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素行要件

こんにちは、名古屋支店の田島です。

 

帰化面談をしていると、事業収入のある方から、

「収入はどう申告したら得ですか?」

「資産は誰の名義にすればいいですか?」

「会社の役員は誰にしておけばいいですか?」

などの質問を受けることがあります。

 

主に経済的に得をしたいという思いがあるようです。

過去に税金を払っていない時期がある、自己破産をしてしまっている等、抱えている事情は様々です。

帰化ができるかできないに関して言えば、納めていない税金は納め

自己破産をしてしまっても年月が経ち、努力して生計を安定させていれば申請はできます。

 

一番大切なのは、嘘をつかず、ごまかしをしないことです。

 

日本人に帰化をするということは、ご本人にとってはもちろん、
れを許可する日本国にとっても一大事なことなのです。

申請窓口である法務局の担当者は、帰化申請をする一人ひとりに対して、
この人が本当に日本人になっても大丈夫だろうか、

法律を守って生活を営めるだろうかという視点で、生い立ちから現在に至るまでを、丁寧に質問します。

その時に、例えば一時的な経済的理由で嘘を言うことは、本来の帰化面談の主旨から離れてしまいます。

 

私達は、経済的損得に関してのアドバイスはできません。

一時的に経済的にマイナスがあっても、後から嘘がわかって不許可になるより、

一緒に難しい状況を乗り越えて、許可になったほうが、将来的には得になるからです。

 

帰化の素行要件(国籍法第5条第1項第3号)にも書いてありますが、素行が善良であることが必要です。
素行が善良であるかどうかは、犯罪歴の有無や態様,納税状況や社会への迷惑の有無等を総合的に考慮して、通常人を基準として、社会通念によって判断されることとなります。
嘘をついたり、ごまかしたりしたことが、審査の時点でばれたら、素行が善良とは認められません

 

生い立ちから、どんな人生を歩んでこられたか、全く見ず知らずの人に話すのは恥ずかしく、緊張するかもしれません。

弊社では、聞き上手で丁寧な対応に自信のある、帰化担当スタッフがお待ちしています。

法務局に行くよりも、軽い気持ちで来ていただけると思います。

ぜひ、一度、無料の帰化面談にお越しください。