事業年度終了届と工事経歴書
投稿日:2012年4月16日
個人事業主の方や12月が決算期の法人さん、
無事終了届の届出は完了されましたか?
(4か月以内の届出ですから3月末でしたね。)
事業年度終了届を毎年提出しないと、
許可を更新できません。
建設業は長引く不況の中、
本当にみなさん創意工夫され、いつも心から応援しています。
毎年お預かりする決算書にて、完工高が上がっていれば、”よし!っ”と自然と机上でガッツポーズがでます。
最近は、新規許可相談だけでなく、
他士業の顧問先さんからのこの届出の相談や紹介,
増えています。
毎年の事業年度終了届出は、コストも考えて自社で作成・提出して、
更新申請だけ、依頼する~ってのもこのご時世ありますね。
そんな時は、
こんなポイントにお気を付け下さい。
・事業者さんの現状と今後の受注予測
→許可業種の追加や大臣許可への変更計画はありませんか?
・将来、息子等に世襲したい
→特に個人事業主の方は要注意です(許可は一身専属権です)
責任者要件の充足も重要なポイントです。
・スタッフの増減ありませんか?
→様式第4号の添付が必要です。
また、許可業種を追加したい!という場合の一例を。
現在、とび・土工工事業を取得のA社さん。
新規で許可申請した際にもう1業種申請したかった。
経管(経営業務管理責任者)の要件は充足してたのに、
専任技術者の要件が少し足りず。。。
許可取得から2年経過し、よし!追加申請だ~~!
という際は、
「工事経歴書」要注意です。
追加取得したい許可業種の建設工事がキチンと「その他工事」として作成・届出されていることが必要です。
(財産要件等ほかの要件は今回省略します)
もし、許可業種だけの工事経歴書にて事業年度終了届を行っていた場合は、
残念ながら業種追加ができないのです。
簡単な届出に思えても、
実は奥が深いのです。