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各種届出を提出する際は・・・

金融商品取引業者は、
登録後、登録申請した内容に変更が生じた場合は、
その変更事項に従って、変更届を提出する必要があります。
 
例えば、本店を移転した場合は、
いわゆる「本店移転届出」を、変更から2週間以内に、
管轄財務局or財務事務所経由で届け出る必要があります。
(※正式には「金融商品取引業者の本店その他の営業所又は事務所の名称及び所在地の変更届出」)
 
こういった届出を提出する際・・・
都度、財務局or財務事務所から<受領印>をもらっていますか?
添付資料も含めて、届け出た届出書類一式の控えを、きちんと保管していますか?
 
弊社では、金融商品取引業者さんの内部監査サポート等も行っていますが、その際、
◆「前任者が1人で管理をしていたので、いつどの届出を出したのかよく分からない・・」
◆「手元のデータでは平23年3月1日提出となっているが・・実際はいつ提出したか分からない。」
◆「提出後に何回か補正が入った為、最終版がどの書類なのか自信がない・・」
こんな不安な声を、本当によく耳にします。
 
こんなことでは、検査の時に大変なことになります!
そこで、1点だけアドバイスです。
 
◇届出の受付時には、必ず、財務局or財務事務所の<受領印>をもらうように徹底しましょう。
 
各種届出を提出する際、
財務局窓口であれば<正本>を、財務事務所窓口であれば<正本+副本>を、提出すると思います。
 
その時に、申請書の鑑(押印をした届出書面部分)の写しを持っていくと、
財務局or財務事務所の担当官が、受付した日付の明記された<受領印>を押印して返却してくれます。
 
窓口に持参する場合は、その場で押印がもらえます。
郵送で提出する場合は、<申請書の鑑の写し>+<返信用封筒>を同封すれば、
<受領印>を押印して返送してくれます。
 
その<受領印>のついた申請書の鑑の写しと、届出資料一式を併せて保管しておけば、
いつ、どんな届出を、どの添付資料と一緒に提出したのかが、すぐに分かります。
 
小さなことですが、こういった日々の積み重ねが、適切な業務管理態勢の構築につながって行きます。
届出時の<受領印>、ぜひ意識してみて下さい。