ツアーバス旅行業者への規制強化について
投稿日：2012年7月26日
昨日のＷＥＢニュースを読んだところ、
高速バスツアーを主催する旅行業者についても一段と規制が強化されるみたいです。
具体的には、旅行会社と貸切バス会社との運行委託契約について国交省の許可が必要になる。
旅行業者も「高速路線バス」事業者として貸切バス免許の取得を義務付けることなどが挙げられます。
また、国交省が検討中の高速バス事業に関する新制度では、
旅行業者にも「高速路線バス」事業者として許可を取る必要が出てくる可能性があります。
さらに、高速路線バス会社が貸し切りバス業者に運行を委託する際、
同省の許可がないと委託契約を結べないこととし、
許可要件に「受託者から第三者への再委託の禁止」を明記して、
仲介業者への依頼や下請け業者への依頼を全面禁止することが検討されています。
先日の日経新聞では、国交省による高速ツアーバス事業者への特別監査により、
今後追加される安全規制に対応することが難しいことを理由に、
１００社を超える事業者がバス事業から撤退するとの記事がありましたが、
旅行業界でも高速ツアーバス事業を継続するには、それなりの安全対策やコストが掛かって来るため、
高速ツアーバス事業から撤退される旅行業者も出てくること想定されます。
高速ツアーバスの利用者の１人として、
乗車料金にコストが転嫁されたり、便数が減ったりするのは残念ですが、
この事業は常に輸送の安全性が確保されていることを前提として、
遂行されるべき事業であることを考えると、
多少の利用者へのしわ寄せについては目をつぶることもやむを得ないと思っています。