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事業実態と許認可の内容は一致していますか?

こんにちは。恵比寿オフィスの三瓶です。
今日は題名にあるように事業実態と許認可の内容が一致しているか、
ということについて話したいと思います。
 
A社(委託者)とB社(運送会社)で東京から九州への運送委託契約を結んでいて、
A社は1種の利用運送の登録をしており、B社はトラックの実運送と2種の利用運送の許可を取っている。
 
A社の登録内容としてはトラック(1種)のみでの輸送になるのだが、
実際にはB社の都合で途中に鉄道や内航での輸送が行われていた。
このことにもちろんA社は気づいていない。
 
こういった「気付かないところでの事業実態と許認可の内容の不一致」というケースは非常に多いです。
 
この例の場合ですと、2種に係る運送(鉄道や内航での運送)をするのであれば、
A社も2種の許可を取得する必要があり、
両社できちんと許認可の内容を一致させておかなければなりません。
 
でないとA社は無許可営業となってしまうからです。
昨今、取引先に「うちと同じ○○のライセンスを取得して欲しい」等と頼まれる事業者さんが多いかと思います。
ましてや「○○○のライセンスを取得していなければ取引をしない」と言われる場合もあるかと思います。
それは例のようなケースを未然に防ぐためです。
 
事業実態と許認可の内容が不一致のまま事業を続けていて監査が入った場合、
確実に行政に指摘・指導されます。最悪の場合、罰金等の処罰も考えられます。
 
こうなってからでは遅いのです。
今一度、事業の実態と自社が取得している許認可について見直し、
きちんと許認可を整理・管理することをおすすめします。
 
弊社の方でも「許認可一括管理」として自社が取得している許認可の整理・管理と、
それに伴った変更認可・登録等の手続の代行をしておりますので、是非お気軽にご相談ください。
一緒に法令遵守に取組んでいきましょう!