンズ端面に誘導する器具をいう。金属製又はプラスチック製のチューブ状で、内視鏡の挿入部に装着して使用する。空気や液体を送入する器具は手動式のポンプ又は重力落下式の輸液バッグである。 |
内視鏡用大腸鏡硬度調節具 | 大腸鏡検査時に、軟性大腸鏡に硬さをもたせるため、その内部に挿入する特別なケーブルをいう。 |
内視鏡用メジャ | 内視鏡及びその直接アプリケーションとともに用い、内視鏡検査中に視野にある物体のサイズを計測するために用いる専用の用具をいう。軟性金属コイル又はプラスチックチューブ製であり、遠位端に目盛がついている。 |
関節鏡用手術プローブ | 関節内部の精査・探査、又は関節内の治療処置に用いる手術器具をいう。 |
内視鏡用オブチュレータ | 内視鏡のコンポーネントで、機能を果たすためにいくつかの部品から構成されるものをいう。遠位に、硬性内視鏡シースの内腔(開放端)を満たすためにシースに挿入される丸みを帯びたヘッド又は末端がある。これによって、体内へのシースの挿入を容易にし、患者の障害を防止する。 |
一般的名称 | 名称定義 |
内視鏡用送気子 | 内視鏡及びその直接アプリケーションとともに用い、内視鏡の使用を支援する用具の1つで、内視鏡視野を得るため、内視鏡を介して空気を送入するのに用いるゴム球型の専用機器をいう。 |
再使用可能な内視鏡用拡張器 | 内視鏡器具の挿入を可能にしたり、容易にするために管腔、体腔、体内腔の拡張に用いる器具をいう。軟性又は硬性のロッド又はチューブである。拡張は、例えば、皮膚層を経て(経皮的)、又は尿道内、尿管等で実施される。本品は再使用可能である。 |
自然開口向け単回使用内視鏡用拡張器 | 内視鏡器具の挿入を可能にしたり、容易にするために管腔、体腔、体内腔の拡張に用いる器具をいう。人体の自然開口部、例えば、尿道内、尿管等で拡張が行われる。軟性又は硬性のロッド又はチューブである。本品は単回使用である。 |
超音波用バルーン | 超音波伝達媒体を封入するためのバルーンをいう。超音波内視鏡または超音波画像診断装置用プローブと組合わせて用いられる。本品は単回使用である。 |
内視鏡用結さつ器具 | 内視鏡治療時に、縫合糸の末端同士を絡み合わせることによって内部創を結合するために用いる装置又は器具をいう。糸結び器である。 |
内視鏡用シース | 内視鏡のコンポーネントで、機能を果たすためにいくつかの部品から構成されるものをいう。本品は薄い金属チューブ状をしており、内部に他の部品を挿入し、組み立てることによって完全な手術内視鏡装置となる。 |
再使用可能な内視鏡用非能動処置具 | 内視鏡治療時に専用の内視鏡とともに使用する器具で、組織又は異物の把持、回収、切除、クリップ、結紮、薬用液の送入、吸引、管腔の拡張、探針等の機械的作業に用いるものをいう。電気(高周波、電磁気、超音波、レーザエネルギー等)を使用せずに作動する。本品は再使用可能である。 |
自然開口向け単回使用内視鏡用非能動処置具 | 内視鏡治療時に専用の内視鏡とともに使用する器具で、人体の自然開口部を通じて組織又は異物の把持、回収、切除、クリップ、結紮、薬用液の送入、吸引、管腔の拡張、探針等の機械的作業に用いるものをいう。電気(高周波、電磁気、超音波、レーザエネルギー等)を使用せずに作動する。本品は単回使用である。 |
組織収納サック | 内視鏡下の手術で腹腔内に挿入する器具で、分離した組織の分散を防ぎ、組織を隔離・収納するために用いるものをいう。本品は滅菌済みであり、単回使用である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
組織収納サック用イントロデューサ | 体腔内への組織収納サックの挿入を補助するために用いる器具をいう。本品は滅菌済みで供給するが、滅菌又は洗浄後、再使用可能である。 |
切除臓器摘出器具 | 臓器を原位置に保持又は固定したり、体外に摘出したりするために用いる器具をいう。 |
自然開口向け単回使用内視鏡用感染防止シース | 内視鏡使用時に、内視鏡に装着し、粘膜や血液・体液等に内視鏡挿入部が直接接触することを防止、保護するカバー(シース)をいう。本品は自然開口向け、単回使用である。 |
レーザ・腹腔鏡アダプタ | 腹腔鏡を介してレーザ処置を行うため、腹腔鏡へのレーザ・レーザアームの接続に用いる装置をいう。 |
内視鏡用レーザフィルタ | 光学装置の接眼レンズとしてフィルタを追加する必要がある内視鏡のコンポーネントをいう。レーザ処置中に光学部から発生するレーザエネルギーから術者の眼を保護するために用いる。 |
内視鏡用部品アダプタ | 単一又は複数の内視鏡部品を接続・統合して完全な内視鏡アセンブリを作製したり、又は他の装置(レーザ等)の接続を可能にするために用いるコネクタや機能追加用パーツ等をいう。器具、カテーテル、液体等を導入したり、吸引するため、コック又は器具ポートに取り付けることができるものもある。 |
マルチポートアダプタ | 気管内チューブと呼吸回路の接続ポートと気管支鏡やバルーンカテーテルの挿入ポートを有するアダプタをいう。 |
自然開口向け内視鏡用くもり止め | 自然開口部より挿入される内視鏡のレンズ面上に塗布して使用する。内視鏡と体内温度差により発生する結露を防止するための液体または固体をいう。 |
内視鏡固定具 | 手術時に腹腔鏡、又は各種内視鏡、処置具等を意図する位置に保持又は調整する用具をいう。ジョイント及び硬性又は半硬性アーム等から構成され、単に内視鏡を保持するのみである。 |
一般的名称 | 名称定義 |
ガス圧トランスデューサ | 後続のディスプレイ又は親機での処理のため、ガス圧を電気信号に変換するのに用いる装置をいう。 |
歯科用口腔内カメラ | 口腔内の情報をモニターに映し出し、診療、患者への説明等に使用する装置をいう。 |
フロー方式臨床化学分析装置 | 化学物質・ヒト組織試料の定性・定量分析に用いる自動又は半自動の装置をいう。本装置では、連続的な流体の流れの中で化学反応が起こる。ターンテーブル内の試料カップから試料を設定した間隔で取り出し、試薬の流れの中に誘導する。半透膜を通して透析を行うことにより、分析物からタンパク質を分離する。流体の動きはペリスタポンプにより作られ、試薬及び試料はチューブ内を移動する。移動式のものを除く。 |
移動式フロー方式臨床化学分析装置 | 化学物質・ヒト組織試料の定性・定量分析に用いる自動又は半自動の装置をいう。本装置では、連続的な流体の流れの中で化学反応が起こる。ターンテーブル内の試料カップから試料を設定した間隔で取り出し、試薬の流れの中に誘導する。半透膜を通して透析を行うことにより、分析物からタンパク質を分離する。流体の動きはペリスタポンプにより作られ、試薬及び試料はチューブ内を移動する。移動式のものをいう。 |
ディスクリート方式臨床化学自動分析装置 | 元来の方法を大きく変えずに、用手法による臨床化学分析法を着実に自動化又は機械化した装置をいう。測定は、個別の試験チューブやキュベットで行われ、コンベアー又はターンテーブルで運ばれる途中に各ステーションで試料、希釈液及び試薬が調合される。混合、培養及び発色のための時間が考慮されており、その後に、内蔵されているフィルタ光度計又は分光光度計で反応混合物の吸光度を測定する。移動式のものを除く。 |
移動式ディスクリート方式臨床化学自動分析装置 | 元来の方法を大きく変えずに、用手法による臨床化学分析法を着実に自動化又は機械化した装置をいう。測定は、個別の試験チューブやキュベットで行われ、コンベアー又はターンテーブルで運ばれる途中に各ステーションで試料、希釈液及び試薬が調合される。混合、培養及び発色のための時間が考慮されており、その後に、内蔵されているフィルタ光度計又は分光光度計で反応混合物の吸光度を測定する。移動式のものをいう。 |
遠心方式臨床化学分析装置 | 液体の移動及び混合を遠心力によって行う自動又は半自動の装置をいう。遠心機内で生じた反応を光度計でモニタする。試料と試薬の調合には個別のモジュールを必要とする。移動式のものを除く。 |
移動式遠心方式臨床化学分析装置 | 液体の移動及び混合を遠心力によって行う自動又は半自動の装置をいう。遠心機内で生じた反応を光度計でモニターする。試料と試薬の調合には個別のモジュールを必要とする。移動式のものをいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
乾式臨床化学分析装置 | 化学物質、ヒト組織試料、又は試薬とヒト組織との反応により生じた化学物質の定性・定量分析に用いる自動又は半自動の装置をいう。試料を含浸した試薬浸透テストストリップ又は多層フィルムから反射される光量を測定することにより機能する。 |
パック式臨床化学分析装置 | 化学物質又はヒト組織試料の定性・定量分析に用いる自動又は半自動の装置をいい、袋などの容器に用意された試薬と結合した試料を光度分析することにより機能する。本装置はグラフィック及びデータ出力の機能も備えている。 |
汎用分光光度分析装置 | ガス又は液体中の物質の光度(光学)的特性を測定することにより、物質濃度を定量する装置をいう。診断及び研究を使用用途とする。 |
汗試験用イオン導入装置 | 発汗を誘発して汗を採取し、塩化物又は塩化物とナトリウムの有無を分析する装置をいう。この分析結果は嚢胞性線維症の指標となる。 |
炎光式電解質分析装置 | 幾つかの金属元素は熱エネルギーを吸収して電子を励起し、よりエネルギーの高い状態になるという事実に基づいて、ナトリウム、カリウム、リチウム又はカルシウム等の電解質を測定する自動又は半自動の装置をいう。汎用分析装置に組み込まれたものと独立型のものがある。本装置は試料を火炎中に吸引するバーナ、特定の波長を取り出すモノクロメータ、光検出器及び指示計から構成される。 |
血中カリウム分析装置 | 血液中のカリウムイオン(K+)濃度を測定する装置をいう。血液試料をK+センサ浸透膜に設置すると、K+は膜全体に拡散しイオン選択性電極に浸透する。その膜ポテンシャルの変化がコンピュータに出力されて、コンピュータはイオン活量を計算し濃度へ変換する。 |
イオン選択性分析装置 | 外部参照電極及び内部参照電極を含むイオン選択性電極(ISE)を用いて、電位差による種々の測定を行う自動又は半自動の装置をいう。汎用分析装置の一部又は独立型のものがある。外部参照電極とISEは未知の試料溶液に曝され、試料溶液の電位は外部参照電極との比較で測定する。各種のイオン選択性電極により特定の分析のための測定ができる。 |
カルシウム分析装置 | 全血、血漿、血清又は尿等の液体試料中のカルシウム濃度を測定する装置をいう。カルシウムイオン選択性電極又は蛍光消光滴定法等を用いることもある。 |
クーロメトリー式電解質分析装置 | 全血、血漿、血清又は尿検体中の塩化物イオン濃度を測定する自動又は半自動の装置をいう。汎用分析装置に組み込まれたものと独立型のものがある。本装置は電量滴定により、臨床試料の塩化物濃度を測定する。 |
一般的名称 | 名称定義 |
蛍光式電解質分析装置 | 第一鉄イオン等、特定の電解質の溶液濃度を蛍光光度法により測定する自動又は半自動の装置をいう。汎用分析装置に組み込まれたものと独立型のものがある。 |
蛋白分画電気泳動分析装置 | 血液、尿、脳脊髄及び他の体液中の蛋白分画を測定する自動又は半自動の装置をいう。蛋白分画は体液中の異常蛋白、及び組織破壊を伴う疾病で産生される蛋白の遺伝的変種の検出補助に使用される。 |
デンシトメトリー分析装置 | 血清試料の分析のために電気泳動、薄層クロマトグラフィー又はイムノアッセイブロット試料分離により生じた支持体中のパターンからの透過光又は反射光を測定する自動又は半自動の装置をいう。種々の血清成分の分離分画の定量、及び非常に低い分画濃度の検出が可能である。光は電気エネルギーに変換され、一連の数理的計算により試料の正確な吸光度を示すシグナルが得られる。基本的には、光源、モノクロメータ、試料セル、検出器等が含まれる。 |
蛋白質分析装置 | 免疫反応によって生じる特異的蛋白質を同定するために用いる自動化又は半自動化された専用装置をいう。ラテックス免疫反応を用いるものを含む。 |
酵素免疫測定装置 | 抗原/抗体複合体の存在下で酵素反応により、生体液中の物質の同定又は濃度を測定する自動又は半自動の装置をいう。移動式のものを除く。 |
移動式酵素免疫測定装置 | 抗原/抗体複合体の存在下で酵素反応により、生体液中の物質の同定又は濃度を測定する自動又は半自動の装置をいう。移動式のものをいう。 |
マイクロタイタプレートリーダ | マイクロタイタプレート上の試験結果を判読するために用いる装置をいう。結果はプリンター又はスクリーンに表示することができる。試験試料は血液、試薬又は混合物等である。この過程は固相酵素免疫測定(ELISA)試験としても知られる。 |
免疫比濁分析装置 | 分析物と抗体とで反応生成された免疫複合体からの光散乱強度測定により、体液中の分析物を定量する自動又は半自動の光散乱分析装置をいう。専用の試薬を用いる。本装置はレーザネフェロメータとも呼ばれる。移動式のものを除く。 |
移動式免疫比濁分析装置 | 分析物と抗体とで反応生成された免疫複合体からの光散乱強度測定により、体液中の分析物を定量する自動又は半自動の光散乱分析装置をいう。専用の試薬を用いる。本装置はレーザネフェロメータとも呼ばれる。移動式のものをいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
免疫蛍光分析装置 | 抗原/抗体の活性値を測定する為に蛍光マーカを用いる方法で、生体液中の成分を試薬と反応させ、蛍光試薬から発せられる蛍光強度を検出し、抗原/抗体量を自動又は半自動で測定する装置をいう。移動式のものを除く。 |
移動式免疫蛍光分析装置 | 抗原/抗体の活性値を測定する為に蛍光マーカを用いる方法で、生体液中の成分を試薬と反応させ、蛍光試薬から発せられる蛍光強度を検出し、抗原/抗体量を自動又は半自動で測定する装置をいう。移動式のものをいう。 |
免疫発光測定装置 | 標識として使用する化学発光物質から発せられる光の強度を測定することで、薬物、蛋白質又はホルモン等の体液中の物質を同定及び定量するために用いる自動又は半自動の装置をいう。移動式のものを除く。 |
移動式免疫発光測定装置 | 標識として使用する化学発光物質から発せられる光の強度を測定することで、薬物、蛋白質又はホルモン等の体液中の物質を同定及び定量するために用いる自動又は半自動の装置をいう。移動式のものをいう。 |
粒子計測免疫測定装置 | ラテックス凝集塊を光散乱を用いて計数することによって免疫学的測定を行う自動又は半自動の装置をいう。 |
便潜血測定装置 | イムノクロマト法等によるアッセイ結果を、その着色の反射光等を用いて便中ヘモグロビン類を検出する自動又は半自動の装置をいう。 |
グルコース分析装置 | 血液中の糖(ブドウ糖)濃度を測定する検査室用装置をいう。 |
ラクテート分析装置 | 用手法で有害な過塩素酸の使用を避け、乳酸オキシダーゼ固定電極や試験紙を用いて各種生体液のラクテート(筋代謝の老廃物)濃度を測定する専用装置をいう。 |
高速液体クロマトグラフィ分析装置 | アミノ酸又はホルモン等の液体試料成分を、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて分離、同定及び定量する自動又は半自動の装置をいう。試料中の様々な重量の溶質は、圧力によりカラム中に分布する。本装置はグラフィック及びデータ出力の機能も備えている。 |
一般的名称 | 名称定義 |
浸透圧分析装置 | 溶液のオスモル濃度(単位体積当りの溶質の量)を測定する装置をいう。 |
検査室用屈折計 | ある種の検査試料の溶質濃度を定量するために、溶液の屈折率(光屈折)の測定に用いる検査室用装置をいう。通常、臨床装置は全固形物で事前校正されているが、本装置は蛋白濃度又は比重の何れかで表示される。一般的に温度の影響を補正するように設計されている。 |
コレステロール分析装置 | 血清・全血中のコレステロールを測定する装置をいう。 |
ビリルビン分析装置 | 血液又は他の試料中のビリルビン濃度を、3つの方法(分光光度法、血液蛍光光度法、皮膚反射度)のうち1つを用いて直接又は間接的に測定する装置をいう。 |
グリコヘモグロビン分析装置 | HPLC、電気泳動又はイムノアッセイ等の方法を用いて、ヒト血液中に存在するグリコヘモグロビン(HbA1c)濃度を測定する専用装置をいう。 |
カテコールアミン分析装置 | 生物学的試料中のカテコールアミン濃度を測定する装置をいう。 |
クレアチニン分析装置 | 尿又は血清試料中のクレアチニン濃度を測定する装置をいう。本装置は、アルカリ性物質に対する反応速度を光検出器を用いて測定し、その速度を濃度に換算する。 |
窒素分析装置 | 生体液中の窒素(N2)量を分析する専用装置をいう。 |
ポータブル臨床用屈折計 | 固体・液体に当たった光の光学屈折を測定するため、臨床検査分野で用いる携帯型の機器をいう。血糖、特定の尿検体中のアルコール濃度等の測定に用いる。 |
血液ガス酸素分析装置 | ヒトの血液中の酸素分圧を、電気化学センサを用いて連続的に測定、モニタ及び表示するために用いる専用装置をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
汎用血液ガス分析装置 | 全血中の2つ以上のガス又は電解質を、複数の専用電極を用いて同定及び定量する自動又は半自動の装置をいう。本装置はグラフィック及びデータ出力の機能も備えている。 |
クーロメトリー式二酸化炭素測定器 | 血漿、血清、全血中の重炭酸塩/二酸化炭素を測定するために使用される機器をいう。重炭酸塩/二酸化炭素測定は体内の酸に基づくバランスの変化に起因する多数の潜在的な重大な病気の診断と治療に使用される。 |
体外型血液ガス分析装置 | 体外循環血液(閉回路で体外循環する血液等)中の酸素分圧を連続的に管理及び監視する自動又は半自動機器をいう。開胸心手術時に心肺バイパス装置等とともに用いる。 |
メタンガス分析装置 | 呼気標本中のメタン含有量を測定するための分析装置をいう。通常、百万分率(ppm)で表される。本品は通常、電気化学クロマトグラフィ又はガスクロマトグラフィ測定法を利用する。このような分析装置の大半は、呼気標本中の水素又は二酸化炭素含有量も測定することができ、細菌による炭水化物分解不全及び腸内細菌異常増殖による小腸の機能障害を測定するために用いる。 |
体外検査用オキシメータ | 身体から採取した血液検体中の酸素濃度及びヘモグロビンを測定するために用いる光電子装置をいう。 |
ヘパリン分析装置 | 試料とプロタミン(ヘパリン中和剤)を混合して空気活性化凝固の発生を光度測定法により定量することで、血液試料中のヘパリン濃度を測定する自動化装置をいう。 |
酵素分析装置 | 診断を目的とする試料中の酵素活性を測定する自動又は半自動の装置をいう。試薬及び試料を添加し、複数の試料を順次処理するために、温度調節器や付加装置を備えるものもある。酵素活性を計算するマイクロコンピュータを備えるものもあるが、測定値が条件を満たす線形を示さなかったり、他の点で条件に合わない場合もある。 |
微生物由来成分分析装置 | 血漿、血清中のエンドトキシン等の微生物由来成分を光学的に測定する装置をいう。 |
血球計数装置 | 血液中の有形成分(赤血球、白血球、血小板)を電気インピーダンス、光散乱又は染料結合により定量する自動又は半自動の装置をいう。本装置は規定量の血液中に存在する赤血球及び白血球の絶対数を測定する。血小板の絶対数の測定、赤血球指数の計算、及び完全又は三部の白血球分画細胞の計数を行う装置もある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
ヘマトクリット分析装置 | 血液試料中のヘマトクリット(赤血球の割合)を測定する装置をいう。 |
手動式血球計数装置 | 手動式の血球計算板として機能する装置をいう。本装置は一定の深さのくぼみのあるガラスブロックと線で四角く区切られた平面から構成される。区切られた四角とカバーグラスの間の既知の容量中の血球を顕微鏡を通して計数する。 |
網赤血球分析装置 | 染色された未分化の赤血球を定量及び定性するために用いる自動又は半自動の装置をいう。ある種の造血疾病の診断を補助する。 |
血液像自動分析装置 | 赤血球、白血球又は血小板等の血球の分類、小赤血球又は大赤血球等の特徴、及び数を同定する自動又は半自動の装置をいう。 |
凝固測定用経過時間タイマ | 時間の長さを計測・表示するために用いる装置で、全血で凝固に要する時間を自動的に表示、記録するものをいう。 |
血液凝固分析装置 | フィブリノーゲン、フィブリン、血小板等の止血(出血の抑制)成分の定性・定量や止血時間の計測を行う自動又は半自動の装置をいう。 |
血栓分析装置 | 光度測定法を用いて、血栓形成等の血液凝集又は血管での凝固の存在を測定する装置をいう。 |
赤血球沈降速度測定装置 | 光度測定法を用いて、全血試料中の赤血球の沈降(沈むこと)速度を測定する自動又は半自動の装置をいう。赤血球沈降速度(ESR)とも呼ばれる。 |
血小板凝集測定装置 | 血液凝固中の血小板の形状変化及び血小板凝集を測定する装置をいう。 |
血小板凝集記録分析装置 | 血小板の形態及び凝集の変化を経時的に記録するために用いる自動化装置をいう。本装置は、使用する測定法(光学密度、電気インピーダンス等)に応じた血小板凝集分析装置に連結して情報を格納する。 |
一般的名称 | 名称定義 |
セルアナライザ | 血球等の細胞の生理的機能を分析する装置をいう。 |
血液塗抹標本作製装置 | ガラススライド上の血液標本のフィルム(血液塗抹標本)の作製に用いる自動装置をいう。本品は試験管からの試料採取、顕微鏡スライドの運搬、塗抹標本の長さ及び厚さの調節を行う。血液フィルムの染色を行うものもある。検査室での分析に適切な標本を作製するために使用し、ユーザが病原体を含む血液標本に接触しないようにする。 |
血液凝固測定装置専用カートリッジ | 血液凝固時間を測定する分析装置の専用カートリッジをいう。 |
染色体分析装置 | 末梢血標本上の血球を示し、操作者が型による各細胞の識別を可能にする自動化装置をいう。 |
ヘモグロビン分析装置 | 分光光度法により血液中のヘモグロビンを測定する装置をいう。 |
粘度分析装置 | 流れに対する分子間力による流体の抵抗を測定するために用いる装置をいう。全血、血清又は血漿の分析にも使用される。 |
ヘモキシメトリック分析装置 | 溶血血液中の光の示差吸収を用いて酸素飽和度(SaO2)、酸化ヘモグロビン(HbO2)濃度、一酸化炭素ヘモグロビン(COHb)濃度、メトヘモグロビン(MetHb)濃度、及び還元ヘモグロビン(RHb)濃度を測定する装置をいう。 |
ラジオイムノアッセイ用装置 | 生体液中のホルモン、ビタミン、薬物、癌抗原、酵素、レセプター、ウイルス、抗体又はポリペプチド等の物質を定量するために放射性アイソトープ標識を使用して定量するする自動又は半自動の装置をいう。この定量方式は、リガンド(分析される物質、通常は抗原)とこのリガンドに特異的なバインダー(通常は抗体)との結合法を提供する。ラジオイムノアッセイ法は、検査対象物質を特定している放射性アイソトープで標識された物質を使用してこの反応を測定する。 |
イムノアッセイ用シンチレーションカウンタ | 生化学試料に標識した放射性指示薬から発する放射能を測定するために用いる機器をいう。シンチレータにより光子に転化された放射能を光電子増倍管を用いて測定する。一般に、カウンタは臨床使用のラジオイムノアッセイ又はイムノラジオメトリックアッセイの検出器として利用される。 |
ヘマトクリット用遠心機 | 遠心力を応用して懸濁液の成分を分離するために検査室で用いる機器をいう。通常、電気駆動装置、その一部である垂直シャフト、垂直シャフト上部先端に取り付けられた水平ロータから構成される。通常、卓上用機器で10000rpm以上の速度で運転し、血液試料を急速に処理して濃縮血液の量を定量する。 |
一般的名称 | 名称定義 |
供血用遠心機 | 遠心力を応用して懸濁液の成分を分離するために、通常、供血者施設で使用する機器をいう。電気駆動装置、その一部である垂直シャフト、垂直シャフト上部先端に取り付けられた水平ロータから構成される。通常、大型の低速度機器で、供血血液などの大量処理が可能であり、血清から細胞や血小板を分離する。これらの成分は、患者へ注入されたり、更に他の血液派生物に処理される。 |
超遠心機 | 遠心力を応用して懸濁液の成分を分離するために用いる汎用検査室用遠心機をいう。通常、電気駆動装置、その一部である垂直シャフト、垂直シャフト上部先端に取り付けられた水平ロータから構成される。本装置は、比較的少量の試料を非常に高速で(通常、最高100000rpm及び RCF 800000 xg)処理するための専用遠心機である。 |
細胞用遠心機 | 遠心力を応用して浮遊物の成分を分離するために臨床検査室で用いる装置をいう。通常、垂直軸とその上端に取り付けられた水平ロータを伴う電気的な力による推進体から構成される。通常、液体から細胞を分離させる特別なロータを遠心し、顕微鏡で試験するために顕微鏡スライド上に直接供試させる。典型的には低速(6000rpmまで)又は中速(12000rpmまで)の機器がある。 |
セル洗浄遠心機 | 遠心力を応用して懸濁液の成分を分離するために検査室で用いる機器をいう。通常、電気駆動装置、その一部である垂直シャフト、垂直シャフト上部先端に取り付けられた水平ロータから構成される。本機器は全血試料からの赤血球の分離、及び診断検査前の残余血清の洗浄に使用される。通常、自動操作で、予めプログラムされたサイクルで一連の工程を行い、検査のための細胞塊又は赤血球を遠心処理する。通常、低速度(最大5000 rpm)の機器である。 |
汎用検査室用遠心機 | 遠心力を応用して懸濁液の成分を分離するために用いる汎用検査室用遠心機をいう。通常、電気駆動装置、その一部である垂直シャフト、垂直シャフト上部先端に取り付けられた水平ロータから構成される。本装置は体液等の試料を単独か、又は分析物の測定前に試薬や他の添加物を添加した後に遠心分離することを目的とする。通常、低速(最高 6000rpm)又は中速(最高 12000rpm)の機器である。 |
細胞破壊装置 | 検査室で細胞の内容物に接触できるよう細胞膜を分解するために用いる装置をいう。細胞膜の破壊には通常、高圧電流又は超音波衝撃波を利用する。 |
血球分離装置 | 幹細胞の選別等の過程の前に標的血球を分離するために用いる検査室用装置をいう。選択した抗体でコーティーングした常磁性微小球等を用いる方法がある。この常磁性微小球は選択した細胞とロゼットを形成し、その細胞を分離する。磁気分離と組み合わせたさまざまな前処理により、この場合には標的細胞が放出される。 |
一般的名称 | 名称定義 |
細胞・血漿用血液分離装置 | 通常血液バンクに保存する目的で血球及び血漿等、血液のさまざまな成分を分離するために用いる検査装置をいう。本品は遠心力、圧力、膜等さまざまなプロセスを利用する。 |
血清用血液分離装置 | 一次試料からあるタイプの血漿を分離し、分離したものを二次試料に分けるための検査装置をいう。 |
イムノアッセイ用検体前処理装置 | ヒト組織から採取した検体を均質化したり、イムノアッセイ分析装置による分析用検体の試料作製を目的とする装置又は機器をいう。 |
検体前処理装置 | 試料の前処理装置をいう。検体分析のために試料を前処理する制御コンピュータを備えた自動化システムで、試料ハンドラ、プロセッサ又はロボット等の種々の検査用装置から構成される。単なる試料容器の搬送、検体の希釈、分注を除く。 |
血液型分析装置 | 輸血前検査(ABO型及び亜型判定、Rh及び他の赤血球の表現型判定、抗体検出、梅毒検査、又は肝炎検査)に用いる自動又は半自動の装置をいう。 |
尿化学分析装置 | 光度測定法又は粒子パターン認識により、尿中の化学物質を同定及び測定する自動又は半自動の専用装置をいう。 |
尿比重計 | 尿の比重を測定する装置をいう。 |
自動尿スクリーニングシステム | 微生物学(培地)、細菌学培地、尿スクリーニング(細菌学)などから成る自動尿スクリーニングシステムをいう。 |
単回使用尿用流量計 | 患者によって排泄される尿の流量測定に用いる装置をいう。本品は単回使用である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
尿沈渣分析装置 | フローサイトメトリー又はスミア法により、尿沈査のパターンを認識し、数を計測する自動又は半自動の専用装置をいう。 |
比ろう法比濁分析装置 | 光源から細胞等を含む懸濁液に光をあて、入射ビームと一定の角度をなして設置された光検出器で散乱光のみを検出できる装置をいう。懸濁液中の細菌などの粒子を比濁計よりも低濃度で検出できる。 |
酵母・真菌分析装置 | 生物試料中の酵母・真菌の存在を確認するために用いる装置又は(装置)システムをいう。 |
血液培養自動分析装置 | 血液培養基中の微生物増殖を検知する自動又は半自動の装置をいう。微生物の同定ができるものもある。病原体の同定には、試料を入れたビン、チューブ、バイアル内の代謝産物の生産速度を測定することにより計算された成長曲線を用いる。代謝産物の生産速度の測定には、放射性同位元素で標識された基質取り込みの放射検知、二酸化炭素濃度の変化の赤外分光光度検知、蛍光基質取り込みの蛍光検知、濁度変化(濃度)の光度検知、又はpH誘導の色変化の比色検知等、様々な方法が用いられる。 |
コロニー定量分析装置 | 細菌のコロニーを正確に計数できるように光の面を映し出す器具をいう。光の面は寒天培養皿を格子状に分割するので、オペレータは各格子内のコロニーを計数し、計数済みの格子を認識できる。 |
微生物分類同定分析装置 | 形態、増殖、生理及び臨床化学の特性を規定することにより、血液、尿、脳脊髄液、喀痰又は糞便等の生物学的試料から分離された感染性又は病原性微生物を同定する自動又は半自動の装置をいう。 |
微生物感受性分析装置 | 吸光、蛍光又は発光等の測光法を用いて、感染性・病原性の微生物を同定して治療薬の感受性を測定する自動又は半自動の装置をいう。 |
微生物培養装置 | 検査の目的で微生物を培養する装置をいう。 |
自動細胞診装置 | 細胞の形態や染色性を利用し、画像解析により細胞診断を行う装置をいう。 |
クリオスタットミクロトーム | クリオスタットと呼ばれる温度調整されたキャビネットに含まれるミクロトームで構成される装置をいう。本装置により長い固定手順を踏むことなく凍結組織標本の切片作製が可能になり、迅速な診断ができる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
回転式ミクロトーム | 組織試料の切片を薄片に削るために用いるミクロトームをいう。通常、試料は削り取る前にパラフィンワックスで安定(固定)させる。切片は、はずみ車の回転ごとに削り取られる。 |
滑走式ミクロトーム | 組織のセロイジン切片及び大型切片を薄片に削るために用いるミクロトームをいう。通常、試料は削り取る前にパラフィンワックスで安定(固定)させる。試料台を保持する滑走スレッジが、切断ブレードの先に押し出された時に切片は削り取られる。 |
再使用可能なミクロトーム用刃 | 非常に鋭利な切刃をもつ平たい楔形の刃として設計された器具をいう。通常、パラフィンで固定した組織を超薄片に削るために使用するミクロトームに取り付けられている。本品は再使用可能である。 |
単回使用ミクロトーム用刃 | 非常に鋭利な切刃をもつ平たい楔形の刃として設計された器具をいう。通常、パラフィンで固定した組織を超薄片に削るために使用するミクロトームに取り付けられている。本品は単回使用である。 |
自動染色装置 | 病理検査の組織標本や細胞診、血液検査等の標本を作製する装置をいう。染色を行う装置又は塗抹のみ行う装置を含む。 |
低温温度制御装置 | -200℃等、きわめて低い温度を一定の精度で制御するための装置をいう。通常、温度センサ、温度計及び電子部品からなり、主に医療施設で低温生物学的方法により組織・臓器を保存するために低温外科治療ユニット及び他の親装置とともに用いる。 |
精子・精液分析装置 | 試料中の精子の濃度を測定し活動度(運動性)の特性を示す装置をいう。 |
遺伝子解析装置 | 生体試料から抽出した核酸分子の配列情報を解析する装置をいう。解析を確実にするため、通常、核酸分子の増幅を行う。 |
フローサイトメータ | フローセル中で細胞を移動させ、レーザ光等を照射し、散乱光や蛍光の強度、種類から細胞を同定あるいは定量したり、細胞の存在比率を解析したりする装置をいう。細胞を蛍光色素で標識することもある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
再使用可能な胆管造影用針 | 胆管造影用の造影剤を胆管に注入するために用いる細長い鋭利な器具をいう。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な皮下用注射針 | 注射筒、二次的薬物療法セット又は静脈切開セット(採血用アダプターやホルダー等)と共に患者への液体の投与又は排出のために用いる、細長い鋭利な中空の器具をいう。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な動脈用注射針 | 動脈に穿刺するために用いる細長い鋭利な中空の器具をいう。通常、金属製で、再使用可能である。 |
再使用可能な尖叉試験用針 | 結核の尖叉テスト等で同時に複数の穿刺を行う器具に用いる細長い鋭利な針をいう。本品は再使用可能である。 |
再使用可能なフィルタ付針 | 投与中に注射液を濾過することを目的とする一体型フィルタが付いた細長い鋭利な器具をいう。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な皮下注射ポート用針 | 治療時に薬物を皮下に直接注射又は注入するため、シリンジに取り付けて使用する細長い鋭利な中空の器具をいう。本品は再使用可能である。 |
再使用可能なフィステル用針 | フィステルの排液に用いる細長い鋭利な中空の再使用可能な器具をいう。 |
再使用可能な眼科用カニューレ | 眼科手術時に眼内物質の排出及び吸引や灌流液などの注入に用いる筒状の機器で非滅菌のものをいう。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な眼科手術用チューブ付カニューレ | 眼科手術時に灌流液などの注入及び眼内物質の吸引に使用するチューブ付の筒状の機器をいう。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な眼科手術用カニューレ | 眼科手術時に灌流液などの注入及び眼内物質の吸引に使用する筒状の機器をいう。本品は再使用可能である。例えば、先端形状が丸状・平状・鈎状のもの、あるいは針管先端部分にスリーブが装着されているものもある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
再使用可能な採血用針 | 血液を採取するために採血セットの一部として用いる再使用可能な専用針をいう。この針は採血アダプターに取り付ける。 |
液用両刃針 | 本品の両端が針状の形状であり、ゴム栓等で密封された複数の薬液を混合する際に使用するものをいう。本品は単回使用である。 |
通気針 | 通常、輸液瓶等から輸液する際、瓶内に通気されるために使用する針をいう。チューブ及びフィルタ付きもある。 |
再使用可能な注射用針 | 皮膚に貫通させて液体の注入又は除去に用いる先の尖った細い金属管をいう。本品は滅菌後再使用することができる。 |
再使用可能な生検用針 | 生検標本を採取するために用いる中空の円筒型器具をいう。径及び先端の形状は様々なものがあり、分析用の組織標本を採取するために用いる。直線状のものもあれば湾曲したものもあり、滅菌後に再使用する。 |
再使用可能な吸引用針 | 腔内の液を除去するか生検標本を採取するために用いる細長く先の尖った中空の器具をいう。 |
再使用可能な先丸針 | 先端が丸くカーブのついた細い器具をいう。体内の探査に用いる間に繊細な解剖学的領域を損傷することがないように設計されている。 |
汎用注射筒 | 液体又はガスを注射・注入するか引き抜くために用いる器具をいう。通常、ガラス製又はプラスチック製で、目盛付の容器及びプランジャから成る。注射針を用いて薬剤の投与又は採血に用いることが多い。 |
血管造影用注射筒 | 心臓及び脈管をX線写真で検査するため、造影剤を心臓、大血管及び冠動脈に注射(注入)する針又はカテーテルと接続して用いる、筒及びプランジャから構成される器具をいう。 |
注射筒キャップ | 注射筒の先端を被覆する器具をいう。本器具はプラスチック製で注射筒内容物の漏れを防止し、内容物の無菌状態を注射筒を使用するまで維持するため用いる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
麻酔用注射筒 | 注射プランジャ付の中空プラスチック製の円筒型の器具をいう。注射針とともに麻酔薬の投与(注入)に用いる。 |
汎用洗浄用注射筒 | 主に体腔の洗浄・フラッシングに使用されるもので、一方の端にゴム球が固定され、もう一方にノズルが付いている硬質プラスチック製の筒からなる器具をいう。 |
精密投与皮下注射用注射筒 | 正確に定量した物質を注射により投与(注入)するために用いる目盛り付き筒とプランジャからなる器具をいう。 |
歯根膜内麻酔用注射筒 | 徐々に圧力を加え歯周靭帯又は骨に局所麻酔薬を投与するために特別に設計された歯科用カートリッジ式注射筒をいう。 |
歯科麻酔用注射筒 | プレフィルドカートリッジ及び滅菌針を用いて歯科用局所麻酔薬を投与するために用いる歯科用器具をいう。本品は再使用可能である。 |
ツベルクリン検査向け皮下注射用注射筒 | ツベルクリン検査用に使用する定量単位を有する小型筒とプランジャからなる器具をいう。 |
硬膜外位置確認用ロスオブレジスタンス針なし注射筒 | 硬膜外麻酔でロスオブレジスタンス(LOR)法のために用いる器具をいう。本品は針なしの筒とプランジャから構成される。通常、プラスチック製又はガラス製である。 |
ガラス注射筒 | ガラス製の注射筒をいう。 |
再使用可能な関節造影キット | 関節間隙に造影剤を注入した後、X線撮影により関節を描出するために用いる再使用可能な器具及び用品を集めたキットをいう。 |
生検用穿刺器具 | 組織採取を目的として生検針に装着して穿刺するために用いる穿刺器具をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
再使用可能な骨髄採取・移送セット | 骨髄の採取又は移送のために組み合わせて使用することを意図した再使用可能な品目を集めたキットをいう。 |
再使用可能な腰椎穿刺キット | 脊髄液の採取を目的として腰椎野に穿刺するために用いる再使用可能な器具及び材料を集めたキットをいう。通常、脊髄針及び脊髄液収集用チューブが含まれる。 |
再使用可能な腰椎穿刺用針 | 診断検査用の脊髄液の採取を目的として脊椎穿刺に用いるスタイレットの付いた鋭利な針管をいう。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な胸膜腹膜用針 | 腹膜腔へガスを注入、又はガスを除去するために用いる細長い鋭利な中空の再使用可能な器具をいう。 |
再使用可能な自動ランセット | 指先又は耳朶等の毛細血管からの採血に用いるペン型の器具をいう。予め装填された針が自動的に飛び出し、設定された深さまで皮膚を穿刺する。分析用に少量の血液を押し出すことができる。本品は再使用可能である。 |
耳鼻咽喉科用トロカール | 先端が尖鋭な錐体状又は円錐状の手術器具をいう。耳鼻咽喉科(ENT)手術時に体腔に穿刺するために用いる。本品の内腔を満たす互換性のあるスリーブと組み合わせて使用することにより、この組立品を導入することができる。穿刺後本品を抜去すると体腔に作業用チャンネルが作製される。 |
再使用可能な羊水穿刺キット | パックになったキット、トレイ又はセットで、妊婦からの羊水検体採取に用いる全ての必要器具、ドレッシングを含むものをいう。本品は適切な洗浄後、再使用できる。 |
内視鏡用トロカール | 内視鏡のコンポーネントで、機能を果たすためにいくつかの部品から構成されるものをいう。内視鏡に接続して体腔の穿刺を行うためのピラミッド形又は円錐形のポイントを備えている。サイズが異なる適合するトロカールスリーブや別のポイントとともに使用することもできる。 |
トロカールスリーブ | トロカールとともに用いる金属製、又はプラスチック製のスリーブで、組み合わせると体腔の穿刺に用いる小型器具になるものをいう。挿入後本品からトロカールを抜去することにより体腔に作業用チャンネルが作製される。ガス又は液体の供給用の遮断弁又はポートを備えたものもある。様々なサイズ又はデザインのものがある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
侵襲式再使用可能なトロカールスリーブ固定具 | トロカールスリーブにとりつけ、スリーブを腹壁に侵襲的に固定するために用いる器具をいう。本品は再使用可能である。 |
非侵襲式トロカールスリーブ固定具 | トロカールスリーブにとりつけ、スリーブを腹壁に非侵襲的に固定するために用いる器具をいう。 |
トロカールガイドロッド | 10~20mm程度の大きなトロカールスリーブを導入することにより身体に作製した作業用チャンネルを拡大するために用いる小型の金属製ロッドをいう。本品をトロカールスリーブに挿入し、開口部の気密性を維持したままこのスリーブを抜去する。大きなスリーブを取り付けた特殊な拡張器を本品の外側に挿入し、穴が拡大している間にこの組立品を回転させてスリーブを交換する。 |
トロカールスリーブ拡張器 | 中空の拡張器で、(10~20mm程度の作業用チャンネルの内腔を著しく増大させる場合に必要な)大きなトロカールスリーブを静かに挿入することができるように先端が先細になっているものをいう。本品をガイドロッドの外側に挿入し、皮膚を押し分けながら大きな開口部を開ける。これにより、損傷の程度が軽減される。 |
トロカールハウジング | トロカールスリーブに取り付ける器具をいう。ガス又は液体の供給用の遮断弁又はポートで、様々なサイズ又はデザインのものがある。 |
リデューサ | トロカールスリーブに取り付ける器具をいう。作業中のガス漏れを減らし、体腔の気密性を保つことができる。 |
心血管・胸部用トロカール | 先端が尖鋭な錐体状又は円錐状の手術器具で、心血管及び胸部手術時に体腔に穿刺するために用いるものをいう。本品の内腔を満たす互換性のあるスリーブと組み合わせて使用することにより、この組立品を導入することができる。穿刺後本品を抜去すると体腔に作業用チャンネルが作製される。 |
再使用可能な皮下導通用トンネラ | 通常、ステンレスなどの金属製又は高分子材料製の手術器具で、連結チャンネルを作製したり、又はチューブやカテーテルを導通させる目的で皮下に沿ってトンネルを作製するために用いるものをいう。本品は再使用可能である。 |
採血用穿刺器具 | 血糖自己測定などの微量採血を目的とするブラッドランセットを装着するために用いる穿刺器具をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
針ガード | 針の突き刺し事故を防止するため、使用後の針に引き延ばして被せるキャップをいう。 |
歯科用シリンジ | 口腔、歯髄腔及び根管を洗浄し破片を除去するために用いる歯科用器具をいう。針のないものに限る。 |
単回使用ニードルリキャップ器 | 針キャップを保持し、使用者が容易に針に蓋をできることにより、針の突き刺し事故を防止する器具をいう。本品は単回使用である。 |
再使用可能なニードルリキャップ器 | 針キャップを有し、使用者が容易に針に蓋ができ、針刺し事故を防止する器具をいう。再使用可能である。 |
瘻孔長測定器具 | 瘻孔深さ及び瘻孔太さなど、瘻孔を測定する器具をいう。栄養投与目的に作製される胃瘻用のものがある。 |
瘻孔留置チューブ交換器具 | 瘻孔に留置した器具を抜去又は挿入する際に、器具を保持するために補助的に使用する支持器具をいう。 |
胃瘻チューブ測定キット | 留置している胃瘻チューブ(ボルスタ付き)の体表に出ている部分を鉗子にて引張り、ボルスタから挟んでいる鉗子までの長さを測定するキットをいう。 |
食道用バルーンカテーテル | 診断的又は治療的処置で、食道へのアクセスを目的とする膨張性バルーンが遠位端に付いた柔軟なチューブをいう。 |
一時的使用胃食道用滅菌済みチューブ及びカテーテル | 食道及び胃挿入用で胃液採取、薬液注入、洗浄用、診断用等に一時的に使用するものをいう。 |
ストーマ用洗浄キット | 結腸造瘻部位経由で結腸を洗浄するために用いる液体用容器、先端がコーン型のチューブ、又は留置シードルの付いた軟質で柔軟なカテーテルを含む用具を集めたパッケージをいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
人工食道用チューブ | 人工食道に挿入するためのチューブなどをいう。 |
喉頭・気管用麻酔薬噴霧キット | 喉頭、気管等への麻酔薬噴霧用キットをいう。麻酔薬を吸い上げるために用いる針、注射筒、麻酔薬を噴霧するために複数の孔をもったカニューレから成る。麻酔剤をシリンジで吸引し、シリンジから針を外し、カニューレを装着する。このカニューレを気管の中に適当な深さまで挿入する。プランジャを押すことによって、麻酔剤をカニューラの孔を通して喉頭、気管、気管分岐部に噴霧する。 |
止血用鼻カテーテル | 鼻出血を抑えるための鼻カテーテルをいう。通常、遠位端付近にスポンジを取り付けた単腔チューブからなる。スポンジ及びカテーテル挿入中に鼻呼吸を可能にする一体型のエアウェイからなるものもある。両鼻腔に同時に挿入する遠位端にそれぞれバルーンを接続した二腔チューブのものもある。頬骨弓を安定化するために用いることもできる。 |
チューブ取り外し用ウェッジ | 呼吸装置のコネクタを接続端もしくは気管チューブ又は気管切開チューブ等のチューブのコネクタから外すために用いる器具をいう。本品は楔形でスロットの中央が開口しており、接続部にゆるく押し当ててふたつのものを引き離す。通常、気管切開チューブキットの一部(付属品)で、再使用可能である。 |
鼻腔内用バルーン | 鼻腔の構造及び開通性維持のために、空気又は液体で膨張させるゴム製バルーンをいう。 |
耳鼻咽喉科用カテーテル | 管状手術器具で、吸引又は灌流あるいは他の手術器具の挿入のための通路を残すものをいう。本品は洗浄・滅菌後に再使用する。 |
短期的使用口腔咽頭エアウェイ | 短期的使用を目的として、ガス交換又は吸引時に気道の開存性を維持するために口腔のみに挿入する湾曲した金属、プラスチック及びゴム製等のチューブをいう。本品は、舌による気流遮断の防止に有用である。 |
短期的使用鼻咽頭エアウエイ | ゴム又はプラスチック製のエアウェイで、気道の開存性を維持するために鼻孔から咽頭に挿入するものをいう。コネクタを持たない。本品は単回使用である。 |
一時的使用金属製導尿用カテーテル | 膀胱に貯留している尿を排出するために用いる金属製のチューブをいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
内視鏡・関節鏡用接続チューブ | 鏡視下手術及び検査時に内視鏡や関節鏡に接続するチューブ゙をいう。 |
保護栓 | 用具の内容物の漏れを防止し、使用するまで内容物の無菌状態を維持するために用いるプラスチック製の蓋状の器具をいう。本品は単回使用である。 |
血管カテーテル用カフ | 皮下組織の内生を中心に作用し、感染防止を支援するために血管用カテーテルの挿入部位に適用する器具をいう。汎用を除く。 |
ガイドワイヤ挿入コネクタ | ガイドワイヤを体内に挿入する手技において、カテーテル等のコネクタ部に接続してガイドワイヤの挿入を補助する。本品は体内に挿入されるものではなく、また薬液の投与に用いられるものでもない。 |
血管内弁カッタ付カテーテル | バイパス移植術による血行再建術では末梢静脈を動脈に転用する。その際、摘出した静脈内に挿入して、静脈弁を無傷的に切開しその機能を失わせるために用いる、刃を装備した柔軟なチューブをいう。 |
腎補助冷却用カテーテル | 心停止後、腎動脈からカテーテルを介して腎臓へ冷却した灌流液を注入し、腎保存を行うために使用するカテーテルをいう。 |
脳脊髄液ドレナージ回路 | 脳脊髄液の排出のために留置されたドレーンチューブと接続するためのドレナージ回路をいう。 |
シャントバルブ用アジャストメントツール | 水頭症治療用圧可変式シャントバルブの設定圧を非侵襲的に体外から確認・変更するために用いる器具をいう。通常、永久磁石を用いて可変式バルブ圧を設定する。能動型医療機器及び商用電源には接続しない。 |
排液バック | ドレインチューブを接続する、1つ又は2つのチャンバからなるプラスチック製の排液バックをいう。胸腔又は腹腔ドレーンに接続し、胸腔又は腹腔から血液、空気、膿状分泌物を除去するために用いる。 |
一時的使用アンブレラカテーテル | 一時的使用を目的として、身体開口部にカテーテル(バリウム注腸アンブレラカテーテル等)を挿入する場合に、遠位端のダイアフラムが開く柔軟性のあるチューブをいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
単回使用鼻用点滴具 | 少量の液体を吸引し、それを鼻管に一滴づつ注入するために用いる中空のチューブをいう。両端が開放していて、通常、一方の端に吸引弁が付いている。本器具は、通常、ガラス又はプラスチック製である。本品は単回使用である。 |
単回使用歯科用吸引カニューレ | 非能動型の吸引装置(通常、歯科専用装置)に連結して用いる管状の歯科用器具で、口腔内に貯留する水分や切削片を除去するために用いるものをいう。本品は単回使用である。 |
再使用可能な歯科用吸引カニューレ | 非能動型の吸引装置(通常、歯科専用装置)に連結して用いる管状の歯科用器具をいう。口腔内に貯留する水分や切削片を除去するために用いる。本品は滅菌後に再使用する。 |
再使用可能な透析用針 | 血管透析中の血液の導出入のために用いる細長い鋭利な器具をいう。本品は再使用可能である。 |
カテーテル等保持用ホルダ | 静脈に挿入するカテーテル又は注射針の上に設置し、挿入部を保護し、静脈内器具の偶発的な脱落防止に役立つ体外用具をいう。 |
シャントホルダ | 血液透析又は他の目的で、ブラッドアクセス器具を安定化(固定)させるために用いる用具をいう。 |
クリンププライヤ | 近位端にハンドルをもち、転心を通って遠位端に続く2本のロッドからなる手動式の器具をいう。先端はペンチの役割を果たし、血液透析を必要とする患者の動静脈シャントを操作するために用いる。 |
カテーテルコネクタ | カテーテルを容器等の別の対象物に接続したり、灌注又は排液用カテーテルを身体に挿入するために用いる器具をいう。 |
食道挿管検出器 | チューブピース(他の小さい気管内チューブ等)を介して、患者に挿管した気管内チューブの吸引を行うため、シリンジ又はバルブを用いて食道挿管を検出する器具をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
血管形成バルーン用加圧器 | 血管形成術用バルーンカテーテルが体内にある場合、バルーンの加圧に用いる専用の圧力計付きの手持型機器(シリンジ又は小型ポンプ等)をいう。冠動脈拡張術(経皮経管冠動脈形成術ともいう)中に加わる圧力はかなり大きいことがある。 |
非血管系バルーン用加圧器 | バルーンカテーテルが体内にある場合、バルーンの加圧に用いる専用の圧力計付きの手持型機器(シリンジ又は小型ポンプ等)をいう。 |
再使用可能な気管内チューブスタイレット | 気管内チューブを安定させ、声帯の通過を容易にするために用いる器具をいう。通常、軟性金属製である。挿管前に気管内チューブに挿入する。通過時の気管の損傷を防止するため、挿管完了後に抜去する。また、気管内チューブが気管内に挿入されていることを確認するため、先端にランプをつけたものもある。 |
再使用可能な気管イントロデューサチューブ | 挿管時に気管内チューブの導入に用いる器具をいう。細長い棒状の器具で、通常、日常的な経口挿管又は、困難な経口挿管時に良好な方向調節ができるよう先端が湾曲している。本品は再使用可能である。 |
単回使用気管内チューブスタイレット | 気管内チューブを安定させ、声帯の通過を容易にするために用いる器具をいう。通常、軟性金属製である。挿管前に気管内チューブに挿入する。通過時の気管の損傷を防止するため、気管内チューブよりもやや短くなっており、挿管完了後に抜去する。本品は単回使用である。 |
単回使用気管イントロデューサチューブ | 挿管時に気管内チューブの導入に用いる器具をいう。細長い棒状の器具で、通常、日常的な経口挿管又は困難な経口挿管時に良好な方向調節が行えるよう先端が湾曲している。本品は単回使用である。 |
再使用可能な気管内チューブガイド | 患者に挿管した気管内チューブの交換が必要なときにガイドとして用いる用具をいう。本品を既存のチューブの内部に挿入した後、ガイド上にチューブを引き抜く。新規の気管内チューブの正しい通過を容易にするため、新規の気管内チューブをガイド上に挿入する。本品は、新規のチューブが所定の位置に挿入されたら取り出す。本品は再使用可能である。 |
単回使用気管内チューブガイド | 患者に挿管した気管内チューブの交換が必要なときにガイドとして用いる用具をいう。本品を既存のチューブの内部に挿入した後、ガイド上にチューブを引き抜く。新規の気管内チューブの正しい通過を容易にするため、新規の気管内チューブをガイド上に挿入する。本品は、新規のチューブが所定の位置に挿入されたら取り出す。本品は単回使用である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
カテーテル用クランプ | カテーテルの把持又は圧迫に用いるものをいう。圧迫はカテーテルが閉鎖するまで行う。 |
チューブ用クランプ | チューブを遮断するか、つまむための器具をいう。通常、検査室で使用するが、医療施設で使用する汎用のものもある。本品は再使用可能である。 |
チューブカフスプレッダ | 気管内チューブカフを気管内チューブ又は気管カニューレに設置するために用いる器具をいう。 |
一時的使用カテーテルバルーン補修キット | 一時的使用を目的として、カテーテルバルーンの補修又は交換のために使用する接着剤及びバルーン等を収納したキットをいう。 |
カテーテルコントローラ操作ユニット | 操作可能なガイドワイヤの近位端に接続し、操作可能なカテーテルの動きをコントロールするために用いる器具をいう。本品は、適切な洗浄・滅菌後に再使用可能である。 |
活栓 | 脈管系への液注入を調節する血管内投与キットの部品をいう。本品は単回使用である。 |
経腸栄養用活栓 | 消化管への液注入を調節する器具をいう。経腸栄養投与等を行う際にカテーテルに接続して使用する。 |
汎用ストップコックバルブ | 液体の流向又はガスフローを制御するために用いる器具をいう。通常、耐久性材料製(プラスチック、金属等)で、様々な用途に用いる。能動型機器に接続して使用されるものを除く。 |
気管内チューブカフインフレータ | 気管内チューブが体内にある場合、チューブのカフに空気を注入するために用いる用具をいう。通常、空気を送るゴム球を備える。外傷の原因となる気管内チューブの過膨張を防ぐために圧力を表示する圧力計を備えているものが多い。カフの目的は、陽圧換気に適した密閉状態をつくり、肺への分泌物の吸引を防止することである。 |
採液針 | シリンジ に取り付けて薬液容器等から薬液を採取するために用いる採液針をいう。通常、プラスチック製又は金属製で、フィルタ付のものもある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
輸液用アクセサリーセット | 輸液セットなどに用いるアクセサリーセットをいう。キャップ類、コネクタ類、アダプタ類等から成る。 |
カテーテル固定用パッチ | 動脈、中心静脈、硬膜外カテーテル等を簡便に固定するために、片面に粘着剤を塗布し、他方にカテーテル固定具をもつ器具をいう。 |
カテーテル用滅菌スリーブ | 本品をシースに取り付けることにより、本品内での造影器材などの無菌操作を行いやすくするものをいう。 |
再使用可能な関節鏡カテーテル | 関節内部の関節鏡検査中に使用する柔軟なチューブをいう。本品は再使用可能である。 |
吸引チューブ | 浸出液等を吸引により除去する際に、吸引器と回収容器又は排液用チューブと回収容器との接続に用いるプラスチック製のチューブをいう。 |
導涙チューブ | 診断検査用として涙液採取に用いるチューブをいう。 |
鼻止血用バルーン | 鼻腔に挿入して拡張し、圧力をかけて止血する拡張式バルーンをいう。本品は空気又は液体で膨張させる。単回使用である。 |
精液注入用子宮カテーテル | 子宮内精液注入手法において精子を子宮内に挿入するために用いる、半剛性または剛性の管をいう。本品は単回使用である。 |
単回使用耳科用カテーテル | 外耳道に挿入する半剛性又は剛性のプラスチック製管状外科器具をいう。本器具は吸引・灌注、又は他の外科器具の挿入のための誘導路として残される。本品は単回使用である。 |
止血用経鼻カテーテル | 鼻出血を抑える目的でスプリングを取り付けて後鼻孔を塞ぐために用いるスタイレットを含む湾曲管をいう。本品は単回使用である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
輸液用延長チューブ | 輸液などのラインを延長するために用いるチューブをいう。 |
眼科用灌流・吸引チューブ | 眼科手術時の灌流や吸引に使用する機器専用のチューブセットをいう。 |
一時的使用喉頭切開術用チューブ | 喉頭の部分的又は全摘手術施行患者の気道確保に一時的に使用するチューブをいう。本品は非滅菌である。 |
子宮頚管拡張器 | 微弱陣痛等により子宮口が十分に開大しない症例に対して子宮頚管部をバルーンで拡張し、分娩を容易にするために用いるカテーテルをいう。 |
整形排液用カニューレ | 他のカニューレに分類されない整形排液用カニューレをいう。 |
気腹用チューブ | 気腹装置と気腹針又はトロカールとの接続に用いる柔軟性のあるチューブをいう。フィルタを含む場合もある。 |
排気用チューブ | 気腹器の排気装置と、内視鏡用処置具又はトロカールとの接続に用いる柔軟性のあるチューブをいう。 |
送水吸引チューブ | 送水装置又は吸引装置と、内視鏡又は内視鏡用処置具等との接続に用いる柔軟性のあるチューブをいう。 |
送気送水チューブ | 送水装置又は送気装置と、内視鏡又は内視鏡用処置具等との接続に用いる柔軟性のあるチューブをいう。 |
採血用吸引器 | ハウジング・プランジャ・ガスケット等から構成される補助的簡易型吸引器具をいう。通常、血糖値測定の為の自己穿刺時に患者の穿刺部位を陰圧にして、血液の漏出を促進するための吸引補助を目的として使用される。 |
一般的名称 | 名称定義 |
真空採血管用ホルダ | 真空採血システムの一構成をなすものであり、採血針等を穿刺する際に、固定及び安定化させる用具である。採血針を勘合し、固定した後、当該ホルダ内に真空採血管を挿入することによって、採血が開始される。 |
採血・輸血チューブ用加熱溶融接合装置 | 採血又は輸血チューブセットと、これに接合するチューブとを共に加熱刃で切断し、切断面を刃に接触させた状態でチューブの位置を移動させ、加熱刃を取り外すことにより細菌侵入の恐れなく接合する装置をいう。 |
組織培養用試料調整容器 | 組織培養のために、必要な血液成分などを調整する容器をいう。ヒトや動物由来の血漿や血清などを保存し、分離するバッグ等の容器を有する。 |
自然落下式針なし輸液セット | 能動型機器を用いることなく、重力により患者へ輸液を供給する輸液セット(針なし)をいう。先端に針や翼状針などを接続して使用する。 |
再使用可能な一般静脈用翼付針 | 一般静脈に用いることを目的とする非常に細い鋭利な器具をいう。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な頭皮静脈用翼付針 | 頭皮静脈又は他の小静脈(特に小児)に用いる非常に細い鋭利な器具をいう。本品は再使用可能である。 |
容器アダプタ | 患者に輸液を注入するか体液を除去することを目的とした体外器具(通常輸液ライン)に容器を接続するために用いる接続器具(通常小型部品)をいう。通常、異なる製造業者の器具を結合する場合に用いる。本品は単回使用である。 |
液体移送用チューブセット | 輸液を容器から静注バッグ又は他の投与液用容器に移すために用いる用具を集めたセットをいう。 |
静脈ライン用コネクタ | 薬物投与又は採血を可能にするために静脈ライン上のY 型接続部位に挿入する器具をいう。 |
薬液調整用針 | 薬剤を容器から他の薬液容器に移すために用いる用具をいう。容器に接続、挿入するための、チューブ又はプラスチック又は金属製の針を備えるものもある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
液体移送器具セット | 輸液を容器から静注バッグ又は他の投与液用容器に移すために用いる用具を集めたセットをいう。 |
薬液調整用器具 | 薬液を容器から他の薬液容器に移すために用いる用具をいう。容器に接続、挿入するための、チューブ、あるいはスパイクを備えるものもある。 |
輸液用ラインクランプ | チューブライン(輸液セット、吸引器のチューブ等)を遮断又はつまんで、ラインに存在する物質の通過を妨げるために用いる用具をいう。本品は再使用可能である。 |
単回使用インライン逆流防止バルブ | ガス又は液体の逆流を防止するため、医用チューブ又はパイプラインに用いる器具をいう。本品は単回使用である。 |
単回使用輸液容器 | 脈内輸液セットで投与する輸液混合物を入れるために用いるプラスチック製又はガラス製の容器をいう。本品は単回使用である。 |
ダイヤル目盛付輸液用ラインクランプ | ラインの液体の通過を制御するために輸液セットのラインを遮断又はつまむために用いる用具をいう。点滴速度の指標となる目盛付きダイヤルを備えている。自然落下を利用した医薬品注入に用いる。本品は単回使用である。 |
再使用可能なインライン逆流防止バルブ | ガス又は液体の逆流を防止するため、医用チューブ又はパイプラインに用いる器具をいう。本品は再使用可能である。 |
子宮用注入器 | 子宮内に液体又は医薬品等を注射するために用いる器具をいう。通常、再使用可能であり、子宮に適した構造を有する。通常、手動式である。従来の皮下注射筒ではない。 |
骨内医薬品注入キット | 骨内に医薬品を注入するために必要な器具一式が含まれているキットをいう。通常、注射針(特殊なデザインの場合がある)及び他の用具(救急薬及び他の液体の投与のため、骨髄腔にアクセスする場合に必要な挿入ハンドル又はメス等)が含まれる。 |
歯科用薬剤注入器 | 歯科領域で根管清掃又は根管処置剤の貼付や充填などに使用する合成樹脂製の根管用注入器をいう。本体と針状部が一体化した外筒、ピストン等から成る。歯科用根管充填材の充填に用いることもできる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
喉頭注射キット | 喉頭注射に必要な種々の器具、創傷被覆・保護材及び医薬品すべてを含むパッケージキット、セット又はトレイをいう。 |
プレフィル用シリンジ | 医薬品を投与するためのガラス製又はプラスチック製のシリンジをいう。通常、1 回分の医薬品等が充填可能なようにつくられており、注射筒のように使用する。本品は単回使用である。 |
手動式圧注入調節装置 | 輸液用ソフトバッグに外から一定圧を加えることによって、輸液の滴下を調整するバッグをいう。圧力は、手動(ハンドポンプ)で発生させる。 |
浣腸用キット | 液を直腸に注入するために用いる用具を集めたパッケージをいう。大腸の排便を促進する。 |
浣腸用チップ | 浣腸の直腸への注入を容易にするために、浣腸チューブの先端で用いる単回使用の用具をいう。 |
再使用可能な色素注入器 | 皮膚への浸透によって色素を沈着させる注入器で、医師が、瘢痕又は熱傷の被覆、人工眉の作製、乳房再建術後の自然な乳頭外観の作製その他の身体の美的外観向上のために用いる器具(電動式のものを除く。)をいう。再使用可能なものに限る。 |
再使用可能な指示薬注入器 | 指示薬(冷生理食塩液等)の血流へのボーラス注射を正確に行うために用いる器具をいう。通常、心臓の血流を評価するため、指示薬を心臓に送入するために用いる。心拍出量を測定するため、デンシトメータ又は熱希釈装置と共に使用するものもある。本品は再使用可能である。 |
調整用薬液注入コネクタ | 血液バッグ゙や薬液容器などに装着して、バック内や薬液容器などに薬液などを注入・排出するために用いる器具をいう。 |
医薬品注入器検査装置 | 医薬品注入器(輸液ポンプ、注射筒ポンプ、点滴コントローラ等)の正常機能を検査するために用いる装置・機器をいう。通常、流速、ボーラス、アラーム機能等を確認するために用いる。 |
輸液用連結管 | チューブの両端に薬液瓶又は他の器具との接続部をもつ連結管をいう。輸液で薬液瓶内の液を移すために用いる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
経腸栄養注入セット | 胃又は腸に挿入したカテーテルと連結して経腸栄養剤を投与する器具をいう。 |
血漿融解装置 | 血液バンク等で保存されていた凍結血漿を使用前に制御下で融解するための装置をいう。本品は電子レンジ、加温水槽等、さまざまな方法を利用することができる。 |
ルアーアダプタ | 複数の器具を組み合わせて固定位置に保持するために、又は複数の器具を接続するために使用する単回使用器具をいう。 |
注射筒・針用アダプタ | 注射筒又は注射針等をチューブ、コック、その他の構造に接続する器具をいう。ルーアーロック付きのものやルーアーロックなしのものがある。またチューブ又は注射筒付きのものもある。 |
単回使用ピンインデックスシステム用アダプタ | 相互に互換性のある2つのコンポーネントをロックする接続器具をいう。ピンインデックスとは、コード付きのピンと孔からなるシステムで、一致したときに適合し、間違った装置同士を誤って連結することを防ぐ安全システムとなる。本品は単回使用である。 |
再使用可能な止血用クリップアプライヤ | 血管を結紮するために止血クリップの適用を目的とした手術器具をいう。本品は洗浄及び滅菌後に再使用する。内視鏡用のものもある。 |
再使用可能な結さつ・固定用クリップアプライヤ | 管腔組織の結紮、固定のために、クリップの適用を目的とした手術器具をいう。本品は洗浄及び滅菌後に再使用する。内視鏡用のものもある。 |
持針器 | ハンドルをもつ手術器具をいう。遠位端から転心までの刃の先端は様々な形状になっており、縫合時に縫合針を把持するように設計されている。 |
単回使用持針器 | ハンドルをもつ手術器具をいう。遠位端から転心までの刃の先端は様々な形状になっており、縫合時に縫合針を把持するように設計されている。本品は単回使用である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
臍帯結さつ器 | 臍帯構造を結さつするために用いる手術器具をいう。通常、結さつ糸を保持するために遠位端にクランプ又はグリップを備えた長い軸又はカニューレからなる。近位端は遠位端のクランプ又はグリップを機械的に操作する可動部をもつハンドルからなる。 |
眼科用縫合針 | 眼組織を縫い通して糸を導き縫合する針状の眼科用機器をいう。 |
縫合針 | 組織に縫合糸を挿入したり、引き抜いたりするために用いる針をいう。特別な機能専用ものもあれば、汎用のものもある。 |
子宮頸管縫縮術用針 | 円筒形で様々な径の中実の器具をいう。遠位端は様々な形状のものがある。子宮頸管周囲に様々な種類の縫合材料を通すために用いる中実の円筒形器具である。径及び遠位端の形状は様々なものがある。 |
クリンチャー | 外科的結び目を自動的に作る機器で、その結び目を動かすことができるものをいう。 |
結さつ器 | 血管又は他の身体構造を結さつするために用いる手術器具をいう。結さつ糸を保持するために遠位端にクランプ又はグリップを備えた長い軸又はカニューレからなる。近位端は遠位端のクランプ又はグリップを機械的に操作する可動部をもつハンドルからなる。 |
再使用可能な自動縫合器 | 滅菌糸で自動縫合することにより損傷部位又は筋肉裂傷部を修復するために用いる器具をいう。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な関節鏡用縫合器 | 損傷部位又は筋肉の裂傷を修復するために用いる器具をいう。制御した関節鏡下で、縫合パンチシステムによって損傷部位又は裂傷部で外科医が望む数の縫合が行われる。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な手術用ステープラ | 手術用ステープルの打ち込みに用いる外科用器具(切離機能を有するものを含む。)をいう。ピストル様のデザインのものもある。本品は再使用可能である。内視鏡用のものもある。能動式のものを除く。 |
一般的名称 | 名称定義 |
ワイヤ・結さつ糸パサー | ワイヤ又は結さつ糸を組織に貫通させるために用いる手術器具をいう。通常、組織に貫通させる物質を保持する鈎、キャッチ又はクラスプを備えたハンドル付きの柔軟又は硬質のロッドである。本品は先細で、遠位端にボタンまたはどんぐり状のものが付いている。長い直線状又はわずかにカーブした刃をもつリング型ハンドルのものもある。リング型ハンドルのものは遠位端付近に転心をもつ。刃の遠位から転心までの部分は短い把持アームとなっている。 |
内視鏡処置用縫合器 | 内視鏡治療時に専用の内視鏡とともに使用する器具をいう。機械的作業に用い、各種材料(絹、腸線縫合糸等)による創や切り口の閉鎖等に用いる。 |
外科手術用縮窄クランプ | リング状のハンドルをもつはさみ様手術器具をいう。遠位端から転心までの2枚の刃は鋸状で直線であるか又はカーブがついている。鋸状の部分の中央には把持する血管を損傷しないように端から端まで鋸状でない溝がある。 |
取外し可能な皮膚ステープル用ハンドル | 単回使用の取外し可能な皮膚ステープルのピストル用機構と組合せて使用する、再使用可能なハンドルをいう。 |
縫合糸パサー | 縫合糸及び縫合針を組織に貫通させるために用いる手術器具をいう。通常、組織に貫通させる物質を保持する鈎、キャッチ又はクラスプを備えたハンドル付の柔軟又は硬質のロッドである。本品は先細で、遠位端にボタンまたはどんぐり状のものが付いている。直線状又はわずかにカーブした刃をもつリング型ハンドルのものもある。 |
ステープルリムーバ | 治癒過程が経過し、手術創又は切開部の縁が補助なしで結合している場合に各種ステープルを除去するために用いる金属製又はプラスチック製の手術器具をいう。本品は再使用可能である。 |
クリップリムーバ | はさみ又はピンセット様の手術器具で、近位端又は中間点で結合した2枚の刃をもつものをいう。刃はクリップを把持し、開いて除去するように設計されている。 |
外科手術用気管支クランプ | 非外傷性に気管支を圧迫するために用いる手術器具をいう。 |
外科手術用ブルドッグ型クランプ | 直線、斜め又はカーブした鋸状のかみ合い部をもつ手術器具をいう。臓器、血管又は組織の把持、結合、圧迫又は支持に用いる。ハンドルは直線状又はリング状のものがある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
再使用可能な外科手術用痔核クランプ | リング状のハンドルをもつはさみ様手術器具をいう。遠位端から転心までの2枚の刃は先端が三角形の鋸状のかみ合い部となっている。滅菌後に再使用することができる。 |
再使用可能な外科手術用チューブクランプ | チューブを圧迫するために用いる手術器具をいう。本品は滅菌後に再使用可能である。 |
再使用可能な外科手術用直腸クランプ | 直腸、直腸弁又は肛門管を非外傷性に把持、結合、圧迫又は支持するために用いる手術器具をいう。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な外科手術用頸動脈クランプ | 頸動脈を圧迫するために用いる手術器具をいう。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な体内用血管クリップ | 圧迫により小血管の血流を遮断するように設計された器具をいう。本品は滅菌後に再使用可能である。 |
外科用テ-プ | 各種器官を一時的に保持するために用いる帯状・管状の糸及び紐をいう。針付を含む。 |
非外科的食道静脈瘤結さつセット | 食道鏡と共に用い、非外科的な食道静脈瘤結紮術で食道静脈瘤を結紮するセットをいう。食道鏡の末端に接続する透明なフードと、静脈瘤を結紮するゴム又はエラストマ製のOリング状のバンドからなる。 |
再使用可能な非滅菌頭皮クリップ | 2本のブレードが中心点で接合されているか又は「アルファ」型の単一部分からなる非滅菌外科器具をいう。頭皮上での手術中に止血のために用いる。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な皮膚クリップ | 中間点で結合した2枚の刃をもつか、1つの 「アルファ」型のパーツからなる手術器具をいう。手術時に皮膚の切開縁を近接させるか電極などの物体を皮膚に固定するために用いる。本品は再使用可能である。 |
手術用創部クリップ | 創傷の端を一時的に寄せ集めるために用いる金属製の器具をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
動脈瘤縫合針 | 先の尖った金属製の器具で、ハンドルを備え血管を結紮するために用いるものをいう。本品は再使用可能である。 |
縫合糸固定用具 | 縫合糸の張力をより広範に分布させることで、創傷の治癒を補助することを目的とする固定ブリッジ、外科ボタン又は糸支え等の器具をいう。縫合糸の張力の分布は、縫合糸で皮膚が切れるのを防止するのに役立つ。 |
食道結さつ器 | 食道を結さつするために用いる手術器具をいう。結さつ糸を保持するために遠位端にクランプ又はグリップを備えた長い軸又はカテーテルからなる。近位端は遠位端のクランプ又はグリップを機械的に操作する可動部をもつハンドルからなる。 |
痔核結さつ器 | 痔核を結さつするために用いる手術器具をいう。通常、結さつ糸を保持するために遠位端にクランプ又はグリップを備えた長い軸又はカテーテルからなる。近位端は遠位端のクランプ又はグリップを機械的に操作する可動部をもつハンドルからなる。 |
再使用可能な手術用パンチ | 組織あるいは血管等に、縫合あるいは吻合するための孔を作成するために用いる手術器具をいう。本品は再使用可能である。 |
縫合糸ガイド | 外科医の縫合の位置決めを容易にするために開放創の上に配置する器具をいう。堅く引っ張ると縫合糸が合わさる。 |
ニードルドライバ | 腹腔内手術時に縫合針の操作に用いる器具をいう。シャフトの先に付けた縫合針の曲がりをハンドルで制御する。 |
精管吻合用セット | (微視的・顕微鏡的)精管吻合術で精管端部をニードルでプレートに固定するために用いるニードル及びプレートから成るセットをいう。 |
前立腺摘出術用泌尿器縫合補助具 | 前立腺摘出術後の縫合の位置決めを容易にするために用いる金属製の器具をいう。単回使用バルーンカテーテルを有するものもある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
尿失禁挙上針 | 尿失禁治療のために女性膀胱頸部を糸で挙上する器具をいう。 |
手術用被覆・保護材 | 術後創傷のために用いる適切なサイズの被覆・保護材をいう。 |
皮膚用接着剤 | 皮膚創部の閉鎖、接合又は補強等に用いる皮膚用接着剤をいう。アクリル酸塩又は他の合成物質より成る。 |
血管造影用サージカルドレープ | 血管造影時に使用する専用のカバーをいう。本品は単回使用である。 |
単回使用汎用サージカルドレープ | 手術室やカテーテル処置室の汚染(器具やテーブルの上)から外科切開部位や術野を隔離するために、保護的なカバー又は障壁として用いる不織布製の用具をいう。本品は患者を手術中の熱、炎又は他の形態のエネルギーから保護するためにも使用する。本品は単回使用である。 |
レーザ抵抗性サージカルドレープ | 典型的な外科的レベルのレーザーエネルギーに対する保護を目的とした材料で特別な加工又はコーティーングを施したサージカルドレープをいう。器具、装置又は患者の保護に用いることができる。 |
ギプス包帯 | 骨折、疾患のある関節又は疼痛のある捻挫を固定するために、固い被覆保護材(ギプス包帯)を構成するプラスティック、ガラス繊維、石膏等の用具をいう。 |
足指セパレータ | フレーム又はプレートに取り付けた個々の’U’字型チャンネル又は’U’字型チャンネルのセットからなる器具で、個々の趾節骨を一定の位置に保持するために用いるものをいう。 |
腱膜瘤防護具 | 親指の基底に形成された腱膜瘤を防護するために用いるパッドをいう。 |
手・指用副木 | 損傷した手又は指を固定するために用いる器具をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
伸縮式手足用副木 | 腕又は脚の周囲に設置し膨張させて手足を固定するスリーブをいう。 |
鼻腔内副木 | 中央面で2つの鼻腔を分ける隔壁の置換又は修復に用いる生体材料又は合成材料製の器具をいう。 |
成形副木 | 損傷した身体部位を固定するために用いる器具をいう。身体に合うよう予め成形されている。 |
単回使用パッド入り副木 | 身体の損傷部位を固定するために用いるパッド入り器具をいう。本品は単回使用である。 |
真空成形型式副木 | 受傷した身体部分を固定するために用いる器具をいう。受傷した部位の周囲に設置して本品から空気を抜くことによって固定する。 |
体外式鼻用副木 | 骨折又は治療した鼻骨を支持するために用いる器具をいう。本器具は鼻の外側でヘルニアバンド様の支持器として機能する。 |
成形型副木 | 損傷した身体部位を固定するために用いる器具をいう。身体に合うよう形造る。 |
薬剤なし再使用可能な救急キット | 非常時の損傷の初期段階治療のための器具や材料を集めた便利な一式をいう。通常、施設、家庭、自動車、救急車サービス、人が多い場所等で使用する。本品に薬物・医薬品は含まれない。本品の再使用可能な品目を適切に洗浄し、消耗品を補充したのちに再使用することができる。 |
薬剤付再使用可能な救急キット | 非常時の損傷の初期段階治療のための器具、材料及び薬剤を集めた便利な一式をいう。通常、病院、施設、救急車サービス、人が多い場所等で使用する。本品には別々に使用すると薬剤となる薬物・コンポーネントが含まれる。再使用可能な品目を適切に洗浄し、消耗品を補充したのちに再使用することができる。 |
熱傷被覆・保護材 | 熱傷皮膚を被覆及び保護し、熱傷部位の滲出液を吸収するために用いる幅広の層状ガーゼパッドをいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
綿状創傷被覆・保護材 | 創傷を被覆するために用いる、柔らかくふわふわした綿状の塊から成るパッドをいう。 |
臓器固定器 | 一方の端に紐又はコードの付いた幅広の薄く平坦なパット又はネットをいい、多くは柔軟なプラスチック製である。本器具は、器官を適所に保持するために使用され、一時的に手術部位内に植込まれる場合もある。本品は単回使用である。 |
皮膚バリア粘着プレート | 外部の汚染物質から皮膚部位を保護するために皮膚に粘着する器具をいう。 |
圧迫性被覆・保護材 | 体液の貯留予防を目的に、患部に圧力を加えるために用いる被覆材をいう。最も一般的には植皮部、及び熱傷治療に用いる。 |
熱傷用ラップ | 熱傷センター又は病院へ運ぶ途中の熱傷患者の外傷を覆い、状態を維持するために用いる非滅菌の被覆材をいう。本材は、救急現場での使用を目的とし、熱傷部位を冷し、湿潤を保ち、熱傷の進行を止め、外傷を最小限にし、汚染を防止するために用いる。本材をジェルで覆うことも可能であり、各種(タオルからシーツの大きさ等)のサイズがある。 |
皮膚接合用テープ | 皮膚創部の閉鎖、接合又は補強等に用いる、片面を粘着剤でコーティングした布又はプラスチック製のテープをいう。 |
カテーテル被覆・保護材 | 注射針又はカテーテル刺入部位に直接貼付してその固定に用いる、粘着性を有するフィルム材などの滅菌済み被覆・保護材をいう。固定保持強化のために不織布等が付与されることもある。 |
創傷深度測定器 | 非侵襲のプローブからなり、体表面に短時間当て、創傷やポケットの大きさ(幅)や深さ(正常皮膚と創との差異)を測定する。 損傷皮膚に接触する場合には滅菌済みで単回使用とする。 |
創傷面積測定器 | 創傷の面積を測定及び記録するため用いる器具機械。創傷の大きさを測定するための記録シート等からなる。 記録シートは創の面積を算出するために面積計算機と組み合わせて用いることもある。 損傷皮膚に接触する場合には滅菌済みで単回使用とする。 |
一般的名称 | 名称定義 |
単回使用クラスⅠ処置キット | 一般的な処置を行うために必要なクラスⅠの各種器具、被覆保護材及び医薬品の全てを含む、プレパッケージされたキットをいう。本品は単回使用である。 |
眼内異物除去用磁石 | 磁気性金属異物を眼から除去するために用いる機器をいう。永久磁石を含む。 |
超音波ネブライザ | 機械的振動により発生させたエアロゾル化した水又は医薬品を供給する装置をいう。エアロゾル発生源、リザーバ、バッフル等から構成される。 |
加熱式ネブライザ | 加温して発生させたエアロゾル化した水又は医薬品を供給する装置をいう。エアロゾル発生源、リザーバ、バッフル等から構成される。 |
投薬用スプレーボトル | 噴霧式で医薬品を投与(鼻噴霧等)するために用いる、スプレーノズルの付いた容器をいう。 |
非加熱式加湿器 | 乾燥したガスに水蒸気を添加するために用いるユニットをいう。通常、リザーバ及びチューブ(気流と水とを接触する)を備える。一般に、経鼻カニューレに用いる。 |
非加熱式ネブライザ | 非加熱的(機械的振動は除く)に発生させたエアロゾル化した水又は医薬品を供給する装置をいう。エアロゾル発生源、リザーバ、バッフル等から構成される。 |
耳鼻咽喉科用ネブライザ | 患者に吸入させるため、エアロゾル化した水又は医薬品を供給する装置をいう。 |
ガス加温器 | 酸素又は圧縮空気療法によって肺に酸素又は医薬品を投与するためのガスを加温する装置をいう。 |
再使用可能な膣用アプリケータ | 薬物、製剤の適用による膣の治療に用いること又は他の医療用具を膣に貼付又は適用することを目的とした器具をいう。粉末薬を内部に吹き込むことができる手持型バルブ(手動ポンプ)等によって膣に薬剤を導入する。腟炎などの治療に用いる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
耳鼻咽喉科用空気圧式アプリケータ | 吹込空気を用いて粉末薬を耳鼻咽喉(ENT)に投与するアプリケータをいう。本品は再使用可能である。 |
呼吸ガス混合器 | 液体の医薬品をエアロゾルとして患者が吸入する空気の中に噴霧するために用いる機器をいう。通常、手で操作する。ネブライザーとは異なり、本品にはバッフルがないため、エアロゾルの粒子径が一定ではない。 |
耳鼻咽喉科用薬液噴霧器 | 医薬品を投与するために、耳鼻咽喉(ENT)内部に吹き込むことができる手持型バルブ(手動ポンプ)を有する噴霧器をいう。 |
診断用ネブライザ | 喘息の評価に用いる装置をいう。冷気(-10℃~-20℃)を発生させ、これをマウスピースを介して患者に吸入させて喘息発作を誘発する。気道閉塞の程度を評価し、主治医が適切な治療を処方する。 |
胸腔排液用装置 | 吸引チューブに接続された1つ又は2つのチャンバからなるプラスチック装置をいう。胸腔ドレーンに接続し、胸腔から血液、空気、膿状分泌物を除去するために用いる。 |
ガス圧式吸引器 | 液体又は粒状物質の吸引等の治療に用いる陰圧を発生させる装置をいう。本品はノズルを通過する加圧ガス(空気又は酸素)によって作動する。通常、ベッドサイド、手術室、麻酔室で使用する。 |
真空吸引器 | 病院の医用ガス供給システムから供給される陰圧を利用して、液体又は粒状物質の吸引等の治療に用いる装置をいう。通常、ベッドサイド又は手術室で用いる。 |
再使用可能な耳科用カテーテル | 耳道に挿入して吸引・灌流、又は他の手術器具の挿入の通路を残すために用いる硬質のプラスチック製又は金属製の管状手術器具をいう。本品は洗浄・滅菌後に再使用する。 |
吸引器用キャニスタ | 体液の回収のため吸引器とともに使用するキャニスタをいう。本品は単回使用である。通常、プラスチック製で、折り畳んだ状態で提供され、使用前に組み立てるよう個別にパックされているものや、完成品として提供されるものがある。適用される環境法規に従って様々な方法で廃棄する。汚染防止のための逆止弁がついたものもある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
吸引器用ボトル | ガラス又はプラスチック製で、トップ又はふたによって密閉でき、体液の回収のために吸引器とともに使用する用具をいう。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な汎用吸引チップ | 手術又は治療時に吸引器具に接続し、吸引を調節又は指示する器具をいう。本品は汎用吸引チップで、再使用可能である。 |
電動式生体用洗浄器 | 身体の一部に適用する液体を噴出する装置をいう。衛生状態の維持又は治療の一環として用いることができる。電動式である。 |
滅菌済み手動式生体用洗浄器 | 身体の一部に適用する液体を噴出する装置をいう。衛生状態の維持又は治療の一環として用いる。滅菌済みの液体を使用し、手動で操作する。 |
手動式生体用洗浄器 | 身体の一部に適用する液体を噴出する装置をいう。衛生状態の維持又は治療の一環として用いる。手動式である。 |
洗浄針 | 刃先を有しない針で、口腔、歯髄腔、根管など各部の洗浄や破片の除去及び手術中の異物、汚物の吸引や洗浄並びに薬液の吸引などに用いる器具をいう。 |
尿路灌流装置 | 洗浄のため尿路に挿入したノズルから尿路に水を注入するための装置をいう。チューブを介してノズルに接続した液体用の容器からなり、ノズルからの水の圧力、温度又は流量の制御が可能なコンポーネントが含まれる。 |
大腸灌流装置 | 大腸下部の内容物を排出する目的で直腸に挿入したノズルから大腸に水を注入するための装置をいう。本品はチューブを介してノズルに接続した液体用の容器からなり、ノズルからの水の圧力、温度又は流量の制御が可能なコンポーネントが含まれる。コンソール型の便器や水道管及び下水管に接続するための付属品を含むものもある。 |
一時的使用膀胱洗浄キット | 一時的使用を目的として、膀胱を洗浄するために用いる注射器及び他の器具を集めたパッケージをいう。 |
耳洗浄キット | 外耳道を洗浄するために用いる注射器及び他の器具を集めたパッケージをいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
口腔洗浄器 | 創面清掃の目的で処置する部位(窩洞やう窩)を洗浄し、歯及び残留充填材等の破片又は壊死性物質及び感染性物質を除去するために歯科治療で使用するように特別に設計された器具をいう。本品は、典型的には、温度管理された水の拍動流を利用している。 |
歯科用口腔洗浄器 | 創面清掃の目的で処置する部位(窩洞やう窩)を洗浄し、歯及び残留充填材等の破片又は壊死性物質及び感染性物質を除去するために歯科治療で使用するように特別に設計された器具で、能動型医療機器に接続するものをいう。 |
電動式歯科用口腔洗浄器 | 口腔内の外科手術後、コンプレッサに接続したハンドピースから空気圧によって生理食塩液を噴出させ、患部を洗浄する器具をいう。小型ガスボンベに接続するものもある。 |
再使用可能な歯科用シリンジ | 口腔、歯髄腔及び根管を洗浄し、異物や切削片を除去するための再使用可能な歯科用侵襲性器具をいう。ただし、能動型機器であるもの又は能動型機器に連結して用いるものを除く。 |
会陰洗浄キット | 会陰部位を洗浄するために用いる注射器及び他の器具を集めたパッケージをいう。 |
創部洗浄キット | 創傷を洗浄するために用いる注射器及び他の器具を集めたパッケージをいう。 |
耳洗浄用注射筒 | プランジャ付きの注射筒からなる器具で、耳道を灌流液でフラッシュするために用いるものをいう。 |
耳鼻咽喉科用洗浄ユニット | 耳鼻咽喉科(ENT)治療で壊死性物質、感染性物質又は異物の除去を目的として治療部位を清浄するために特別に設計された器具をいう。本品は、通常、治療部位の洗浄に用いる整理食塩液等の滅菌水の拍動流によって作動する。 |
一般的名称 | 名称定義 |
鼻用洗浄器 | 薬剤を直接鼻腔に適用するために用いる器具をいう。ホーン型のカップ・ホルダ等があり、これに鼻の内腔から注入し、粘膜及び鼻の通路を洗浄及び治療する温かい塩水等の治療液を充填する。 |
消毒剤注入用具 | 消毒剤を注入する器具をいう。 |
洗浄剤注入用具 | 洗浄剤を注入する器具をいう。 |
歯科電動式洗浄器 | 口腔内の外科手術後、生理食塩液を小型ガスボンベ又はコンプレッサの空気圧により噴出させ、患部を洗浄する器具をいう。 |
内視鏡下灌流・吸引器 | 体腔又は管腔の内視鏡による観察を容易にするため、液体で灌流・吸引(洗浄効果)することを目的とした灌流・吸引装置をいう。内視鏡と併用し、滅菌済みのものをいう。 |
器具除染用洗浄器 | 再使用可能な手術器具、麻酔器具、靴、及び他の手術用具の(化学的又は加熱)除染・消毒のために用いる洗浄器をいう。乾燥機能を内蔵したものもある。 |
電動式内視鏡レンズ洗浄器 | レンズに付着した血液や異物を除去するために、液体又は気体をレンズ端面に誘導する器具をいう。金属製又はプラスチック製のシースを、内視鏡に装着して使用する。液体を送入する器具は電動式である。 |
洗浄器キット | 患者・ユーザーの身体の特定の部分又は部位の処置を行うために洗浄器ユニット又は装置とともに用いるパッケージ品をいう。 |
骨粉収集器 | 整形外科手術時の鋸引き、リーミング、穿孔、ラスピング等により生じた骨片を収集するために用いる容器をいう。関節領域内に骨粉を残すのは、術後可動不能を来す骨肥大を引き起こす可能性が高いため好ましくない。 |
電動式ピンチバルブ | 洗浄液バックからの重力により流れる洗浄液を電動式のピンチバルブで洗浄用チューブを締め付けたり開放したりすることで流れをオン・オフする生体洗浄の為の補助器具である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
洗浄吸引量計測装置 | 電動式生体用洗浄器から送出され、吸引装置により吸引される洗浄液の量(重量)のバランス(洗浄ポンプが送り出した量並びに吸引ボトルに回収された量)を計測する装置である。 |
整形外科用手術台 | 調節可能な台で、上肢又は下肢の整形外科的処置時に、患者の身体を支持する上昇面と患者の四肢の牽引を支持・実行するための特別な装置を備えたものをいう。本品の特別な機能を利用して、位置の調整等を行い、正しい位置に固定することが可能である。 |
婦人科用手術台 | 婦人科領域の手術用に特別に作製された手術台をいう。 |
汎用手動式手術台 | 手術が必要な部位の大部分に適応するように改良された完全移動型手術台(汎用)をいう。手動式、油圧式のものがある。 |
手術台アクセサリー | 手術台に付属するアクセサリーをいう。 |
カラム手術台システム | 取り外し可能なテーブルトップ(適合する運搬台車で搬送される)の導入及び取り付けのため、手術室に設置する永久又は半永久カラムをいう。 |
電池式移動型手術室用テーブルトップカラム | 患者を載せ手術の準備を行う取り外し可能なテーブルトップの導入及び取り付けのため、手術室に設置する半永久テーブルトップカラムをいう。本品は術者があらゆる種類の手術を円滑に行えるよう、手術室内で移動させることができる。電池式で永久的な電気接続はなく、主電源から充電する必要がある。テーブルトップは、適合する運搬台車でスタッフがカラムから移動させる。 |
汎用電動式手術台 | 手術が必要な部位の大部分に適応するように改良された完全移動型手術台(汎用)をいう。コンセント電源式、電池電源式のものがある。 |
眼科用手術台 | 眼科手術時に患者の身体を支持するために特別に設計された機器をいう。例えば、手術時に患者の身体を支持及び固定することにより外科医が最適に接近することができるものがある。テーブル面の幅を狭くすることにより、外科医が中心線まで手を伸ばすことができるものもある。本品は身体の手術には適さない。 |
一般的名称 | 名称定義 |
手術台システム | 完全な手術台設備を構成するいくつかのコンポーネントからなるシステムをいう。テーブルトップの交換、患者の位置変換、手術室への患者の搬入出ができる。通常、カラム、取り外し可能なテーブルトップ、台を操作するためのリモコン、搬送台車からなる。 |
分娩台 | 調節可能な診療・処置台で、陣痛・分娩時及び妊娠に関連した他の診療・処置時に、女性の体位を適切な位置に支持することを目的としたものをいう。通常、脚固定器、引き手、後産用容器等を内蔵する。 |
泌尿器科用診察台 | 固定式の台座で支持された適切な(金属、プラスチック等)上面を備える調節可能な診療・処置台をいう。ニークラッチ及び引き手を備え、手動又は電気コントロールを用いて、機械、電気機械、油圧システムによって昇降及び傾斜させることができる。洗浄容器及び器具トレイ用の支持具を備えるものもある。本品は、泌尿器科領域の診療、膀胱鏡検査、経尿道的手術、尿道の開放手術時に、患者の体位を適切な位置に支持するものである。 |
分娩用ベッド | 陣痛分娩時に使用することを目的として設計されたベッドをいう。本品は付属品を取り付けることができる。 |
婦人科用診療・処置台 | 婦人科領域の診療及び処置時に、女性の体位を適切な位置に支持するために用いる調節可能な診療・処置台をいう。 |
肛門科用診察台 | 通常、膝・肘掛け及びかかとあぶみを備える調節可能な診療・処置台をいう。肛門周囲の診療及び処置時に、患者の背部が露出される適切な位置で患者の身体を支持することを目的としている。 |
ブラキセラピー用テンプレート | 超音波画像診断ガイド下等で腫瘍部などに放射線源を挿入する際の穿刺針の刺入方向をガイドするために用いる。患者には接触しない。 |
汎用診断・処置用テーブル | 診断、処置のために用いる一般用テーブルをいう。これは、ある基本機能(例えば、患者を持ち上げたり、降ろしたり、傾けたりすること)に適しているかもしれない。このテーブルは、診察室、医師の手術室で使用される。ただし「汎用診療・処置台」に該当するものを除く。 |
汎用診療・処置台 | 診療又は処置のために用いる汎用の診療・処置台をいう。いくつかの基礎機能(昇降、傾斜等)を備えるものもある。診療室又は手術室において用いる。電動式、手動式を含む。 |
一般的名称 | 名称定義 |
眼科診療・処置用椅子 | 眼科検査、治療又は手術時に用いる椅子をいう。例えば、患者への接近を容易にし、快適性を与えるために患者を座位、半坐位又は半横臥位にするために用いることがある。上げ下げの機能を備え、自立式のものものあれば、診断用テーブルユニットに接続するものもある。 |
呼吸停止治療台 | 吸引器、酸素供給装置、熱源(上部の赤外線灯、下部の乳児用の加温パッド等)を備えた台をいう。出生時に自発呼吸がなく、酸素欠乏状態の新生児の救急蘇生に用いる。 |
物理療法台 | 高さ及び位置が調整可能(横臥位から直立姿勢までの垂直傾斜等)で、足支持具を内蔵する診療・処置台をいう。運動訓練装置(滑車、ターンテーブル等)及び他の付属品(頸椎バー、腕吊り具等)を取り付けるものもある。神経学的疾患患者(脊髄損傷等)における下肢への血液循環の改善等、また筋肉訓練及びバランス感覚の補助のため、運動療法及びマッサージを利用した疾患の治療に用いられる。 |
前庭眼球機能回転椅子 | 角加速度又は角減速度によるリズム運動(眼振)又は前庭系の刺激に対する眼の反応の逸脱を評価することにより、頭部運動時の前庭眼球反射を測定するために用いる専用の椅子をいう。通常電動で、椅子の回転(方向、速度、加速度)を正確に制御する。本品は通常、プロジェクタ、ビデオカメラ及び計算機等の他の装置を含むシステムのコンポーネントである。 |
診療・処置用椅子 | 手動又は電動等で駆動する採血、透析等で使用される椅子で、患者搬送にも用いられるものをいう。 |
歯科用非電動診査・治療椅子 | 特定の歯科治療や診査にとって理想的な位置に患者を配置するために用いる椅子式の診療台をいう。電動式のものを除く。このチェアは、歯科医師にとって最適となる口腔内へのアクセスと視野をもたらすために、高さや背もたれを倒す角度の調節ができたり、体軸回りに傾けられるものもある。 |
手術用照明装置 | 2つ以上のライトヘッドが独立した回転式アームに取り付けられた照明装置をいう。ライトヘッドの組み合わせは同サイズ又は不同サイズであり、手術室照明器と診療室照明器を組み合わせたものもある。カメラ取り付け又は他の機器のための設備を備えるものもある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
手術用照明器 | 様々な深さや小さい切開部から、低コントラストの小さい物体を最良に可視化するために長時間にわたり手術部を照明する照明器をいう。本品は照明に加えて、影を減らし、色の誤認を最小限にする。通常、ランプヘッドにある光源から供給される光により作動する。通常、光源は電球、リフレクタ又は鏡によって光を反射するバルブである。 |
診療用照明器 | 患者の診療及び治療時に用いる照明器をいう。本品は天井又は床等に固定される。複数のライトヘッドからなる照明システムの一部をなすものもある。 |
眼科用徹照器 | 透光法により口腔前庭を通じて眼の裏面(網膜)を検査するために用いる眼科用機器をいう。 |
エントプトスコープ | 眼の透光体の検査に用いる眼科用機器をいう。 |
移動型診療用照明器 | 診療用照明器の全ての特性を備える照明器をいう。パンタグラフ式カウンタバランスアセンブリを備えることが多い。通常、軽症の診療及び治療時に用いる。ある場所から別の場所へ容易に移動できるよう設計されている。 |
額帯灯 | 手術者の頭部に装着するよう設計された装置(ランプ)をいう。バンド又はヘルメットフレームに取り付けて手術者の前頭部に配置し、手術、診断、治療中に視野を直接照明するものである。通常、拡大レンズ、反射器、光ファイバケーブル(冷光の送達又は電池パックからの電源供給用)の接続部から構成される。 |
一般外科・形成外科用鏡 | 本品の前に置いた物体の虚像を表示する器具で、一般外科・形成外科手術時に医師を支援するために用いるものをいう。 |
眼科用鏡 | 眼及び関連構造を検査することができるように光線を投射する鏡をもつ眼科用機器をいう。例えば、ヘッドバンドに取り付けた円形・凹面鏡のものがある。 |
耳鼻咽喉科用鏡 | 耳鼻咽喉科(ENT)診療の目的で、拡散しない光を反射して本品の前に置いた物体の虚像を形成するように表面を十分に磨いた器具をいう。ヘッドバンドの反対側に細いハンドルをもつ。 |
耳鼻咽喉科用額帯鏡 | 診察の目的で鼻又は喉頭等の腔に光束を投射するために用いるヘッドバンドに円形凹面鏡を取り付けた器具をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
汎用光源 | 一般手術又は診療に用いる強い光(冷光ということが多い)を発生させる装置をいう。光は直接又は通常、光ファイバケーブルを介して接続された治療用装置(ヘッドライト、顕微鏡、内視鏡等)に送られる。ただし、内視鏡はこの目的のため専用の光源を備えている。 |
光ファイバ手術用照明器 | 様々な深さや小さい切開部から、低コントラストの小さい物体を最良に可視化するために長時間にわたり手術部を照明する照明器をいう。通常、手術部の外側にある光源から光ファイバ管束を介して供給される光により作動する。天井用又は適切な床用の器具に取り付けられている。 |
透光照明器 | 検査のために皮膚及び軟組織を照明して半透明にするか又は医療従事者が検査のために軟組織(乳房、陰茎内容物等)を直接観察するために用いる強い光源を備えたランプをいう。 |
耳照明器 | 耳印象材の通過を制限するために耳道に入れた詰め物の位置を確認する場合など、耳道を照明する装置をいう。 |
アルコール消毒器 | 微生物を不活性化する消毒剤としてアルコールを霧状に噴霧して患者用ベッド、布団、マットレス等を消毒、殺菌する装置をいう。 |
温水低温殺菌装置 | 水中において70~75℃で20分間以上加温することにより、ほとんどの感染物質を死滅させる通常小型の加温水槽をいう。この方法が適しているのは完全に滅菌する必要のないものに限られる。 |
腹膜灌流液用加温器 | 灌流液等を注入する前に加温並びに保存するために用いる定温保存装置をいう. |
哺乳瓶保温器 | 哺乳瓶を保温するための器具をいう。 |
ヒト組織用培養装置 | ヒト組織培養のために、一定で適当な酸素非存在環境を維持するための装置をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
人工心臓弁用サイザ | 心臓弁置換術時に手動で用いる外科用器具で、適切なサイズの人工心臓弁を植え込む開口部を測定することができる。 |
弁形成リング用サイザ | 弁形成術時に手動で用いる外科用器具で、適切なサイズの弁形成リングを植え込む開口部を測定することができるものをいう。サイザ及びホルダに使用するハンドルを含む。 |
人工弁テスタ | 心臓弁置換術時に手動で用いる外科用器具をいう。人工弁の弁葉の可動性を確認するために使用する。 |
人工弁ホルダ及びハンドル | 心臓弁置換術時に手動で用いる外科用器具をいう。人工弁の保持又は人工弁の方向を変更するために使用する。 |
人工血管用サイザ | 人工血管移植術時にて、適切なサイズの人工血管を選択するために患者の血管径を測定する外科用器具をいう。 |
整形外科用骨セメント混合器 | 整形外科用(骨)セメントを練和又は混和する器具をいう。練成用スパチュラ、脱気チューブ等の周辺器具を含む。本品は単回使用である。 |
電動式整形外科用セメント混合器 | 重合骨セメントを作成する目的でポリメチルメタクリレート粉末とメチルメタクリレートモノマとを混合するために用いる電動器具をいう。通常、電動へら(ワイヤなどの混合ツール)付きのボールなどが含まれる。真空式ヒューム排出機等に接続する。本品は適切な洗浄及び滅菌処理を行ったのちに再使用することができる。 |
骨セメント用脱気チューブ | 骨セメントの使用時に気体を除去するために用いるチューブをいう。 |
透析用セットホルダ | 透析操作時に専用のセットを所定の位置に保持・固定する器具をいう。 |
血液回路遮断器具 | 緊急時に血液透析体外循環回路を遮断する器具をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
シャント用アダプタ | 血液透析用又は他の用途に使用するシャントにチューブを接続する場合、それらを組み合わせて使用できるよう互換性をもたせるために用いる接続器具(通常、小型の部品)をいう。本品は単回使用である。 |
人工呼吸器フィルタ | 人工呼吸器のガスラインへの粒子及び微生物の侵入を防止するために用いる篩をいう。本品は、通常、プラスチックに格納されており、紙、繊維又は銅糸製である。 |
呼吸ガスミキサ | 患者に供給するため、複数種類の医療用ガスを一定濃度に調整する装置をいう。 |
人工呼吸器用マスク | 人工呼吸器の呼吸回路に接続し、患者の鼻、口をおおい、患者に人工呼吸器からのガスを供給するためのマスクをいう。マウスピース型のものを含む。 |
人工呼吸器用圧モニタ | 治療又は診断中に人工呼吸器用回路の圧力を測定する装置をいう。最新の電子測定機器や、単純な機械式機器がある。 |
再使用可能な汎用ウォータトラップ | 通常、通過するガス・空気が高湿度であるため、急速に復水が貯留する回路(呼吸装置)の内部で使用したり、又は同回路とともに使用する機器をいう。貯留した液体を定期的に除去し、進行中の治療又は処置を中断することなく排出する。通常、標準的な先細のコネクタを用いる。使用の都度、適切に洗浄した後、再使用できる。 |
単回使用人工呼吸器用ウォータトラップ | 通常、加温加湿時に蓄積する復水を回収するため、人工呼吸器の呼吸回路に用いる装置をいう。通常、22mmの先細コネクタを用いて呼吸回路の呼気リムに接続する。回路から除去する場合の液漏れを防ぐため、自動密閉機能を備えるものもある。本品は単回使用である。 |
再使用可能な人工呼吸器用ウォータトラップ | 通常、加温加湿時に蓄積する復水を回収するため、人工呼吸器の呼吸回路に用いる装置をいう。通常、22mmの先細コネクタを用いて呼吸回路の呼気リムに接続する。回路から除去する場合の液漏れを防ぐため、自動密閉機能を備えるものもある。使用の都度、適切に洗浄した後、再使用できる。 |
単回使用汎用ウォータトラップ | 通常、通過するガス・空気が高湿度であるため、急速に復水が貯留する回路(呼吸装置)の内部で使用するか、又は同回路とともに使用する機器をいう。貯留した液体を定期的に除去し、進行中の治療又は処置を中断することなく排出する。通常、標準的な先細のコネクタを用いる。本品は単回使用である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
抽出チューブ | 麻酔装置又はシステム等の使用源から不要なガスを制御下で抽出するために用いる中空円筒型の器具をいう。作業環境の汚染を回避するために用いる。通常、内径は圧縮ガス用のチューブよりも大きく、抽出プロセスに対する抵抗が低く、ガスを抽出する装置から病院・施設のダクトシステムまでを接続する。織ポリエステル等で強化されたカラーコード付きのポリマチューブ製のものもある。 |
酸素テント | 酸素分圧を高めることを目的とした、ベッド上部用又はヘッド用の軟性の囲いをいう。加湿及び温度制御下で用いるものもある。鼻プロング又はフェースマスクを忍容できない患者に用いるよう作製されている。 |
局所酸素治療スリーブ | 酸素が豊富なガスを皮膚に適用するために用いる柔軟なシースをいう。手足を封じ込めるか、頭部から下の身体を覆うことができる。 |
ミストテント | エアロゾル医薬品療法に用いる患者のベッドの上に吊り下げる天蓋又は顎のみが接触するマスクをいう。高湿度環境又は酸素療法に用いるものもある。この技術によって、鼻カニューレ、フェースマスク、気管内チューブと患者との直接接触の大部分を避けることができ、特に小児又はこのようなアタッチメントを忍容できない他の患者に有用である。 |
酸素ガス分析装置 | 気体又は液体(血液)中の酸素濃度を常磁性法、マススペクトル法、ポーラログラフ法、熱伝導率、ガスクロマトグラフィ等によって測定する装置をいう。 |
空気・酸素混合装置 | 酸素と空気を混合させ、任意の酸素濃度(21~100%)に設定して、人工呼吸器や酸素テントなどの末端呼吸補助器へ供給することができる装置をいう。 |
高圧ガスレギュレータ | 高い変圧を低定作動圧力に低下させる減圧弁をいう。医療ガス配管設備(JIS T 7101)用のものは除く。一段階又は二段階のレギュレータであり、通常ピストン型又は隔膜型がある。室内温度上昇による過圧状態を避けるため安全逃がし弁を備えるべきである。得られるガス圧及び作動圧力等を表示するため、付属装置(通常、圧力計)を備えるものがある。 |
輻射熱遮断フード | 輻射熱の損失で体温の平衡を維持できない保育器内の児を本器で覆い、輻射熱損失を防止するものをいう。 |
体表用除細動電極 | 正常な心拍の回復のため、除細動器から患者に制御された電気ショックを伝達するために用いる導体をいう。除細動器に接続する電極を備えたケーブルセットである。開胸しない胴(正常)の上で用いるもの(通常、患者の心臓が細動状態の場合)である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
腹膜灌流回路用加熱溶融接合装置 | 腹膜透析用の熱可塑性チューブを相互に無菌的に自動で接合する装置をいう。接合させるチューブを平行に並べ加熱刃で溶断し、その断面を外気に触れないよう密着させ、加熱刃を取り外すことにより細菌侵入の恐れを防止する。 |
尿瘻用ワンピースバッグ | 尿路管理における採尿器として用いるプラスチック製の袋で、ストーマを通じて一時的に侵襲する方式のものをいう。 |
尿瘻用マルチピースバッグ | 尿路管理における採尿器として皮膚に取り付けるプラスチック製の袋で、2つ以上の部品で構成され、ストーマを通じて一時的に侵襲する方式のものをいう。ストーマの基部に尿が滞るのを防止するための逆止弁と、尿を捨てるための排液栓を備えている。 |
再使用可能な手動式放射線源配置補助器具 | 特に治療部位を限定しない放射線治療用に設計された手動式のブラキセラピー補助器具をいう。穿刺針(中空針)のようなアプリケータを用いて実施される、治療部位への単一又は複数の治療用放射線源の経皮的な手動による配置作業を補助する目的で設計された単体又はモジュール式の器具である。 定型的な形状である場合や固有の線源を取り扱える形状に設計されている場合があり、中空の針、チューブ、カテーテルなどの様々なアプリケータと一緒に使用される。単独では使用されず、滅菌されていない。 |
非電動式X線治療台 | 治療用X線装置を使用した治療の場合に患者の体位を調整・保持るように設計された放射線治療用の寝台をいう。固定体位式テーブルトップを備えている場合や、空気圧によるコントロール、磁気ロック、クランク、及びレバーなどの機械式のテーブルトップ位置調整コントロールやテーブル高コントロールを備えている場合がある。固定式、可動式、又は治療用X線システムに組み込まれている場合がある。 |
電動式X線治療台 | 治療用X線装置を使用した治療の場合に患者の体位を調整・保持するように設計されたプログラム可能な電動式放射線治療用の寝台をいう。テーブルトップの高さと位置調整のための電子式制御やソフトウェア式制御を備えている。固定式、可動式、又は治療用X線システムに組み込まれている場合がある。 |
非電動式遠隔照射治療台 | 特に放射性核種遠隔照射治療装置を使用した治療の場合に患者の体位を調整・保持するように設計された放射線治療用の寝台をいう。固定体位式テーブルトップを備えている場合や、空気圧によるコントロール、磁気ロック、クランク、及びレバーなどの機械式のテーブルトップ位置調整コントロールやテーブル高コントロールを備えている場合がある。固定式、可動式、又は放射性核種遠隔照射治療システムに組み込まれている場合がある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
電動式遠隔照射治療台 | コバルト60遠隔照射治療装置などの放射性核種遠隔照射治療装置を使用した治療の場合に患者の体位を調整・保持するように設計されたプログラム可能な電動式の寝台をいう。テーブルトップの高さと位置調整のための電子式制御やソフトウェア式制御を備えている。固定式、可動式、又は放射性核種遠隔照射治療システム又はガントリに組み込まれている場合がある。 |
加速装置用非電動式患者台 | 医療用リニアアクセラレータ又は非リニアアクセラレータを使用した放射線治療の場合に患者の体位を調整・保定するために設計された機械式放射線治療用寝台をいう。固定体位式テーブルトップを備えている場合や、空気圧によるコントロール、磁気ロック、クランク、及びレバーなどの機械式のテーブルトップ位置調整コントロールやテーブル高コントロールを備えている場合がある。固定式、可動式、又は医療用加速装置の設計に組み込まれている場合がある。 |
加速装置用電動式患者台 | 医療用リニアアクセラレータ又は非リニアアクセラレータを使用した放射線治療の場合に患者の体位を調整・保定するために設計されたプログラム可能な電動式放射線治療用寝台をいう。 テーブルトップの高さと位置調整のための電子式制御やソフトウェア式制御を備えている。 固定式、可動式、又は医療用加速装置の設計に組み込まれている場合がある。 |
非電動式中性子治療台 | 原子炉から分路させた中性子線を使用した治療の場合に患者の体位を調整・保持するように設計された放射線治療用の寝台をいう。固定体位式テーブルトップを備えている場合や、空気圧によるコントロール、磁気ロック、クランク、及びレバーなどの機械式のテーブルトップ位置調整コントロールやテーブル高コントロールを備えている場合がある。治療中に寝台が偶発的に放射化されることを抑制又は排除するために、本寝台は低分子量の材料から作られており、一般に独立した可動式又は固定式の台である。本寝台は、患者体位固定具、遮蔽ホルダ、フィルムホルダなどの様々な付属品を組込むことができる。 |
電動式中性子治療台 | 原子炉から分路させた中性子線を使用した治療の場合に患者の体位を調整・保持するように設計されたプログラム可能な電動式放射線治療用の寝台をいう。治療中に寝台が偶発的に放射化されることを抑制又は排除するために、本寝台は低分子量又は水素性の材料から作られている。テーブルトップの高さと位置調整のための電子式制御やソフトウェア式制御を備えている。本寝台は、患者体位固定具、患者モニタリング装置、フィルムホルダ、アラームなどの様々な付属品を組込むことができる。 |
非電動式ブラキセラピー治療台 | 手動式又は電動式アフターローディング近接照射治療装置を使用した治療の場合に患者の体位を調整・保持するように設計された放射線治療用の寝台をいう。固定体位式テーブルトップを備えている場合や、空気圧によるコントロール、磁気ロック、クランク、及びレバーなどの機械式のテーブルトップ位置調整コントロールやテーブル高コントロールを備えている場合がある。固定式、可動式、又は近接照射治療システムに組み込まれている場合がある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
電動式ブラキセラピー治療台 | 手動式又は電動式アフターローディング近接照射治療装置を使用した治療の場合に患者の体位を調整・保持するように設計されたプログラム可能な電動式放射線治療用の寝台をいう。テーブルトップの高さと動きを制御するための電子式制御及び/又はソフトウェア式制御を備えており、固定式、可動式、又は近接照射治療システムに組み込まれている場合がある。 |
加速装置向けコリメータ用エレクトロンアプリケータ | エレクトロンアプリケータは治療用加速装置のコリメータの付属品であり、加速装置のコリメータハウジングのビーム射出ポートと被験者の間に取り付けられるものをいう。本品は電子線が被験者に達する前の最終段階の照準として使用される。皮膚の近くなどに配置され、標的とする治療部位に達する散乱電子の量を減少させるために使用される。これらの装置の円錐部の形状は長方形であるが、照射野の形状を標的の大きさに合わせるために使用するオーダーメイドの挿入物を入れるためのスロットが装置に取り付けられている。 |
湿式ホットパック装置 | 必要時にホットパックを再使用できるよう、ホットパックを温水又はその他の適当な媒体中で所定の温度にて保存する装置をいう。 |
温熱用パック | 加熱媒体の入ったパックを加熱装置で加熱したものを患部に当て、消炎鎮痛処置(温熱治療)を行うパックをいう。冷却装置で冷却することにより、冷熱を供給する冷却パックを兼ねるものもある。本品は再使用可能である。 |
冷却パック装置 | パック(湿布)を貼付する前に、再使用可能な温熱・冷却パックの中身を冷却するために用いる装置をいう。通常、同時に複数のパックを冷却することができる。 |
冷却パック | 消炎鎮痛処置(寒冷治療)を行うパックをいう。冷却装置等で冷却媒体の入ったパックを冷却し、患部に当てるものである。 |
弾性ストッキング | 四肢の静脈血、リンパ液のうっ滞を軽減又は予防する等、静脈還流の促進を目的に使用される医療用の弾性ストッキング(腕用の弾性スリーブも含む。)である。末梢から中枢に向かい漸減的に圧迫を加える機能を有する。 |
非能動型展伸・屈伸回転運動装置 | 上肢、下肢又は背筋等の筋強度、持続、発達又は回復のために用いる、訓練、強化、リハビリテーション用非能動型装置をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
非能動型自動牽引装置 | 頭部又は骨盤に装着したハーネスを用いて、身体の一部(頸椎、腰椎等)を牽引するための張力を作用させる非能動型装置をいう。通常、牽引力を調節するコントロールユニット、牽引力を伝達するモータ、ハーネスに取り付けられたコードから構成される。調節可能な延展棒は、牽引作用をするコードの角度を変化させる。椎間腔を広げるために用いる(椎間板脱出、関節突起間関節の変形性関節症・被膜炎、椎間板突出、椎間板変性症等の疾患の治療に有効)。 |
非能動型自動間欠牽引装置 | 牽引療法時に予め設定した力の最小値・最大値及び持続期間に従って、間欠モード又は周期モードで力を作用させたり緩めたりするよう設計された非能動型装置をいう。 |
非能動型簡易型牽引装置 | 治療時に変動なしで(静止)牽引力を作用させる非能動型牽引装置(頭部ホルター、骨盤ベルト、牽引副木又はハーネス、ビーム構造等)をいう。 |
測定機能付自力運動訓練装置 | 診断治療に有用な測定値を得るために用いるリハビリテーション用訓練装置をいう。本装置は外部動力を使用しない。 |
非能動型手用他動運動訓練装置 | 筋力を使わずに、指の絶え間ない屈伸によって関節を運動させる非能動型装置をいう。 |
非能動型下肢用他動運動訓練装置 | 筋力を使わずに、脚の絶え間ない屈伸によって関節を運動させる非能動型装置をいう。 |
非能動型上肢用他動運動訓練装置 | 筋力を使わずに、腕の絶え間ない屈伸によって関節を運動させる非能動型装置をいう。 |
非能動型呼吸運動訓練装置 | 患者の呼吸量又は流量を表示し、患者に刺激を与えて換気を改善する非能動型装置をいう。 |
再使用可能な毫鍼 | 外科的麻酔、疼痛緩和、又は他の治療効果を促進するため、末梢神経を刺激する細長く先の尖った再使用可能な器具であって、滅菌済みを除いた器具をいう。 |
非能動型接触鍼 | 外科的麻酔、疼痛緩和、又は他の治療効果を促進するため、皮膚内に挿入せず、皮膚への接触によって抹消神経を刺激する再使用可能な非能動型器具をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
静脈還流用循環補助システム | 通常、電動の空気圧縮ポンプ、圧力調節機構、タイミング機構及び腕又は脚の加圧及び除圧により血液が静脈を通って心臓に戻りやすくなるように設計された装置をいう。ポンプからカフ又は空気圧ストッキングに空気を導くチューブからなる。本品の使用により術中及び術後のほかに長期間の固定時の静脈うっ滞を最小限に抑えることができる。 |
皮膚擦傷ユニット | 形成手術時等に、擦過によって皮膚表面を除去するために用いる電動装置をいう。本品は、一部の回転研磨器具(ワイヤブラシ、エメリディスク等)の機能を高め、瘢痕、刺青、母斑、小じわ、その他の皮膚の不整等を取り除くために用いることができる。 |
インパクタ | 身体の特定の部位に衝撃力を伝達することを目的とした金属製の器具をいう。遠位端は組織に移行する力の位置、分布及び量を制御するような形状となっている。遠位端は、のみ様の粗い平円板型であるか解剖学的なカーブがついている。近位端はハンドルとなっており、つち又はマレットからの衝撃を吸収するように設計されている。 |
止血用押圧器具 | 血管造影、その他の診断処置終了時に、大腿部又は前腕(橈骨動脈)部のカテーテル挿入部位を圧迫止血するために用いる器具をいう。 |
双眼ルーペ | 外科処置時に術者が装着する眼鏡に取り付けるレンズから成るシステムをいう。小型望遠鏡として機能し、作業野の拡大像が得られる。観察野に直接光を供給する外部光源と接続することもできる。 |
手術用顕微鏡 | 治療、検査及び主として外科処置に用いる光学顕微鏡のうち、施設の構造物(天井又は壁面)に固定される機器をいう。眼科手術、脳外科手術、一般手術等の様々な専門領域用のものがある。 |
可搬型手術用顕微鏡 | 手術用顕微鏡のうち、天井または壁面等の施設に固定されない機器をいう。 |
顕微鏡付属品 | 顕微鏡とともに使用し、顕微鏡の機能を追加することを目的とした機器をいう。顕微鏡の種類及び型式に関係なく、全ての付属品が本機器群に該当する。 |
フレンツェル眼鏡 | 被検者の眼球の動きを見るための眼鏡をいう。照明付きのもの、赤外線照明付きのものがある。例えば、赤外線CCDカメラを装着するものもある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
架台式手術用顕微鏡 | 手術用顕微鏡のうち天井懸架式のものをいう。 |
内視鏡用ホルダ | 手術時に腹腔鏡、又は各種内視鏡、処置具等を意図する位置に保持又は調整する用具をいう。ジョイント及び硬性又は半硬性アーム等から構成される。ブレーキ機能やバランス機能、位置微調整機能、位置検出機能を持つものもある。 |
電気手術電極ホルダ | 作動中のハンドコントロール型電気手術電極(ペンシル電極)を、手術中の非使用時に収納する用具をいう。 |
単回使用電極クリーナ | アクティブ電極を使用した際、電極に付着した炭化物等を除去を目的とした、単回使用のクリーナ。 |
電気手術器用ケーブル及びスイッチ | 手術用電気機器として使用される医療機器と、これらに接続し制御する装置との間にて信号等を伝達し、電源を供給し、これにより両者の接続を延長するために用いられるケーブル、スイッチ及びアダプタ等をいう。一次電源に対する延長の用途を除く。 |
アブレーション装置接続用ケーブル及びスイッチ | アテローム切除アブレーション式血管形成術等において、プローブとなる医療機器と、これらに接続し制御する装置との間にて信号等を伝達し、電源を供給し、これにより両者の接続を延長するために用いられるケーブル、スイッチ及びアダプタ等をいう。一次電源に対する延長の用途を除く。 |
再使用可能な止血帯 | バンド状の用具で、上下肢(腕又は脚)に装着して、循環の抑制及び遠位部への正常血流又は遠位部からの正常血流を遮断するものをいう。加圧を調節する止血帯とともに用いる。カフは、通常、2 つの部分から構成され、加圧部位を変化させることができる。本品は単回使用のものを含む。 |
止血器 | 再使用可能な止血帯に送気し、術中に止血帯の圧力を設定・制御・維持するためのユニットをいう。 |
歯鏡 | 口腔内診査又は圧排のために用いる歯科用器具で、通常、ミラーヘッド及びハンドルからなるものをいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯周ポケットプローブ | 歯周疾患の進行を観察するため、歯周ポケットの深さを測定するために用いる歯科手用器具をいう。 |
歯科用探針 | 歯科診療で触診等に用いる手持型の器具(プローブ)をいう。軸の先端の細い作業部分は用途に応じて針状又は鉤型のもの、又は鈍的形状のものがある。 |
歯科用貼薬針 | 歯周ポケット内の貼薬を行う器具をいう。 |
歯科用ラバーダムクランプ | 露出させた歯の歯頸部にラバーダムを押さえつけるために用いる、頬側及び舌側の羽根又は輪縁を備えた歯科用器具をいう。簡易防湿材の保持のために用いることもある。 |
歯科用ラバーダムフレーム | 術野に到達しやすくするためにラバーダムを延伸した状態で保持する柔軟なフレームをいう。 |
歯科用ラバーダムパンチ | ラバーダムに様々なサイズの孔を開けるために用いる歯科手用器具をいう。 |
歯科用ラバーダムクランプ鉗子 | ラバーダムクランプの適用及び除去に用いる歯科用器具をいう。 |
歯科用アマルガム充填器 | アマルガムを充填するために用いる手用式の歯科用器具をいう。端面が平滑のものと鋸歯状のものがあり、全体的には直線及び曲線状のものがある。 |
歯科用アマルガムキャリヤ | 塑性状態のアマルガムを収集、運搬するほか、準備の整った腔(形成済みの窩洞)に充填するために特別に設計された歯科用器具をいう。 |
歯科用練成充填物バーニッシャ | 作業端が平滑又はうね模様面となっている回転式歯科用器具で、光沢のある平滑な金属研磨面を得るため、冷間加工、又は窩縁隅角を薄い辺縁部に展延させるために用いるものをいう。摩擦により金属製修復物の表面を磨くためにも用いる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科用アマルガム形成器 | 歯科用修復物の解剖学的形状を作製し、完全に整えるために用いる歯科用器具をいう。アマルガムの仕上げを平滑にするために用いる。 |
歯科用ワックス形成器 | ワックスパターンを彫刻するために用いる歯科用器具をいう。通常、様々なサイズ及び形状の鈍な刃先をもち、ワックスパターン成形時にワックスを軟化させるために加熱することができる。 |
歯科用充填・修復材補助器具 | 口腔内で充填材又は修復材を適用するために用いる歯科器具をいう。充填材料と直接接触する再使用可能な器具及び外部エネルギーにより機能する機器を除く。 |
歯科用練成充填形成器 | 切断、掻き取り又は削り取りにより、練成充填材料の表面の輪郭研削を目的とした刃又は爪をもつ歯科用器具をいう。 |
歯科用オートマチックマレット | 金箔を充填したり、インレーを詰めるために用いる、パワー調節可能な手動式のバネ式器具をいう。口腔内の補綴物、異物等を除去するための槌打式の器具を含むことがある。 |
歯科用充填器 | 歯科用セメント、歯科用充填用コンポジットレジン、歯科用支台築造材料、歯科用小窩裂溝封鎖材、歯科用裏層材料、歯科用覆髄材料、歯科用仮封材等の歯科材料又は覆覃剤等の歯科用医薬品を歯牙に充填、塗布するため等に用いる再使用可能な手用器具をいう。ただし「歯科用圧入充填器」に該当するものを除く。 |
歯科用圧入充填器 | 歯科用直接金充填材、歯肉圧排糸、歯科用歯周保護材料等を圧入充填するために用いる器具をいう。 |
歯科用練成へら | 軟かい状態の充填物を練和するために用いる器具をいう。 |
歯科用練成器具 | 歯科材料(印象材料、セメントなど)を練和又は混和する器具をいう。注入機能を有することがある。印象材料練和器及びセメント練成器を含む。ヘラ状の器具を除く。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科用キュレット | 作業端がスプーン状の歯科用器具で、組織を掻爬するために用いるものをいう。 |
歯周用ホー | 軸に向かって直角に小さな刃をもつ歯科手用器具で、引く動作で動かすものをいう。 |
歯科用スケーラ | 口腔内清掃及び歯周治療時に歯の表面から歯石等の沈着物を除去するために用いる歯科手用器具をいう。 |
歯周用キュレット | 多くは丸みを帯び、凹面に研磨された鋭利な刃をもち、横断面が半円形の歯科用器具で、歯周ポケット及び根面の掻爬に用いるものをいう。 |
歯科用エキスカベータ | う歯の齲蝕象牙質の切断及び除去のために用いる、カーブのついた切刃をもつ手持型歯科用器具をいう。 |
歯間分離器 | 隣接する歯を通常の接触状態から動かすために用いる歯科用器具をいう。 |
歯科用ラバーダム | 歯科治療中に口腔内で手術野を隔離するため、パンチで穴をあけ、歯牙に被せるラテックスゴム製シートをいう。合成ゴム等のシートからなるものも含む。 |
歯科用ラバーダム防湿キット | 歯科用ラバーダム、歯科用ラバーダムクランプ、歯科用ラバーダムパンチ、歯科用ラバーダムフレーム等の器具から構成され、歯科治療の際に唾液による汚染、防湿等に用いる。(クラス分類がⅠのものの組み合わせに限る。) |
歯科印象採得用トレー | 印象採得時に、印象材を盛り、保持し、圧接するために用いる器具をいう。 |
歯科印象材用シリンジ | 印象トレーに各種印象材料を注入するために用いる歯科用注射筒をいう。 |
歯科用起子及び剥離子 | 口腔内手術で骨膜、粘膜等の組織の剥離または口腔内の補綴物、異物等の除去に用いる器具をいう。ただし、電動式のものを除く。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科用エレベータ | 抜歯又は歯根除去のために用いる、てこ様の形状の歯科用器具をいう。 |
歯科用カーバイドバー | タングステンカーバイド製の作業部をもち、歯科用ハンドピースに装着し、歯牙、骨等の硬組織を研削するために用いる回転式の研削器具をいう。金属、プラスチック、陶材、及び同様の材料の研削に用いることもできる。 |
歯科用スチールバー | 歯牙、骨等の硬組織を研削するために用いる炭素鋼又はステンレス鋼製の回転式研削器具をいう。歯科加工物を作製する材料となる金属、プラスチック、陶材、及び同様の材料の研削に用いることもできる。 |
歯科用ダイヤモンドバー | 微細なダイヤモンド結晶で砥着されたスチール製の作業部をもち、歯科用ハンドピースに装着し、歯牙、骨等の硬組織を研削するために用いる回転式の研削器具をいう。金属、プラスチック、陶材、及び同様の材料の研削に用いることもできる。 |
歯科用プラスチックバー | プラスチック製の作業部をもち、歯科用ハンドピースに装着し、特に軟化象牙質を研削するために用いる回転式研削器具をいう。 |
歯科用根管リーマ | サイドカットによる根管の創傷清拭又は拡大のために用いる回転式歯科手用器具をいう。 |
歯科用リーマ | 根管へのアクセスを得るほか、根管開口部を拡大するために用いる歯科用器具をいう。 |
歯科用ファイルラスプ | 縦方向に動かした場合に切断又は研磨により根管を拡大し、その壁を平滑にするために用いる作業部分をもつ歯科用器具をいう。 |
歯科用ファイル | 上下方向の往復運動又は引き上げ動作による切削・研磨で根管を拡大し、根管壁を平滑にするために用いる歯科手用器具をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科用根管ラスプ | 作業部分に機械加工した尖鋭な突起をもつ根管用器具をいう。研磨による根管の拡大に用いる。 |
歯科用ブローチ | 先端の作業部が平滑で、断面が円形又は多角形の歯科用器具をいう。根管の探索に用いる。 |
歯科用根管アプリケータ | 断面が円形で先端の作業部が粗面になっている先鋭の歯科用器具をいう。根管に挿入する脱脂綿又は液体を保持することを目的としている。 |
歯科用クレンザ | 根管に穴を形成・拡大したり、又は抜髄を行うために用いる先細で刃付きの長い歯科用切断器具をいう。 |
歯科用ドリル | 主として歯髄腔の開孔に用いる器具をいう。電動式のものを除く。 |
歯科用根管ペーストキャリヤ | 作業部分がらせん又は円錐コイル様のばね形状を備えた手持型歯内器具をいう。根管に充填物又は薬剤を送達するために用いる。 |
歯科用螺旋状除去器 | 根管内の充填物を除去するために用いる、作業部分が螺旋又は円錐コイルバネの歯内器具をいう。電動式のものを除く。 |
歯科用根管スプレッダ | 先細の作業部分をもち、横断面が円形で先端が尖鋭な歯科用器具をいう。充填物を根管に圧接(主に側方)するために用いる。 |
歯科用根管プラガ | 円柱状又は先細の作業部分をもち、横断面が円形で先端が平坦な歯科用器具をいう。根管に充填物を主に軸方向に充填することを目的としている。 |
歯科用マンドレル | 研削砥石、研磨ディスク、丸のこ、ドリルビット、旋盤の主軸台等の回転式歯科用切断器具や、研削・研磨に用いるディスク、石、カップ等を保持するシャフトをいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科用アブレシブディスク | 研磨剤を含む円形で平坦なシート又はわずかに円錐形のシートからなる回転式歯科用器具をいう。中心でマンドレルに固定されているか固定するようになっている。 |
歯科用電気エンジン及びエンジン用器具 | 歯科用電気エンジン、エンジン用スタンド、エンジン用ベルト、エンジン用ブラケットアーム、K4滑車等をいう。ただし、空気回転駆動装置及び電気回転駆動装置を除く。 |
歯科用咬合力計 | 正常な口腔内に挿入するセンサを用い、何らかのエネルギーを人体に伝達することはなく、上下歯牙の咬合力(圧)を測定する機器をいう。顎関節症等の神経筋機能障害による咬合圧の分布異常や不均衡を検出することができる。 |
歯接触分析装置 | 正常な口腔内に挿入するセンサを用い、何らかのエネルギーを人体に伝達することはなく、歯牙接触の位置分布、時間的順位等を測定・分析する装置をいう。咬合圧の不均衡や咬合干渉を引き起こすとされる早期接触の検査を行う。 |
歯肉溝滲出液測定器 | 歯肉炎があるか調べるために、歯肉溝(歯牙と歯肉の窪み)の滲出液を測定する器具をいう。 |
歯科用顎関節音測定器 | 口腔外に設置するマクロフォン等により、下顎運動時の顎関節音を測定する機器をいう。円滑な顎関節の運動を妨げる関節付近の軟組織、例えば、関節円板の異常な挙動を検出することができる。 |
歯科重合用光照射器 | 歯科用レジン材料の重合を行うことに使われる電力灯をいう。 |
歯面清掃器 | 水流又は空気流で粉体を吹き付けることにより歯面を清掃・研磨する機器をいう。ただし「能動型機器接続歯面清掃用器具」に該当するものを除く。 |
歯科用アマルガム混こう器 | 主に水銀と合金粉末をアマルガム皿をゆすることによって混ぜ合わせることに使われる器具をいう。通常、電動式である。皿は取付けられているか切り離しできる。 |
歯科アマルガム用カプセル | 個々に計量された合金と水銀等を混和するために用いるカプセルをいう。数回再使用することができる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯面漂白用加熱装置 | 歯牙に漂白剤材及び医薬品含有歯科用歯面清掃補助材を塗布した後、加熱するために用いる光や電気式加熱器で構成される熱源をいう。ただし、歯科用漂白材又は医薬品含有歯科用歯面清掃補助材を活性化させるものを除く。 |
歯科用印象材混こう器 | 使用前にチェアサイドですぐに印象材を混ぜ合わせるために使われる電動式器具をいう。 |
歯科根管材料加熱注入器 | ハンドピースに付属する加熱チャンバ内でガッタパーチャ等を加熱・軟化して根管内に注入する機器をいう。寒天印象材の軟化にも用いることがある。ただし、外部エネルギーで作動するものを除く。 |
歯科根管内異物除去器具セット | 破折した根管治療器具等の根管内異物を除去する器具のセットをいう。 |
歯科根管内清掃器具 | 根管内の切削屑を除去するか、根管壁を清掃するために、ハンドピースに付けて用いる器具をいう。ただし、能動型の機器に接続しないものに限る。 |
歯科用バーナ | ブタンガス等を燃料とするバーナで、歯科用器具の加熱又は消毒に用いるものをいう。ただし、歯科用ユニットに組み込まれるものを除く。 |
マッサージピック | 手動で歯肉を刺激及びマッサージし、歯周(歯肉)の状態を良好にするために用いる先鋭の口腔衛生器具をいう。 |
歯科用注入器具 | 歯科材料を口腔内又はトレーに注入するために用いる器具をいう。 |
歯科材料加温器 | 寒天印象材等の材料を適切な使用状態に維持するために用いる加温装置をいう。 |
歯科インプラント補綴用器具 | 歯科インプラント用の補綴物の設計、製作、装着・固定などの目的に用いる器具をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科診査・治療用チェア | 特定の歯科治療や診査にとって理想的な位置に患者を配置するために用いる椅子式の診療台をいう。非電動式のものを除く。このチェアは、歯科医師にとって最適となる口腔内へのアクセスと視野をもたらすために、高さや背もたれを倒す角度の調節ができたり、体軸回りに傾けられるものもある。このチェアは、複合型歯科診療台の一部である。 |
汎用歯科用照明器 | 歯科手術、検査、処置部(通常、口腔)を集中的に照明する一般歯科用の専用照明器をいう。 |
歯科用口腔内手術灯 | 窩洞に光をあてることに用いられたり、光をあてる面積が非常に小さな灯をいう。 |
歯科矯正用結さつ器 | アーチワイヤ又はブラケットウイングの下に結さつ糸を入れ込んで誘導するか、アーチワイヤ又は補助具を所定の位置に押し込むために用いる歯科用器具をいう。 |
歯列矯正用ヘッドギア | 歯列矯正用器材と併用して、口腔外から歯牙又は顎に圧力を加える器具をいう。典型的な歯科矯正用ヘッドギアは、患者の頸部又は頭部を包み込むストラップ、及び患者の口腔内に装着した歯列矯正用器材に固定したり、又はオトガイ及び前頭部に設けられたレスト(逆牽引用ヘッドギア装置)に固定するインナーボウを有する。 |
歯列矯正用チンキャップ | オトガイに対して後上方に向かう力を加えることができる顎外歯列矯正用器材の構成部品をいう。 |
歯科矯正用バンドプッシャ | 金属帯環を歯の位置に合わせ、適合させるために用いる歯科手用器具をいう。 |
歯列矯正用位置測定器具 | 歯列矯正用帯環又は歯面に対して歯列矯正装置を正しく位置決めするために用いる器具をいう。位置決めに用いるキャリパス類も含む。 |
頭部顔面規格写真撮影装置 | 頭部・顔面の規格写真を撮影する装置をいう。矯正治療の診断に用いる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
短期的使用歯科矯正用粘膜保護材 | 歯科矯正装置による口腔内粘膜への刺激を緩和するために装置を被覆する材料で、短期に使用するものをいう。 |
歯科用口唇筋力固定装置 | 口腔周辺の筋力を高め、矯正後の歯列の保定のために用いる装置をいう。 |
歯科技工用電気レーズ | 電動機を用いて補綴物を研削・研磨する装置で、低速回転のものをいう。 |
歯科技工用高速レーズ | 電動機を用いて補綴物を研削・研磨する装置で、高速回転のものをいう。 |
歯科技工用モータ | 歯科技工室で歯科技工用ハンドピースに回転力を与えるためにフレキシブルドライブシステムとともに用いるモーターをいう。様々な速度制御装置と組み合わせた電気式又は空気式のものがある。 |
歯科用ドリルリモートドライブ | 歯科用リモートモーターから歯科用ハンドピースに回転力を伝達するために用いる器具をいう。本品はハンドピースを自由に操作することができるように設計されている。ケーブル及び滑車システム又は金属製のらせん等の金属製回転スパンケーブルをベースに設計されている。 |
歯科技工用エンジン | 歯科で用いる歯科用バー、リーマー等の回転器具を接続するためのチャックを備えた1つのハンドピースからなる歯科用器具をいう。本品は、通常、電源から離れており、フレキシブルドライブシステムを接続する。 歯科技工用電気エンジンを除く。 |
歯科技工用電気エンジン | 歯科技工用カーバイド切削器具等の回転器具を接続するためのチャックを備えた1つのハンドピースからなる歯科技工用器具をいう。本品は、通常、電源から離れており、フレキシブルドライブシステムを接続する。 |
歯科技工用エンジン向けモータ | モーターを内蔵した歯科用器具で、歯科用ハンドピースに回転力を与えるフレキシブルドライブシステムとともに用いるものをいう。 歯科技工用電気エンジン向けモータを除く。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科技工用電気エンジン向けモータ | モーターを内蔵した歯科用器具で、歯科技工用電気エンジン、歯科技工用ハンドピースに回転力を与えるフレキシブルドライブシステムとともに用いるものをいう。 |
歯科技工用トリマ | 顎態模型、平行模型等の石膏を削合するために用いる機器をいう。通常、モータで駆動する研削ディスクを備える。 |
歯科技工用真空攪拌器 | 減圧下で埋没材又は石膏の粉末を水と練和する攪拌練和装置をいう。通常、混和用ボウル、電動式攪拌装置及び真空ポンプを備える。 |
歯科技工用ドリルリモートドライブハンドピース | バー、砥石車などの回転器具を接続するためのチャックを備えた1つのハンドピースからなる器具をいう。歯科技工室で用いる。本品は、通常、電源から離れている。 |
歯科技工用スチール切削器具 | スチール製の作業部をもち、歯科技工用ハンドピース等に装着し、金属、プラスチック、陶材、又は同種の材料を研削するために用いる研削器具をいう。 |
歯科技工用カーバイド切削器具 | タングステンカーバイド製の作業部をもち、歯科技工用ハンドピース等に装着し、金属、プラスチック、陶材、又は同種の材料を研削するために用いる研削器具をいう。 |
歯科技工用ガス圧式ハンドピース | 歯科技工で用いる技工用バー等の回転器具を接続するため、チャックを備えた1つのハンドピースから成る歯科用器具をいう。通常、圧縮空気により駆動する小型のタービンを内蔵する。 |
歯科技工用電動式ハンドピース | 歯科技工で用いる歯科用バー、リーマ等の回転器具を接続するため、チャックを備えた1つのハンドピースから成る歯科用器具をいう。モータを内蔵する。 |
歯科技工用エアモータ | 歯科技工で用いる技工用バー等の回転器具を接続するため、チャックを備えた1つのハンドピースから成る歯科用器具をいう。通常、圧縮空気により駆動する小型のモータを内蔵する。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科技工用溶接ろう付器 | 歯科用金属又は金属製の歯冠修復物等の溶接又はろう材料によるろう付けに用いる装置をいう。 |
歯科技工用重合装置 | 歯科技工室で、高分子材料を重合するために用いる装置をいう。加熱、加熱と加圧、光、またはこれらを組み合わせて重合を行う。 |
歯科用フラスコ | 重合用補綴物を成形する型を保持する容器をいう。 |
歯科技工用プレス | 歯科技工室で可撤性義歯を作製する場合、床用材料を成形・重合するために、二分された鋳型同士を圧接するために用いる装置をいう。 |
歯科技工用ヒータプレス | 歯科技工室で可撤性義歯を作製する場合、床用材料を成形・重合するために、二分された鋳型同士を圧接・加熱する装置をいう。 |
歯科技工用成型器 | 熱可塑性材料を射出・加圧等で成型し、義歯床又は補綴物を作製する装置をいう。 |
歯科用電着型成型器 | 電気的な引力を利用して金属又は微粒子を累積付着させる方法で、歯科技工物を製作するために用いる装置をいう。 |
歯科技工用高周波鋳造器 | 高周波により歯科用合金を溶融・鋳造する装置をいう。 |
歯科技工用アーク鋳造器 | アーク放電により歯科用合金を溶融・鋳造する装置をいう。 |
歯科技工用加熱炉鋳造器 | 加熱炉により歯科用合金を溶融・鋳造する装置をいう。 |
歯科技工用リング焼却炉 | インレーやクラウン及びブリッジの型からワックスを焼き払い、溶解鋳造合金とするためにインベストメントの固有の状態と温度にする装置をいう。主に歯科技工で使われる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科技工用鋳造器関連器具 | 歯科技工物を作製するために用いる鋳造用フラスコ、鋳造リング等をいう。 |
歯科技工用ポーセレン焼成炉 | ポーセレンを焼成するために歯科技工で使われる炉をいう。 |
歯科用咬合器 | 蝶番付きの歯科用器具をいい、予め記録した顎間関係に従って上顎及び下顎模型を本品に取り付ける。下顎運動の一部又は全部をシミュレートするように設計されている。 |
歯科用顔弓 | 側頭下顎関節(又は顎の開口運動軸)に対する上顎弓の相対位置を記録するほか、口腔模型を顎の開口運動軸と同じ関係に合わせるために用いるカリパス様歯科用器具をいう。 |
歯科技工室設置型コンピュータ支援設計・製造ユニット | 複合ソフトウェアを利用した装置で、技工所又は技工室内に設置して歯科修復物のコンピュータ支援設計(CAD)又はコンピュータ支援製造(CAM)に用いるものをいう。 |
歯科技工用金属表面処理器 | 歯科用金属の表面を処理することにより、接着性の付与・強化等のために用いる技工用表面処理器をいう。 (歯科技工用金属金属加工器を除く。) |
歯科技工用金属表面加工器 | 接着性の付与、表面強化等のために歯科用金属の表面を加工するための技工用表面加工器をいう。 |
歯科技工用加圧埋没器 | ろう型を埋没するために用いる装置で、気泡の発生を抑制する加圧機能を備えるものをいう。 |
歯科インプラント技工用器材 | 歯科用インプラントの上部構造を作製するために用いる歯科技工用の器具・材料をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科精密アタッチメント固定用キット | 歯科用補綴物の作製時に、精密アタッチメントを適切な位置に固定するために用いる器具・材料をいう。 |
歯科技工用セラミックス加熱加圧成形器 | 歯科用セラミックス材料を加熱後に加圧して成形する技工用の器械をいう。合わせ型又は鋳型を使用する。歯科用陶材の焼成機能を有することがある。 |
歯科技工用形成器具 | ワックス、石膏、レジン又はセラミックス等を築盛あるいは彫刻形成するために用いる器具をいう。作業を容易にするために、補助的に種々の材料を併用することがある。 |
歯科用易溶合金 | ビスマス40%以上で、ビスマス、スズ及び鉛を主成分とする歯科技工用合金をいう。 |
歯科印象トレー用レジン | 粉末及び液体の常温重合レジン、ペースト状で常温で硬化させるレジン又は熱可塑性レジンで、個人トレー、ベースプレート等に用いるものをいう。 |
歯科用パターンレジン | インレー、クラウン等鋳造用パターンの作製に用いるレジンをいう。技工作業での仮着に使用することがある。 |
歯科咬合診断用材料 | ファセットの強さの評価又は咬合状態の診断に用いるレジンを主体とする材料をいう。 |
歯科印象用石こう | 硫酸カルシウム半水塩を主成分とする、口腔内の印象を採得するために用いる材料をいう。 |
歯科適合試験用材料 | 有床義歯又は補綴物を口腔内に装着する場合、粘膜面又は支台歯への適合状態を確認するために用いる材料をいう。 |
歯肉圧排キット | 支台歯形成の間、歯肉を圧排するために用いる器材を予めパッケージしたキットをいう。このキットは、使用目的に応じた一つないし複数の単品をまとめた単一ユニットとして提供される。医薬品を含むものを除く。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯肉圧排糸 | 支台歯形成の間、歯肉を圧排するために一時的に用いる薬剤非含有の木綿糸をいう。 |
歯肉圧排材料 | 支台歯形成、印象採得などの際に、歯肉を圧排するために一時的に用いる材料をいう。歯肉圧排糸及び医薬品を含有するものを除く。 |
歯科咬合採得用材料 | クラウン、ブリッジ、義歯等を作製するために、上下歯列の咬み合わせや、上下顎の位置関係を記録する材料をいう。ワックス材料を除く。 |
歯科用スペーサ | ワックスやプラスチック製の薄板状の器具をいう。一次印象を採得する場合に無歯顎堤及び歯牙構造の表面を被覆し、そのまま印象を採る。硬化した一次印象から本品を取り除くことにより、口腔構造と印象用トレー上の一次印象との間に一定の厚みを有する空間ができ、余分な印象材と閉じ込められた空気の逃げ道が生じることで、本印象採得時に操作が容易になる。 |
歯科印象採得用器材 | 印象採得に使用する器具及び材料をいい、トレーを除く。 |
歯科複模型用寒天印象材 | 寒天を主成分とする印象材で、主として複模型の作製に用いるものをいう。 |
歯科複模型用ゴム質弾性印象材料 | シリコーン等の合成ゴムを主成分とする印象材で、複模型の作製に用いるものを いう。 |
歯科技工用光学印象採得補助材料 | 歯科技工室設置型コンピュータ支援設計・製造ユニットの光学印象採得時に、乱反射等を防止するために用いる材料をいう。模型から印象採得するものに限る。 |
歯科用キャスティングワックス | ロストワックス法による固定式補綴修復物のろう型作製用のキャスティングワックスをいう。 |
歯科用パラフィンワックス | 主として義歯床の仮床、人工歯の排列等に用いるワックスをいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科鋳造用シートワックス | 床、バー、クラスプ等の鋳造ろう型を作製するために用いるワックスをいう。 |
歯科用ステッキワックス | 歯科技工物を作製するために用いる仮着用ワックスをいう。 |
歯科用咬合堤 | 上下顎関係を記録するために、仮床または本床に取り付けられた歯列弓の概形模型をいう。咬合堤は既成形品をもとに個々の患者に合わせて作製又は調整される。 |
歯科印象用ワックス | 口腔内の印象採得用の材料をいう。ワックスを成分とするが、融点の低いレジンを混合したものもある。 |
歯科用咬合堤ワックスプレート | 上下顎関係を記録するために用いる歯科材料(模型用ワックス)をいう。板状に成形されており、咬合堤を作る。箔(金属、プラスチック)による補強のあるものとないものがある。 |
歯科用咬合堤ワックス | 上下顎関係を記録するために用いる歯科材料(模型用ワックス)をいう。咬合堤を作る。箔(金属、プラスチック)による補強のあるものとないものがある。 |
歯科用ユーティリティーワックス | 歯科技工物を作製するために補助的に用いる多目的ワックスをいう。 |
歯科用ベースプレート | 咬合堤の築盛又は試適用義歯作製の基礎となる土台をいう。歯科用ベースプレートはワックス、セラック又は高分子からなり、個々の患者ごとに作製される(個別製)。 |
歯科汎用ワックス | 口腔内の印象採得、試適用のワックスパターン、インレー・クラウンのパターン製作などに用いるワックスをいう。他に名称を定めるものを除く。 |
歯科用ワックス成形品 | 可撤性局部義歯を維持するための器具を作製する場合に用いる材料をいう。ワックスで既定の形状に成形されており、たとえば鋳造等によって金属に置き換えて使用する。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科用パターン成形品 | 修復物等の製作に用いる既製パターンをいう。材質はワックス、レジン等からなる。歯科用ワックス成形品に該当するものを除く。 |
歯科用焼石こう | 歯科技工物を作製するために模型材等に用いる焼石こうをいう。 |
歯科用硬質石こう | 歯科技工物を作製するために模型材等に用いる硬質化石こうをいう。 |
歯科用高温模型材 | 無水けい酸、りん酸塩、コロイダルシリカ、エチルシリケート等を主成分とする高温用模型材をいう。 |
歯科高温模型用補助材 | 耐火模型の強度を高めるなどの目的で用いる材料をいう |
歯科用樹脂系模型材 | 歯科用模型及び修復物の作製過程で用いる各種高分子からなる材料をいう。 |
歯科鋳造用石こう系埋没材 | 無水けい酸及び石こうを主成分とする鋳造用埋没材をいう。 |
歯科高温鋳造用埋没材 | 無水けい酸、アルミナ、マグネシア、りん酸塩、コロイダルシリカ、エチルシリケート、石こう等を主成分とする鋳造用埋没材をいう。 |
歯科ろう付用埋没材 | 石英及び結合材を主成分とする、ろう付用埋没材をいう。 |
歯科用アブレシブポイント | 金箔充填等における充填過剰部分の除去及びクラウン等の修復物の粗造な表面を平滑にすることを目的とした器具をいう。本品は再使用可能である。 |
歯科技工用アブレシブ研削器具 | 炭化けい素、アルミナ等を用いる技工用研削材をいう。ポイント、ホイール、ディスク等を含む。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科技工用ダイヤモンド研削材 | ダイヤモンドを用いる技工用研削材をいう。ポイント、ホイール、ディスク等を含む。 |
歯磨カップ | 歯科予防(清掃)時に研磨材を適用するために用いる、通常、ゴム製の器具をいう。本品は歯科用ハンドピースに取り付けて回転させて研磨材を歯に適用する。 |
歯科用ゴム製研磨材 | ゴム基材で結合された様々な研磨成分から成る歯科用研磨材をいう。ポイント、ホイール、ディスク等を含む。 |
歯科研削用ストリップ | 研削粒子が片面又は両面にコーティングされた歯科用ストリップをいう。歯牙又は修復物表面の修正に用いる。 |
歯科予防治療用ブラシ | 歯科衛生士及び歯科医師、又はそのどちらかが歯の清掃と研磨に用いることを目的とした、ブラシを備えた回転式歯科用器具をいう。 |
歯面研磨材 | 粉末、ペースト、クリーム又はゲル状の半固形状の研磨材で、歯科衛生士、歯科医師等が歯面の清掃及び研磨に用いるものをいう。予防治療ブラシ、歯磨カップ等を用いて歯面を研磨する。生物学的効果を意図するもの、医薬品を含有するもの、生物由来原材料を含むものを除く。 |
歯科技工用研削・研磨器材キット | 歯科技工用研削材、歯科技工用研磨材等から成るキットをいう。 |
歯科用研磨器材 | 補綴物等の研磨に用いる器材をいう。別に名称を定めるものを除く。 |
歯科用研削器材 | 補綴物等の研削に用いる器材をいう。別に名称を定めるものを除く。 |
歯科用手袋 | 歯科の診察、治療及び処置に用いるゴム製又はビニール製の手袋をいう。手術に用いるものを除く。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科用マトリックスバンド | 修復材に一般的輪郭を与え、修復材を閉じ込めるステンレス製又はポリエステル製のバンド又は短いチューブをいう。マトリックスリテイナ(このバンドを歯の周囲にぴったりと引き付けることができる器具)により所定の位置に取り付ける。修復する歯の形状のほか、隣接する歯の位置に応じて適切な形になるように輪郭をつける。 |
歯科用マトリックスウェッジ | 充填物の挿入時に歯をわずかに分離させるために歯頚部に設置する歯科用器具をいう。 |
歯科用マトリックスリテイナ | マトリックスバンドを歯の所定の位置に保持するために用いる歯科用器具をいう。 |
歯科用咬合スプリント | 歯牙の咬合面を被覆する硬性又は柔軟性のある器材をいう。転位歯又は動揺歯の位置の保持、クレンチング(噛みしめ癖)や歯ぎしりとその後遺症の治療、及び筋肉又は顎関節の疼痛、例えば顎関節症に対する暫間的な除痛に使用する。ただし、使用期間が30日を超えないものに限る。 |
歯科用高分子鉤成形品 | 高分子材料で作製された既製の歯科用鉤をいう。ただし、使用期間が30日を超えないものに限る。 |
歯科用金属鉤成形品 | 可撤性局部義歯に用いる既製の弾性金属鉤をいう。ただし、使用期間が30日を超えないものに限る。 |
歯科咬合スプリント用材料 | 歯科用咬合スプリントを作製するために用いる材料をいう。ただし、使用期間が30日を超えないものに限る。 |
歯科技工用リテンションビーズ | 鋳造パターン用の微細な合成樹脂ビーズをいう。レジン前装冠を作製する場合、レジン表面を保持するために金属コーピング面に微細な突起を作成する。 |
歯科技工用セラミックス表面処理材料 | 歯科用セラミックス表面の接着性を付与・強化するために用いる技工用表面処理材をいう。歯冠修復物等の表面に残存しないものに限る。 |
歯科用分離材 | 口腔内で使用する分離材をいう。義歯床及び人工・天然歯と、歯科材料との分離、歯科材料間の分離のために用いる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科用マーカ | ファセットの強さの評価、位置特定等に使用するマーカをいう。 |
歯科用口腔内清掃キット | 予防治療用ブラシ、予防カップ、デンタルフロス、研磨材等から成るキットをいう。歯科医師、歯科衛生士等が歯面清掃に用いる。 |
歯科根管切削補助材 | 歯内治療で石灰化した根管壁等を軟化・中和するために用いる材料をいう。各材料を用いる器具を含め、セットになったものもある。医薬品を含むものを除く。 |
耳用ナイフ | 耳の解剖学的構造の手術に用いる専用の切断用手術器具をいう。ハンドルの形状はさまざまである。ハンドルは遠位に向かい先細になって小径の軸となり、この位置に小さな切刃をもつ。 |
手動式ケラトーム | 角膜を切開するために用いる手動式の眼科手術用機器をいう。 |
ナイフハンドル | 組織の切断又は切離が可能な刃を取り付けるように設計された金属製(通常、ステンレス製)の手術器具をいう。 |
骨刀 | 切刃をもつ手術器具をいう。骨切り術(骨を分割する外科手術)等に用いる。この骨は、通常、移植に用いる。本品は骨の成形に用いる場合もある。 |
強膜刀 | 強膜切開に用いる眼科用手術機器をいう。 |
骨トレパン | 骨の椎間板を切断及び除去するために用いる器具をいう。 |
手動式角膜トレパン | 円筒型で角膜組織の輪状片(角膜ボタン)の切断及び除去を目的とした刃先をもつ手動式眼科用手術機器をいう。例えば、被移植者に移植するために死体から健常組織を採取することがあり、この場合には移植片を受け入れるために異常を来した角膜を切断及び除去する。 |
一般的名称 | 名称定義 |
小嚢切除タック | 内耳から迷路リンパを除去するため、球形嚢に穿刺するために用いる器具をいう。 |
眼科用ナイフ | 様々な形状及びサイズのハンドル及び刃をもち、眼及び周辺構造の手術に用いる切断用手術機器をいう。 |
水晶体嚢切開刀 | 眼の水晶体嚢を切開するために用いる眼科用手術機器をいう。 |
メス | 手術時に身体組織の切断及び切離に用いる器具をいう。通常、様々な形状及びサイズのハンドル及び刃を備えた手術器具として設計されている。ナイフに分類される器具には、他の技術を用いて切断するように設計されているものもある。組織のほかに試料及び物体の切断に用いるものもある。 |
歯肉切除メス | ポケットの軟部組織壁を切除するために用いる切断用器具をいう。 |
靭帯切開刀 | 靭帯線維の切断及び歯槽部分離に用いる歯科用手術器具をいう。 |
歯科用歯肉はさみ | 歯科手術用に特別に設計された器具をいう。 |
歯科用金冠はさみ | 金属帯環の切断に用いる直線又はカープのついた短い刃をもつ歯科用器具をいう。 |
はさみ | 通常、手術時の組織、布、縫合糸等の切断に用いる器具をいう。回転軸のある2枚の刃(通常、ハンドルに親指と他の指用の穴がある)からなり、切断する材料の上で2枚の刃を閉じることによって操作する。 |
眼科用せん刀 | 眼科手術時に組織を切断するために用いる眼科用手術機器をいう。例えば、2枚の回転刃のほか、手指及び母指で掴むハンドルから成るものもある。刃は様々な形状のものがある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
ライン電源式解剖用のこぎり | 円形の回転刃をもつライン電源式の手持型器具をいう。本品は通常頭蓋上部の切除等、解剖時に用いる。組織・骨の破片を収集する容器を含む除去ユニットを備えたものもある。 |
手動式解剖用のこぎり | 鋸歯状の刃をもつ手動式の手持型器具をいう。解剖時に骨の切断に用いる。 |
ガス式解剖用のこぎり | 円形の回転刃をもつガス式の手持型器具をいう。本品は通常頭蓋上部の切除等、解剖時に用いる。組織・骨の破片を収集する容器を含む除去ユニットを備えたものもある。通常、圧縮空気を動力源とする。 |
手術用のこぎり | 手動式又は動力式(空気、窒素、電池又は電源等)の器具をいう。担体として用いるか振動刃又は往復刃などの多くのアタッチメントとともに用いる。通常、特定領域専用のものである。ミクロ設計又はマクロ設計のものがある。アタッチメントによって整形外科、耳鼻咽喉科、足治療又は形成外科など多くの外科専門領域で使用することができる。 |
ギプスカッタ用刃 | ギプス除去ツール(ギプスカッタ)の一部で、ギプス材料を切開する刃をもつ手術器具をいう。 |
電動式ギプスカッタ | 手持型の電動器具をいい、その近位端は、通常、円柱型でハンドルとなっており、遠位端はギプスを形成する石膏又は合成材料を切断する丸い半月様の刃となっている。この刃は、ハンドルに内蔵された刃を振動させるモーターにより切断することができる。のこ引きではなく振動によって切断する。 |
手動式ギプスカッタ | はさみ様の手持型器具をいう。2枚の刃の遠位端から転心まで様々な顎状の構造をとり、ギプスを形成するための石膏又は合成材料を切断することができる。はさみ様の機構をなす片方の刃の先端は、通常、患者の損傷を防ぐため鈍くなっており、本品は、通常、顎状構造を開くためのバネ機構を備えている。 |
のこぎり | 手動式又は動力式(空気、窒素、電池又は電源等)の器具で、解剖学的構造又は物体の一部を切断又は分離する目的で用いるものをいう。担体として用いるか、多くのアタッチメントとともに用いる。通常、特定領域専用のものである。 |
のみ | 片面に斜角をつけた一枚刃の手術器具をいう。骨などの硬組織の切断又は輪郭研削に用いる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
やすり | 様々な形状の隆起した表面をもつ手持型の手動式外科用器具で、組織の平滑化、削合又は切断に用いるものをいう。 |
歯科用辺縁仕上げファイル | 歯又は他の歯科用修復物の縁の仕上げに用いる目の細かい表面をもつ金属製の手動式歯科用器具をいう。 |
角膜バー | 小型の手持型回転式外科用器具で、切断端に様々な形状の溝切面又は切断面をもつスチール等の硬質合金製の軸からなり、角膜組織の掻爬に用いる機器をいう。 |
歯科練成充填材用ファイル | 片面が隆起し溝の付いた歯科用器具で、練成充填材の辺縁の仕上げに用いるものをいう。 |
眼科用スネア | 切除する組織の周囲に軟性ワイヤのループを配置し締め付ける手術機器をいう。通常、眼球摘出に用いる。例えば、チャンネル又はカニューレ1本、固定指輪2つ及びスライド指輪1つから成る眼科用手術器具で、眼科手術時に用いるものがある。 |
絞断器 | 通常、チャンネル又はカニューレ1本、固定指輪2つ及びスライド指輪1つからなる器具をいう。組織の周囲に軟性ワイヤのループを配置し締め付ける。スライド指輪を残る指輪に対して相対的に動かすことによって、ワイヤがチャンネルから伸びる距離をコントロールする。 |
アデノトーム | アデノイド切除に用いる手術器具をいう。 |
扁桃切除刀 | 扁桃腺の切除に用いる手動式の手術器具をいう。扁桃腺を把持及び保持するための柔軟なループ状のもの又はスライド式の刃を保持及び誘導する金属製のフレーム型のものがある。ループ状のものは扁桃腺を保持することから、手動ナイフで切断することができる。フレーム型のものは、扁桃腺を切断するスライド式の刃を操作する様々なデザインの手動式クランクをもつ。 |
再使用可能な切除用刃 | アデノイド組織の切断又は切除の目的で腺様増殖切除器のギロチンにはめ込むために用いる手術用刃をいう。本品は再使用可能である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
頭蓋骨用バー | 通常、鋼鉄等の硬質金属製の小型回転軸をいう。片端に様々な形状の溝切り面又は切断面をもち、軟質又は硬質の頭蓋組織の孔あけに用いる。適切な電動器具に挿入して回転させる。 |
再使用可能な気道確保用針 | 気道の開口に用いる細く鋭利な先端を有する再使用可能な器具をいう。通常、中空金属製である。特に救急の呼吸器閉塞時に輪状甲状軟骨切開術に用いる。 |
穿孔器 | 軟部組織又は骨に貫通させるために用いる、通常、ステンレス製の器具をいう。槍状で軸の近位端にハンドルを備え、遠位端が槍又は錐体型のものや、やっとこ状でハンドルを絞ることによって動かすものがある。また、切刃にのこぎり様の歯をもつ中空又は管状のドリル型のものもある。 |
人工皮膚メッシュ拡張デルマトーム | 患者への皮膚移植前に、提供皮膚片にあるパターンの裂け目(切断)を作るために用いる手動の器具をいう。通常、皮膚を切断ホイール列(皮膚をある程度伸長させる)に通すことによって穿孔部が開き、小さいスリット状の穴となる。この作業は植皮・治癒過程を改善するために行う。 |
ガイド | トロカールスリーブの交換時に用いるトロカールガイドロッド等、他の物体を適正な進路に導くために用いる装置、器具又は付属品をいう。ガイドは、1. 冠動脈に入る、閉塞を切り抜ける又は体腔に穿刺する場合に困難な部位に緩徐に導入または操作するために用いるほか、2. 切開部、切断部又は植込み部の正確な位置を確認するために用いる。 |
空気圧式ギプスカッタ | 手持型の空気圧式器具をいう。その近位端は、通常、円柱型でハンドルとなっており、遠位端はギプスを形成する石膏又は合成材料を切断する丸い半月様の刃となっている。この刃は、ハンドルに内蔵された刃を振動させる空気モーターにより切断することができる。のこ引きではなく振動によって切断する。 |
ワイヤカッタ | 2つの咬み合い部をもつはさみ様の外科用器具をいう。ワイヤ、ピン又は締結部の切断に用いる。 |
手術用ギロチン | 金属フレームからなる手術器具で、このフレームを通じてスライディングナイフブレードを動かすものをいう。それぞれ切断する組織に応じて様々な形状及びサイズのものがある。様々なクランク又はシャフトドライバ機構を動力とする。 |
一般的名称 | 名称定義 |
つち骨カッタ | リング状のハンドルをもつ器具で、遠位端から転心まで1枚の刃が前後にスライドして噛み合い部を操作するものをいう。固定式の刃の先端に鋭い金床または鉤をもつものもある。先端が金床のものは、スライド式の刃が金床に対してもう1枚の鋭い歯を開閉させる。先端が鉤のものは、スライド式の刃が鉤に接している。 |
血管手術用ストリッパ | 血管の端から端又は一部を切除するために用いる手術器具をいう。静脈又は動脈の一部を切断するように設計されたストリッパもある。血管手術用ストリッパには2種類のデザインがあり、ひとつは片端にストリッピングカップ又はディスク、反対端にガイドチップをもつ柔軟なステンレス製のケーブル、もうひとつは先端が閉じたリング又はループ状の硬質のロッド(外部ストリッパ)である。 |
デルマトーム | 移植のための採皮に用いる手術器具をいう。手動式器具又は動力付装置がある。 |
再使用可能なデルマトーム用刃 | デルマトームに取り付ける様々なサイズの刃で、皮膚グラフト採取用の切刃となるものをいう。滅菌後再使用することができ、通常、間隔を置いて刃先を尖鋭化する必要がある。 |
ガス圧式デルマトーム | 皮膚移植用の薄い提供皮膚片の切断又は小型皮膚病変の切除に用いるガス圧式の手術器具をいう。この用途には専用の刃が必要である。 |
ガス圧式手術用のこぎり | 振動又は往復動作を与えるアタッチメントを含むハンドピースからなる器具をいう。ミクロ設計又はマクロ設計のものがある。充電式電池式である。通常、圧縮空気又は圧縮窒素などのガス式である。 |
軟組織トレパン | 骨以外の組織の円板を切除するために用いる円筒状鋸又は冠状鋸をいう。切断する組織のサイズや硬度に応じて様々なサイズ及び形状のものがある。 |
手動式デルマトーム | 皮膚移植用の薄い提供皮膚片の切断又は小型皮膚病変の切除に用いる手持型の手術器具をいう。この用途には専用の刃が必要である。 |
眼科用ピンセット | 眼組織及び周辺組織の把持、操作、圧迫、引っ張り又は結合に用いる機器をいう。例えば、2枚の刃に接続した2つのハンドルをもつ手術器具がある。ハンドルは永久的に結合しているものもあれば、使用時に、通常、圧力によって結合するものもある。本品は再使用可能である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
歯科咬合紙用ピンセット | 2つのバネ性の先端部をもち、咬合紙を保持するために用いる歯科用器具をいう。 |
歯科治療用ピンセット | 2つの先細のバネ性先端部をもつ歯科手用器具をいう。この先端部を近接させて(閉じて)、口腔内に適用する創傷被覆・保護材を把持する。 |
ピンセット | 保持する物体を閉じて挟む2枚の刃をもつ手術器具をいう。ハンドルは永久的に結合している。この器具のグループには、すべての手術用ピンセット、マイクロピンセット及び手術用ツイーザーが含まれる。 |
幽門セパレータ | 通常ステンレス製で、手術時に幽門(胃の遠位端)等の胃腸の組織を隣接する組織から引き離すために用いる鉗子のセットをいう。 |
扁桃腺用鉗子 | 通常近位端で結合してハンドルとなる(時に転心を利用してはさみ様となる)2枚の刃をもつ手術器具をいう。通常扁桃摘除術時に扁桃を保持又は徒手操作するために用いる。 |
鉗子 | 臓器、組織又は血管を非外傷性に把持、結合、圧迫又は支持するために用いる手術器具をいう。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な包皮切除術中用クランプ | 包皮切除術中に陰茎の包皮を圧迫するために用いる外科用器具をいう。この器具は滅菌後、再使用できる。 |
単回使用鼻用クリップ | 鼻孔を通して空気の流れを抑えるのに役立つ器具をいう。この器具は、通常、ゴム付きプラスチック又は泡状チップから作られ、肺機能検査に使用される。この場合、正確な測定のためにマウスピースを通して空気が確実に流れるように手助けする。本品は単回使用である。 |
歯科用骨鉗子 | 抜歯後に歯槽骨頂を除去するために用いる歯科用器具をいう。 |
チューブ導入用鉗子類 | はさみに似たリングハンドルつきの器具をいう。刃の中心点から離れた部分は、気管内チューブの導入に用いるのこぎり刃付きのリング形をなす。刃の中心点に近い部分はS字型、又は湾曲している。 |
一般的名称 | 名称定義 |
手術用骨鉗子 | 軟骨又は骨などの硬い組織を締め付けて切断することにより除去することを目的とした外科用器具又は歯科用器具をいう。通常、このような組織を締め付けるために加える力に耐えるような頑強な設計となっている。プライヤ型、ピストルグリップ型及び刃が転心の先まで及ぶピストルグリップ型等様々なデザインのものがある。 |
歯科矯正用プライヤ | 用途に応じて様々な形状の先端部をもつ小型のペンチで、小物を保持したり、金属片又はワイヤを屈曲又は切断するために用いるものをいう。 |
結石除去用鉗子 | 尿路結石又は胆石を把持又は操作して除去するために用いる手術器具をいう。2枚の刃に接続した2つのハンドルをもつ。ハンドルは永久的に結合しているものもあれば、使用時に、通常、圧力によって結合するものもある。結石摘出には他の器具を用いることもできる。 |
抜歯用鉗子 | 抜歯に用いるペンチ様の形状の歯科用器具をいう。 |
歯科技工用鉗子 | 歯科技工用の器具で、金属片、ワイヤ等の屈曲、切断、豊隆及び石膏等の破壊に用いるものをいう。電動式のものは除く。 |
眼科手術用クランプ | 眼組織又は周辺組織を非外傷性に把持、結合、圧迫又は支持するために用いる手術機器をいう。 |
歯根分離器 | 下顎歯の歯根を割り込んで分離させるために特別に設計された歯科用手術器具をいう。 |
耳鼻咽喉科用鋭匙鉗子 | スプーン(皿)形を遠位にして耳/鼻/喉(ENT)用具、身体組織を除去するために用いる器具をいう。 |
経皮気管切開術用鉗子 | 経皮的に気管切開術を施行する際に、気管軟骨間を鈍的に拡張して気管切開口を形成するための用具をいう。本品は、気管切開部位に正確にアプローチするために、鉗子先端部にガイドワイヤを通すことができる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
舌圧子 | 舌を移動させて、周辺臓器及び組織の検査を容易にするために用いる手術器具をいう。 |
線維柱帯用消息子 | 金属製の細いロッド様で、線維柱帯の手術時に用いる機器をいう。例えば、切開術時に眼の外側から線維柱帯を切開するために用いるものがある。 |
手術用消息子 | 金属製又は軟性材料製で、細い棒状の手術器具をいう。洞、瘻、その他の空洞又は創部を探査するために用いる。プローブ先端は、特定の解剖学的用途(乳様突起の探索等)に合わせて設計されており、シャフトに対して直角に湾曲するものもある。本品は再使用可能である。 |
眼科用消息子 | 柔軟な金属製の先端が球状の細いロッド様で眼及び関連構造の検査に用いる機器をいう。 |
尿路用サイザ | 適切なサイズの器具を選択するため、尿路の内径を測るための器具をいう。 |
眼科用フリーリンガリング | 通常ステンレス製の環状バンドで、強膜と縫合し、難しい眼内手術時に眼球のつぶれを防ぐためのものをいう。 |
円蓋開瞼器 | 結膜検査の一助となるように眼瞼を引き戻し、開瞼させておくために用いる眼科用機器をいう。 |
開瞼器 | 眼科手術ないしは検査時に、眼瞼を開けた状態にしておく機器をいう。例えば、転心で結合した2つのアームからなる手術器具で、様々なサイズ、形状及び輪郭のものがある。遠位端は丸く、挿入して開瞼するときに眼腔周辺組織を拡張又は伸張するために用いるものもある。検査又は眼科手術時に用いる。通常、ステンレス製で自動開瞼機構又は調節機構を備えている。 |
アプライヤ | 手術用クリップ又はステープル等の医療用具を組織に取り付けるために用いる手術器具をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
失禁手術用クランプ | 遺尿を起こすため非外傷性に尿道に外圧を加えるため、可鍛性金属フレームからなり、一部がスポンジゴムコートされた手術器具をいう。 |
頭部手術用クランプ | 手術時に特定の固定位置に頭部及び頸部を固定するため頭蓋の保持に用いる手術器具をいう。通常、脳神経外科手術に用いる。 |
眼内レンズ挿入器 | 手術時に眼内レンズの挿入及び配置を導くため、眼内に挿入する器具をいう。眼内レンズの挿入後に取り外す。 |
単回使用陰茎手術用クランプ | 手術中に陰茎を挟んだり操作するために用いる外科器具をいう。本品は単回使用である。 |
単回使用環状切除術用クランプ | 環状切除術中に陰茎包皮をはさむために用いる外科器具をいう。本品は単回使用である。 |
単回使用痔核手術用クランプ | 鋏形で取っ手が輪型の外科器具をいい、中心点から遠位の刀身は三角の鋸歯状のあご部で終る。本品は単回使用である。 |
内視鏡手術用イントロデューサ及びエキストラクタ | 内視鏡手術で、各種の器具を挿入したり、切除組織を摘出したりするために用いる筒状の器具をいう。 |
手術用クランプ被覆・保護材 | 一時的に非外傷性の圧迫及び止血を目的とする、クランプのジョーの一部分に装着するプラスチック製の被覆・保護材をいう。本品は単回使用である。 |
水晶体圧出器 | 眼から水晶体核を除去するために用いる手動式眼科用手術機器をいう。 |
眼科用鋭ひ | 先端が有窓、スプーン型又はリング状等の擦過用眼科用手術機器をいう。先端は鋭いものもあれば丸いものもある。眼組織の確保又は切除のために用いる。本品は再使用可能である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
水晶体手術用スプーン | 眼科水晶体手術において眼の水晶体の処置・切除等に用いる手動式眼科用手術機器をいう。本品は再使用可能である。 |
結石除去用吸引器 | 体内から結石(腎結石、胆石等)を除去するために用いる手術器具をいう。採用する手術法に応じて様々な形状及び設計のものがある。通常、拡張機構を備えた長い軟性の遠位部を有する(先端のバスケット等)。スプーン型のものや、様々な構造のものがある。 |
角膜鋭ひ | 角膜から「錆の輪」等を除去するために用いる眼科手術機器をいう。本品は再使用可能である。 |
スプーン型鋭ひ及び鈍ひ | 遠位端がスプーン型(皿型)でハンドルの付いた器具をいう。手術器具、投薬用器具として用いる場合もあれば、医療部門で他の機能として用いる場合もある。本品は再使用可能である。 |
輪ひ | 遠位端がリング等中空形状でハンドルの付いた器具をいう。病変組織、人体組織などの掻爬等に使用する。本品は再使用可能である。 |
眼球固定鈎 | 眼及び関連構造の切開縁を脇に寄せたり、眼球を固定するために用いる眼科用手術機器をいう。本品は再使用可能である。 |
眼窩圧迫子 | 眼科手術時に眼窩腔の周辺部位の検査を容易にするため、組織を移動させる眼科用手術機器をいう。 |
眼科用鈎 | 形状は様々であるが、遠位端に行くに従って細くなる軸状のハンドルをもつ手術機器をいう。遠位部分は先端に向かってカーブしているもの又は曲がっているものがあり、先端は丸いもの又は尖っているものがある。本品は再使用可能である。 |
鈎 | 軸様のハンドルをもつ手術器具をいう。ハンドルは様々な形状のものがあり、遠位端に向かって先細になっている。遠位部は丸い先端又は尖った先端に向かってカーブしているものもあれば曲がっているものもある。 |
眼窩固定鈎 | ハンドルに幅広でカーブのついた先の尖った鈎を2枚取り付けた眼科用手術機器をいう。鈎の縁は鋭利でなく、眼窩の組織を脇によせて検査又は治療を行うことができるように切り込みが入っている。 |
一般的名称 | 名称定義 |
眼科用開創器 | 眼及び関連構造の切開縁を脇に寄せるために用いる眼科用手術機器をいう。 |
眼科用手術用角板 | 瞼の施術時に角膜と瞼の間に挿入し、角膜を保護するもの。 プラスチック製と金属性がある。 |
強膜プラグ | 硝子体手術において創口より挿入したチップ等を抜いた時に、一時的に創口部に差し込み栓をする釘状のプラグをいう。 |
開創器 | 組織又は他の解剖学的部位を分離するために用いる手術器具をいう。臓器又は組織の露出やアクセスによって検査又は治療を可能にする。本品は再使用可能である。 |
歯科用開創器 | 手術時に可視性及び到達性を向上させるため、軟組織を移動し、保護するために用いる歯科手用器具をいう。 |
泌尿器科用開創器 | 膀胱の解剖学的構造を保持するように設計され、開創刃を内蔵したフレーム様のものをいう。尖鋭でないもの又は鉤様(時に複数の鉤をもつ)のものがある。手術時に切開部、臓器又は組織の縁を後退させるために用いる。 |
腹腔鏡用機械式拡張装置 | 腹腔鏡処置のため、腹壁を機械的に持ち上げて腹腔に空間をつくる装置をいう。腹壁の持ち上げ方法は、開創器、吊り具又は皮下ワイヤを挿入した後、体外の持ち上げ機構(手動牽引器、手術台に取り付けるサポートアーム、ウィンチ、フレームワーク等)によって持ち上げるというものである。通気の必要がないか、又は最小限である。本品は旧来の技術を反映していることがある。 |
硬性直達肛門鏡 | 肛門管及び下部直腸の観察、診断、治療に用いる直達鏡をいう。照明、拡大装置を備えるものもある。 |
膣鏡 | 通常、小児の膣の検査に用いる直達鏡をいう。膣鏡、冷光照明器、拡大装置から構成される。通常、異物又は出血部位の探索に用いる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
直達肛門括約筋鏡 | 肛門括約筋の検査に用いる直達鏡をいう。直腸まで検査できるものもある。 |
開孔器 | 転心で結合した2つのアームからなる手術器具をいう。様々なサイズ、形状及び輪郭のものがある。遠位端は丸く、挿入して開孔するときに内腔、身体開口部又は管を拡張又は伸張することができる。検査又は他の器具の挿入時に用いる。通常、ステンレス製であるが、プラスチック製のものもある。転心近位のアームは通常ハンドルとなっており、転心遠位のアームは力が加えられたときに開くようになっている。 |
血管トンネラ | 通常、ステンレス製の手術器具で、連結チャンネルを作製する目的で血管組織に沿ってトンネルを作製するために用いるものをいう。通常、軟質又は硬質のロッドで、ロッドに向かって先細になるハンドルをもち、遠位端にボタンまたはどんぐり状のものが付いている。遠位端付近に転心をもち、長くわずかにカーブした刃を備えたリング型ハンドルのものもある。刃の遠位から転心までの部分は短い把持アームとなっている。「単回使用皮下導通用トンネラ」及び「再使用可能な皮下導通用トンネラ」に該当するものを除く。 |
間接喉頭鏡 | 棒状の保持部と先端の傾斜した鏡から成る器具をいう。咽頭及びその周辺の観察、診断、治療に用いる。 |
挿管用喉頭鏡 | 麻酔又は救急医療等で、気道確保のために気管(人の気道)への気管内チューブの挿入、配置を支援したり、異物を除去したりするために用いる器具をいう。喉頭及びその周辺の観察、診断、治療にも用いる。ハンドル、ブレードから成る。照明装置を内蔵するものもある。ただし「軟性挿管用喉頭鏡」、「硬性挿管用喉頭鏡」、「ビデオ軟性挿管用喉頭鏡」および「ビデオ硬性挿管用喉頭鏡」に該当するものを除く。 |
歯科用開口器 | 歯科治療で患者の開口状態を保持する器具をいう。 |
鼻息鏡 | 磨かれた金属片に鼻腔を近づけると鼻腔からの水蒸気により曇ることから、鼻腔の通気度を調べるための器具をいう。 |
内視鏡用マウスピース | 内視鏡使用時に患者の開口状態を保持する器具をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
メトロイリンテル | 子宮頸部の拡張に用いる膨張式のバッグをいう。 |
結腸瘻ロッド | 腹壁を介して引き出した結腸ループがループ結腸フィステル形成術の間に外科的開口部から中に戻らないよう一時的に維持するために、結腸ループを通して配置する器具をいう。 |
唾液腺拡張器 | 耳鼻咽喉(ENT)手術時に唾液腺の腔、管又は開口部を拡張するために用いる手術器具をいう。 |
切開器 | 切開部分が通常スプーン型又は丸形のステンレス製の手持型手術器具をいう。軟部組織又は身体構造を他の組織又は構造から分離するために用いる。様々な形状及びサイズのものがあるが、通常、近位にハンドルがあり、その先は軸となっている。軸の先端は尖っているもの又は平坦なもの、鋭いもの又は鈍いものがあり、軸から曲がっているもの又は直線のものもある。 |
起子 | 組織又は他の解剖学的構造、手術材料又は器具の持ち上げ、配置又は梃子による押し上げに用いる手術器具をいう。近位にハンドルがあり、その先に鈍い刃、又は切刃のない鉤をもつ。形状及びサイズは解剖学的用途及び機能によって異なる。 |
腱手術用ストリッパ | ハンドル及び先端が鋭い切刃の半円型の溝からなる手術器具をいう。靭帯、腱又は鞘を生体移植材料として用いるため、その全長を切除するために用いる。 |
剥離子 | 一般外科手術で組織の剥離に用いる器具をいう。ただし、電動式のものを除く。 |
再使用可能な臓器固定用圧子 | 処置又は検査において、臓器を原位置に固定又は維持するために用いる器具をいう。本品は再使用可能である。 |
眼科手術用スパーテル | 通常、ステンレス製で、眼の表面への物質の塗布、眼組織の処置又は眼の表面又は周辺構造からの物質の除去に用いるへら状の形をした手術機器をいう。例えば、近位にハンドルがあり、遠位端に鋭角のない平らな刃をもつものがある。シャフト又は刃は、ハンドルから遠位端に向かってまっすぐのものもあれば、カーブしているもの、様々な角度で曲がっているものがある。 |
耳鼻科手術用プローブ | 柔軟な金属製で、先端が球状又は尖った細長い棒状の手術器具をいう。耳鼻科治療時に瘻、腔又は創部を探査するために用いる。遠位端(球又は先鋭部の前)がシャフトに対して直角に湾曲するものもある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
眼ブラシ | 組織サンプルを採集するか、眼又は関連構造の表面に物質を適用するために用いるブラシをいう。例えば、片端にハンドル、反対端に棘毛、繊維又は棘をもつものがある。。この棘毛、繊維又は棘が一平面に埋め込まれているものもあれば、中軸に放射状に埋め込まれているものもある。軸ハンドルは軟性又は剛性で、棘毛は軟毛又は剛毛である。 |
臓器摘出用装具 | 腹部内臓を原位置に保持又は固定するために用いる器具をいう。 |
婦人科用剥離子 | 細胞学的診断に供する粘膜細胞組織を子宮から採取するために用いる器具をいう。本品は単回使用である。 |
手術用ドリル | 手動式又は動力式(空気、窒素、電池、電源等)の器具で、単体として用いるか、多くのアッタチメント(チャック、リーミング用アタッチメント、ワイヤ挿入具・ガイド、打診槌等)を備えたモーター器具として用いるものをいう。ガイドワイヤにかぶせて使用することができるように挿管する場合もある。本品はミクロ設計又はマクロ設計のものがある。アッタチメントによって多くの外科領域に用いることができる。 |
伸延器 | 接合面を引き離してその位置を保持し、外科手術の実施を可能にするために用いる外科用器具をいう。延長術(両脚の長さ不同の場合の脚延長術)で長骨に用いることもある。この場合、通常、ピンで骨に接続する。後者の場合、外固定器具を用いることもある。脊椎固定術又は顎顔面(口腔内)手術に用いる場合もある。 |
骨タップ | 骨ネジの挿入が容易になるように骨にネジ山を切るために用いる金属製外科用手術器械をいう。骨ネジは骨折片、取付具又は他の器具を骨に固定するものである。 |
ボーンミル | 骨再生又は骨移植用の骨基質として用いるために骨を粉砕してスラリー又は粉末にするのに用いる器具をいう。 |
骨ネジスタータ | 骨ネジを骨に挿入する場合、その開始時に用いる外科用手術器械をいう。骨ネジのネジ山が骨に食い込むか又は単純にネジを差し込む場合に骨に対して所望の角度を保つように骨に刻み目を入れる。 |
一般的名称 | 名称定義 |
手術用ドリルビットガイド | ドリル孔の配置及び角度を同時に決定し、周辺組織を保護することを目的とした手持型の手術器具をいう。本品は専用のドリルビットサイズに合うように挿管され、遠位端はのこぎり状になっており骨にしっかりと取り付けることができる。 |
整形外科用リーマ | 人工関節の埋入又は骨折固定時に様々な器具を挿入するために髄腔の切開又は拡大に用いる手動式整形外科用手術器械をいう。 |
手動式整形外科用セメントディスペンサ | 手術部位への整形外科用(骨)セメントの注入に用いる手動式の注射器様の器具をいう。ただし「整形外科手術用注入器」に該当するものを除く。 |
再使用可能な骨接合用器械 | 主として整形外科で骨接合用に用いる器械で、手回し骨錐、踵骨圧定器及び無名骨鈎等をいう。手動のものに限る。 |
皿取りドリル | ネジ又はボルトの頭が表面と同じ高さか表面より下になるようにドリル孔の外側の径を拡大することを目的とした回転式外科用器具をいう。 |
シェーバシステム | 通常、関節(膝関節、肩関節等)の経皮的な手術に用いる特殊なシステム及び装置をいう。他の部位(鼻腔等)に専用のシステムもある。通常、専用の内視鏡とともに使用し、術者が全体を見渡せるようにするものである。通常、ハンドピース、切断器具、モータユニット、コントロールユニットから構成される。 |
ガス圧式手術用ドリル | ドリルビット、骨タップ又はワイヤ等とともに用いるためのチャックを含む単体のハンドピースからなる器具をいう。ガイドワイヤを通して使用することができるように中空になっているものもある。本品はミクロ設計又はマクロ設計のものがある。圧縮空気による動力を備えていることから、動力源として圧縮窒素を用いることができる。 |
エア式骨手術器械 | 骨手術に用いる手術器械をいう。気動式のものに限る。 |
骨ステープルドライバ | 骨ステープルを組織に挿入するために他の器具に力を与えるように設計された手持型手術器具をいう。遠位端はいずれかの組織に入れる器具と結合する形状となっている。近位端は衝撃力を吸収し伝達するように設計されている。 |
ドライバ及び抜出器 | 外科手術時にピン、ネジ又は器具等を挿入又は除去する場合に組み合わせて用いる手術器具をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
手術用ドリルビット | 手動式又は動力式の手術用穿孔器に取り付ける器具をいう。適切な速度で回転させると、骨に本品の径と同じ寸法の孔が作製される。通常、「ツイストドリル」型(らせん型)であるが、平坦で斜めの刃先をもつものもある。本品は再使用可能である。 |
人工装具ドライバ | 整形外科用プロテーゼを組織に挿入するために他の器具に力を与えるように設計された手持型手術器具をいう。遠位端はいずれかの組織に入れる器具と結合する形状となっている。近位端は衝撃力を吸収し伝達するように設計されている。 |
手術用レンチ | 固定したかみ合い部をもつ手動式の手術器具で、ナット、ボルト又はワイヤ等の把持、回転又は捻転に用いるものをいう。 |
寛骨臼ソケットプッシャ | 遠位端で寛骨臼カップ又はシェルを保持するように設計されたグリップを備えたロッド様の外科用手術器械をいう。ソケットプッシャを用いて人工股関節の寛骨臼コンポーネントを骨盤の寛骨臼蓋の適切な位置に押し込む。 |
ワイヤクリンパ | ワイヤ又は締結具を曲げるために用いるワイヤ圧締用鉗子様の手動式整形外科用器具をいう。 |
手術用ネジ回し | 片端がトルクを適用してネジを締めたり外したりするためにネジ山に適合するように設計された軸をもつツールで、手術器具と考えられるものをいう。端のデザインにはシングルスロット、クロススロット、Phillips、Allenまたは六角星等がある。軸の反対端には手動操作用のハンドルを備えたもの又は切断面がチャックに適合するように三角形でハンドルを備えたもの、電動ドライバーの使用が可能なものもある。トルク計器を含むものもある。 |
外科手術用骨クランプ | 手術時に骨を把持するか骨折した骨の近位部又は遠位部を近接させるために用いる手術器具をいう。 |
手術用切骨器 | 通常、ステンレス製の重い手術器具で、骨などの硬組織を切除するために用いるものをいう。近位にハンドルがあり、その先は軸となっている。遠位端は通常、組織の切除が容易になるように半月型で鋭い。 |
一般的名称 | 名称定義 |
髄内釘ドライバ | 髄内釘を組織に挿入するために他の器具に力を与えるように設計された手持型手術器具をいう。遠位端はいずれかの組織に入れる器具と結合する形状となっている。近位端は衝撃力を吸収し伝達するように設計されている。 |
髄管ブラシ | 整形外科用セメントの注入にあたり、髄管から血餅及び骨片を除去するために用いる外科用手術器械をいう。通常、片側にハンドル、反対側に棘毛、繊維又は棘をもつ。この棘毛、繊維又は棘が一平面に埋め込まれているものもあれば、中軸に放射状に埋め込まれているものもある。軸ハンドルは軟性又は剛性で、棘毛は軟毛又は剛毛である。本品は再使用可能である。 |
再使用可能な外固定システム | ケース及び複数のトレイからなる専用手術器具をいう。このシステムは骨折手術、脊椎手術又は矯正手術等、特定の手術用に設計されている。このシステムの外固定具は、指示された方法に基づき再使用することができる。 |
整形外科用カリパ | 1本の軸に蝶番で2本の脚を接続した外科用計測器をいう。骨の直径又は長さ等を測定するために用いる。 |
人工関節用トライアル | 人工関節のコンポーネントのコピーをいい、患者が必要とする永久人工関節の適切なサイズを決定するため又は植込み部位が適切な寸法に切断されていることを確認するために用いる(なお、その他の整形外科手術で用いるトライアルも含む)。 |
整形外科用やすり | 骨組織に穴を形成し、拡大するために用いる先細で歯付きの長い切削ツールとして設計された外科用器具をいう。 |
手動式手術用ドリル | ドリルビット、骨タップ又はワイヤ等とともに用いるためのチャックを含む手動式ハンドピースからなる器具をいう。固定器及びビットと呼ばれることもある。ガイドワイヤにかぶせて使用することができるように挿管する場合もある。 |
整形外科用バー | 鋼鉄等の硬質金属製の小型回転軸で、片端に様々な形状の溝切り面又は切断面を有し、顎顔面手術、脊椎手術及び大小の骨手術時に骨組織の孔あけや成形に用いるものをいう。 |
手術用ドリルアタッチメント | 手動式、動力式又はエア式のハンドピースに接続し、特定の作業、穿孔、リーミング、切断・切削、ワイヤ等の導入又は誘導等を行うために用いる器具をいう。特定の作業のために速度を良好に制御する減速ギアが含まれることがある。ガイドワイヤを通して使用することができるように中空になっている場合もある。本品はミクロ設計又はマクロ設計のものがある。本品は再使用可能である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
手術用クラウンドリルビット | クラウン(王冠型)ドリル又はホローミルとして用いる中空の穿孔器具をいう。スクリューヘッドが折れてなくなったスクリューを除去する前に、軸部を含めてオーバードリルするために用いるほか、生検用に骨の中心部を採取するために用いる。 |
創外固定器 | 骨折治療、骨延長等のために骨又は軟組織に刺入するピン等を体外で固定する器具をいう。通常、再使用可能である。 |
骨手術用器械 | 骨接合手術等の骨手術に用いる手術器械をいう。手動式のものに限る。本品は再使用可能である。 |
脊椎手術用器械 | 脊椎固定術等の脊椎手術のために用いる手術器械をいう。手動式のものに限る。本品は再使用可能である。 |
関節手術用器械 | 人工関節置換術等の関節手術に用いる手術器械をいう。手動式のものに限る。本品は再使用可能である。 |
歯科用インプラント手術器具 | 歯科用インプラントの外科手術に用いる器具をいう。手動式で、非侵襲的に使用する器具も含む。本品は再使用可能である。 |
靱帯・腱再建術用手術器械 | 通常ステンレス製の手術器具で、連結チャンネルを作製する目的で靭帯又は腱組織に沿ってトンネルを作製するために用いるものをいう。通常、軟質又は硬質のロッドで、ロッドに向かって先細になるハンドルをもち、遠位端にボタンまたはどんぐり状のものが付いている。遠位端付近に転心をもち、長くわずかにカーブした刃を備えたリング型ハンドルのものもある。刃の遠位から転心までの部分は短い把持アームとなっている。 |
靭帯・腱手術用器械 | 靭帯再建術等の靭帯又は腱手術に用いる手術器械をいう。手動式のものに限る。 |
整形外科インプラント抜去器 | 人工股関節、髄内釘等の整形外科インプラントの除去に用いる手術器具をいう。本品は再使用可能である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
臨床的骨測深器 | 骨折部端を締め付けるネジの適切な長さを測定する等、さまざまな医療目的で用いる測深器をいう。 |
整形外科用固定鉗子 | 特別に設計された刃をもち、整形外科用インプラント又は器具を把持するために用いるはさみ様の手術器具をいう。人工装具の植え込み時に使用し、手術中に外科医又は術者が把持している物を安全に手動操作することができる。 |
一時的骨ホルダ | 手術野の外側で骨の断片を締め付けて保持し、術者及び助手の作業を支援するために用いる手術器具をいう。骨の再形成、グラフト材料の作製等に用いることができる。頑強な脚をもち、骨の断片・切屑を捕らえるよう皿様の形のものもある。 |
オウル | 大釘様の刃のない手動式整形外科用手術器具で骨の穿孔するために用いるものをいう。 |
整復桿 | 両端に受台を備えた長く平坦な外科用手術器械をいう。受台は特定の骨の輪郭に適合するように彫刻されている。スキッドとは骨の移動又は位置決定が可能になるように特定の骨の特定の領域の下を滑るように設計されたものをいう。 |
整形外科用テープ | カテーテルや輸液チューブなどの医療機器の固定に用いる布製またはプラスティック製の(接着)テープをいう。(副次的に固定するものを除く。) |
整形外科用締結術器具 | 整形外科用締結ループ、クランプ又はワイヤの配置、固定又は結合に用いる外科用器具をいう。 |
整形外科用セメント吸引器 | 整形外科用(骨)セメントを適用部位から取り出すために用いる器具又は器具一式をいう。骨セメントを粉砕するために用いることを目的とした「スラップハンマー」、のみ(電動又は手動)又は超音波装置を含むものもある。吸引用チューブ、真空トラップ及び骨からのセメント片を吸引するための真空源を組み込んだ整形外科用セメント除去装置を含むものもある。 |
手動式整形外科用セメント除去器具 | 通常、セメント固定した人工関節を置換する際に整形外科用(骨)セメントを適用部位から除去するために用いる手動式手術器械器具一式をいう。この一般機器群には骨セメントを粉砕し除去するために用いる「スラップハンマ」、のみ又は他の手動式器具を含むものもある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
デルマトーム皮膚接合用テープ | 各種サイズの両面に粘着剤をコーティーングしたで、デルマトームに貼り付けて皮膚移植組織の採取に用いるテープをいう。本品は単回使用である。 |
造膣用器具 | 膣欠損の患者に対して、皮膚弁移植法、腹膜利用法、その他の手技(S状結腸利用法等)によって膣形成を行った後、腹腔の再狭窄を防ぐ処置として、腹腔に挿入する器具をいう。 |
つち | ハンドル、軸及びヘッドからなる金属製(通常ステンレス製)の器具をいう。ハンドルは手のひらに適合するように設計されており、通常丸い。このハンドルは軸に向かって先細になっており、この軸の先端にヘッドがある。ハンマーヘッドは、通常、円柱形であるが、様々な形状のものもある。衝撃を吸収するために片端又は両端をゴム又はプラスチック等の物質に取り付けるハンマーヘッドもある。 |
木製つち | 木製ハンマをいう。 |
へら | 通常、ステンレス製の器具をいう。表面への物質の塗布、腔への物質の充填、組織の処置、表面又は血管からの物質の除去に用いる。近位にハンドルがあり、遠位端に鋭角のない平らな刃をもつ。シャフト又は刃は、ハンドルから遠位端に向かって直線状のものもあればカーブしているもの、様々な角度で曲がっているものがある。 |
拡張器 | 開口部、管又は血管などの内径(口径)を拡大するために用いる手術器具をいう。 |
鼻腔拡張器具 | 金属製、プラスチック製等で様々なサイズがあり、柔軟性のある細い円柱状の中空又はロッド状の器具をいう。鼻の構造・鼻腔の拡張用に使用する。 |
直腸拡張器具 | 肛門機能又は検査器具挿入を妨害する場合に肛門括約筋及び肛門を拡張する器具をいう。 |
気管拡張器具 | 金属製、プラスチック製等で、様々なサイズがあり、柔軟性のある細い円柱状の中空又はロッド状の器具をいう。気管構造・気管通路の拡張に使用する。 |
一般的名称 | 名称定義 |
尿管拡張器具 | 金属製、プラスチック製等で、様々なサイズがあり、柔軟性のある細い円柱状の中空又はロッド状の器具をいう。尿道に挿入した箇所を拡張させる機構を有するものもあり、拡張度合いはダイヤルに表示される。本品は再使用可能である。 |
膣拡張器具 | 膣に挿入し、一定期間、装着使用するもので挿入しやすいように挿入端が丸くなっているものをいう。本品は、先天異常等による狭い膣口の拡張に使用するが、性行為を妨げる場合もある。 |
尿道用ブージー | 尿道狭窄の診断等に使用するものをいう。様々な径を有し、金属やプラスチック等の適切な材料で、柔軟性のある中空又は中実の細い円柱形状である。本品は再使用可能である。 |
食道拡張器 | 様々なサイズや柔軟度を有する鉄製、プラスチック製又は他の適切な材料製から成る、細い円柱状の中空体又は中実体の器具(通常、手術器具)をいう。食道の構造・通路を拡張するために用いる。 |
涙管拡張器 | 涙点の拡大に用いる眼科用機器をいう。 |
耳鼻咽喉科用ブジー | 耳科手術時に狭窄の探査又は拡張に用いるロッド型手術器具をいう。 |
食道用ブージー | 金属製のオリーブ型のおもりで重みを付けた中空の円柱型手術器具で、ひも又はワイヤ等のガイドの上をスライドし、食道の狭窄の拡張に用いるものをいう。(プラスチックのテーパー型もある。) |
医療用拡張器 | 拡張するために用いる器具をいう。電動式のものを除く。本品は再使用可能である。 |
医科用捲綿子 | 身体の一部及び体内に、薬剤を塗布または治療を適用すること、または検査のための試料を採取することを目的とした器具をいう。アプリケータには様々な種類があり、通常、専用の機能をもつ。1. 木材、柔軟な金属又は合成材料製の単純な細いロッドからなり、これに綿などの物質のプレジェットを取り付けて接触可能面に局所投与する器具。2.薬剤となる器具又は薬剤を含有する器具。3. 患者の身体に直接温熱を適用することができる器具。4.検査のための試料を採取する器具。 |
一般的名称 | 名称定義 |
眼アプリケータ | 木材、軟性金属又は合成材料製の細いロッドの片端に綿撒糸または合成繊維等が取り付けられている機器で眼科用のものをいう。綿撒糸または合成繊維等の吸収材をスティック状に成型したスポンジ様のものもある。 |
単回使用喉頭気管局所麻酔用アプリケータ | 喉頭気管部位に局所麻酔薬を塗布するために用いる細い棒をいう。本品は単回使用である。 |
未滅菌吸収材付アプリケータ | 片方の先端が未滅菌の吸収材になっており、利用可能なあらゆる表面に局所適用するために用いる木製、可撓性金属製又は合成素材の細長い棒をいう。本品は単回使用である。 |
滅菌済み吸収材付アプリケータ | 片方の先端が滅菌吸収材になっており、利用可能なあらゆる表面及び体内に、局所適用するか、または検査のための試料とするために用いる木製、可撓性金属製又は合成素材の細長い棒をいう。本品は単回使用である。 |
表在性組織用異物除去器 | 皮膚・浅在筋膜などの表在組織からこの組織の外傷を最小限に抑えて異物を除去するために用いる磁石又は機械的把持鉗子等の器具をいう。 |
眼用スパッド | 眼の表面組織の異物を捕らえ、除去するために用いる細長い探針様器具をいう。 |
脳外科用鏡 | 脳神経外科手術で、術野を見るために用いる脳神経外科用器具をいう。頭蓋骨の開頭部から挿入する。通常、鏡面部、シャフト部、ハンドル部から成る。 |
消化器用サイザ | 消化器のサイズを測定する目的で用いる器具をいう。管の大きさを測定するものや瘻の深さ等を測定するものがある。 |
眼鏡 | 眼鏡レンズ1組と眼鏡フレームからなる器具をいう。 |
高拡大率レンズシステム | 視覚障害のある場合に、拡大用として用いるレンズシステムをいう。例えば、遠見・近見用の望遠鏡、近見用の拡大鏡がある。 |
一般的名称 | 名称定義 |
色付レンズ | 吸収又は反射により放射光を減衰させるレンズをいう。 |
眼鏡レンズ | 処方箋に従って屈折異常の矯正、または放射線・機械的ハザードから眼を保護するために用いるガラス又はプラスチック製の器具をいう。例えば、保護用のものは眼鏡平面に装着することがある。 |
不等像視診断計 | 不等像視を診断するために用いる眼科用機器をいう。 |
タキストスコープ | 眼科診断検査を目的とした文字又は像を様々な速度で照らすために用いる眼科用機器をいう。 |
眼運動性眼振ドラム | 白黒の縞模様又は図柄で覆われたドラム様の眼科用機器をいう。眼振(不随意的な眼球急速運動)の誘発及び評価を目的としている。 |
視力表 | 視力検査に用いる視力表をいう。例えば、視標は、背景照明によって個々の文字又は記号を選択的に表示できるボックスとともに用いることがある。 |
アムスラーチャート | 視野の中心部及び傍中心部の不整を速やかに検出することを目的とした眼科用器具をいう。例えば、様々なサイズのグリッド付きの一連のチャートで、患者から30cm離れた位置に設置する場合がある。 |
投影式視力検査装置 | 投影式の視力及び視覚検査機器をいう。例えば、距離に応じて段階的に縮小した黒色の文字又は他の記号をスクリーン又は壁に投影する視力検査に用いることがある。 |
ポラテスト | 潜在性斜視を評価するために用いる機器をいう。例えば、患者が認識していない場合及び目視により確認できない場合、フォロプターを偏光状態にし、十字線等の像が合致しない状態で患者に視標を提示することがある。フォロプターを調整し、患者に像の合致を答えさせることにより、斜視の有無及び程度を測定する。 |
特殊視力検査装置 | 光学的に遠方及び/又は近方の視標を提示する視力検査装置をいう。 |
一般的名称 | 名称定義 |
色覚検査機器 | 偏光を用いた色覚検査機器をいう。 |
色覚検査用具 | 着色糸又は色覚プレートを用いた色覚検査機器をいう。例えば、色覚不全を有する患者が1色のものであると知覚する多色プレート等様々な色の材料からなる眼科用器具により色覚の評価に用いることがある。 |
色覚検査表 | 着色(白色も含む)した背景に着色した図形を印刷した眼科用チャートで、色覚検査に用いる機器をいう。 |
簡易色覚検査用具 | 様々な色を識別する能力を速やかに検査するために用いる色覚検査機器をいう。例えば、パイロット及び船員に適用することがある。1つ又は複数のディスクのほか、所望の色であることを示すために手動で交換することができる着色ガラスからなるものもある。患者は医師に何色であるかを報告する。 |
フレスネルレンズ | 眼鏡レンズに一時的に装着する薄い軟性眼科用レンズ又はプリズムをいう。通常、診断に用いる。 |
プリズムバー | 視機能検査時に眼筋を評価するために用いる、様々な度数のプリズムからなる機器をいう。 |
検眼レンズフレーム | 屈折検査時に検眼レンズを眼前に保持するために用いる器具をいう。 |
眼鏡クリップ | 視力検査時にプリズム・球面・円柱又は遮蔽具を検眼枠又は眼鏡に留めるために用いる機器をいう。 |
検眼レンズ | 検眼レンズをいう。 |
手動式瞳孔計 | 瞳孔の幅又は径を測定するために用いる手動式眼科用器具をいう。瞳孔を評価するにあたっては、孔、測定値等、本装置のパラメータに対する瞳孔の大きさを測定する。 |
一般的名称 | 名称定義 |
瞳孔間距離計 | 処方レンズを適切に装着するために両眼間の距離を測定する機器をいう。 |
瞳孔計 | 瞳孔の幅又は径を測定するために用いる眼科用器具をいう。 |
光学式角膜厚さ計 | 光学技術を用いて角膜の厚さを測定する機器をいう。 |
眼球突出計 | 眼球の異常突出の程度を測定するために用いる眼科用機器をいう。 |
ハイジンガブラシ | 頂点が接する2つの円錐形の刷毛様の像を作る装置(通常、AC電源)をいう。例えば、ニコルプリズムを通して像を見ることにより、視覚機能及び黄斑機能を検査する場合がある。 |
体外型眼瞼ウェイト | 上眼瞼の機能を回復するために、瞼に錘りを負わせたり、又は瞼を圧迫する眼科用機器をいう。例えば、上眼瞼に負荷を与える(眼瞼に力を加える)ために上眼瞼の外側に用いる器具がある。一時性麻痺の治療、又は術前の植込み型眼瞼ウェイトの適切なサイズの測定に用いることがある。 |
横臥用眼鏡 | 寝たきりの患者が背臥位で読書することができる、プリズム入り眼鏡をいう。 |
眼球圧迫器 | 眼科手術にあたり眼に圧力を加えるために用いる機器をいう。例えば、血圧計を用いる場合のように締め付けるバルブからなる手動装置がある。ダイヤルゲージ、バンド及びベローズを備えているものもある。 |
コットンボール | 様々な身体部位に薬物を塗布したり、又は液を除去するために用いる綿繊維の球状の塊をいう。 |
アイパッド | ガーゼ又は綿等の様々な材料で製造されたバッドからなる器具をいう。眼の保護又は分泌物の吸収に用いることを目的としている。 |
一般的名称 | 名称定義 |
医療ガーゼ | 出血の抑制、液の吸収、擦過傷、乾燥又は汚染からの器官の保護のため、外科切開口、他の皮膚創傷又は内部構造に適用することを目的とする主としてガーゼから成る器具をいう。 |
X線造影材入りスポンジ | 出血の抑制、液の吸収、擦過傷、乾燥又は汚染からの器官の保護のため、外科切開口、他の皮膚創傷又は内部構造に適用することを目的とする、X線で検知可能な成分を含有する器具をいう。 |
開腹術用スポンジ | 出血の抑制、液の吸収及び器官の擦過傷防止のため開腹術中に身体内部で用いる器具をいう。 |
X線造影材入りガーゼ | 出血の抑制、液の吸収、又は擦過傷、乾燥若しくは汚染からの器官の保護を目的として、身体内部又は外科切開部に用いる綿又はセルロース製の薬品を含まない吸収材料をいう。X 線で検知できる成分を含む。 |
綿状パッド | 神経組織の保護、液の吸収、又は止血のために手術中に用いるコットンまたは合成繊維等のパッドをいう。 |
医療用不織布 | 創傷又は外科切開部を処置するために用いる不織布から成る被覆・保護材をいう。 |
医療脱脂綿 | 医薬品を塗布したり、患者の体表から少量の体液を吸収したりする等、医療目的に使用するパッド状の綿繊維から成る材料をいう。 |
医療用スポンジ | 様々な身体部位に薬物を塗布したり、又は液を除去するために用いるスポンジなどの高分子材料をいう。創傷被覆・保護材を除くものをいう。 |
自留指サック付ラテックスシートドレープ | 自留指サック付きのラテックスカバーをいう。経尿道的前立腺摘除術時に外科医が直腸に指を出し入れすることができるように設計されている。 |
単回使用指保護具 | 損傷した指を治癒過程中の更なる外傷から保護するために用いる器具をいう。損傷した指からの出血を、損傷部位に接触せず指にはめて止血し保護する器具を含む。通常、プラスチック、ゴム又は強化金属等の耐久性のある素材から成る。本品は単回使用である。 |
一般的名称 | 名称定義 |
再使用可能な指保護具 | 受傷した指を治癒過程でこれ以上の外傷から保護するために用いることを目的とした器具をいう。通常、プラスチック、ゴム又は強化金属等の耐久性のある材料で作られる。本品は再使用可能である。 |
非天然ゴム製検査・検診用手袋 | 手術を除いた検査、検診、治療行為及び汚染された医療材料を取り扱う場合、患者及び使用者を交差感染から守るために使用する合成素材製手袋をいう。歯科用手袋を除く。 |
天然ゴム製検査・検診用手袋 | 手術を除いた検査、検診、治療行為及び汚染された医療材料を取り扱う場合、患者及び使用者を交差感染から守るために使用する天然ゴム製手袋をいう。歯科用手袋を除く。 |
脱疾治療用ストラップ | 腹部の脱疾を正常な位置に保持するため骨盤及び腹部に巻くストラップをいう。小児から大人用サイズがある。 |
脱疾治療用ガードル | 脊椎の脱疾を封じ込めるため身体に固定するガードルとしてデザインされた用具をいう。 |
脱疾治療用バンド | 脊椎の脱疾を封じ込めるために身体に固定する用具をいう。 |
乳児向け脱疾治療用ストラップ | 乳児の鼠蹊ヘルニアを正常な位置に保持するために用いる梳毛糸製の包帯式ストラップをいう。 |
家庭用低周波治療器向け導子 | 家庭用低周波治療器とともに用いることを目的とした導体をいう。親機から電気エネルギーを非侵襲に伝達するため使用者の身体に装着する。 |
家庭用電位治療器向け導子 | 家庭用電位治療器に用いることを目的とした導子をいう。電位又は電界を生体に供するものである。 |
家庭用温熱パック | 発熱する特殊な化学物質等を内蔵したもので、活性化することにより発熱したものを患部に当て、消炎鎮痛処置(温熱治療)を行う単回使用のパックをいう。本品は家庭において使用される。 |
生理用タンポン | 月経若しくは他の膣分泌物を吸収するために膣内に挿入するセルロース若しくは合成素材でできた詰め物又は月経若しくは他の膣分泌物を回収するために膣口に挿入する合成素材でできたカップ状の詰め物をいう。美学的又は脱臭の目的のため香料入りと無香料のものがある。 |
救急絆創膏 | 身体の部位に用いる、粘着剤を付した布製、プラスチック製等の各種形状の絆創膏材をいう。パッドを付する場合もある。傷の被覆及び保護、傷口の皮膚接合、身体の創傷部位の支持等に用いる。 |
液体包帯 | 皮膚の傷口を保護又は接合したり、火傷の包帯剤として使用する、液体、半液体、又は粉末及び液体を組み合わせた材料をいう。 |
家庭用貼付型接触粒 | 家庭において、粘着テープの中央に粒状の硬質物を付し、身体のコリの部分に貼付することにより圧迫し、「コリの緩解」を目的とする器具をいう。本品は家庭において使用する。 |
非侵襲式家庭向け鍼用器具 | 家庭ではり治療に使用するため、身体に刺入せず皮膚に貼付する器具をいう。 |