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動物用医療機器の申請:動物用血圧計(どうぶつようけつあつけい)

【例でわかる】動物用医療機器の申請:動物用血圧計(どうぶつようけつあつけい)

近年、動物の健康管理に対する関心が高まる中で、動物病院やトリミングサロンでも医療機器の導入が進んでいます。
その中でも注目されているのが、**「動物用血圧計」**です。

「この製品、ペットクリニックで使いたいけど申請が必要なの?」
「海外から輸入したいけど、通関で止められない?」

そんなお悩みに、動物用医療機器専門の行政書士チームがしっかりお応えします。
この記事では「動物用血圧計」を例に、必要な手続きとその流れをわかりやすくご紹介します。

  

  • 動物用血圧計とは?

動物の血圧を非侵襲的に測定するための装置です。
人用とは異なり、動物の体格や心拍リズムに合わせた調整が求められるため、専用設計された製品が必要です。

  

まずは分類を確認!

項目内容
一般的名称動物用血圧計
定義超音波や圧力センサーなどを用いて、動物の血圧を測定する装置
クラス分類一般医療機器
対応法令薬機法・動物用医療機器関連省令(農林水産省 管轄)

販売ルート別:必要な手続き

◉ 日本国内で製造して販売する場合

担当必要な手続き
製造販売元第三種動物用医療機器製造販売業の許可
製造工場動物用医療機器製造業登録
卸・小売手続き不要(ただし表示・広告規制あり)

◉ 海外から輸入して日本で販売する場合

担当必要な手続き
輸入者第三種動物用医療機器製造販売業の許可
海外メーカー外国製造業者登録(農林水産省)
倉庫(国内)動物用医療機器製造業登録(包装・保管)
卸・小売手続き不要

ポイント:
いずれの場合でも、製造販売届出(届出番号取得)が必要です。
届出を行っていないと、輸入品は通関で止まり、販売は違法となります。

必要な書類と準備項目(一例)

  • 製品の仕様書、回路図、使用方法のマニュアル
  • 科学的な根拠資料(精度、安全性の試験)
  • 日本語表示ラベル・取扱説明書
  • 品質管理体制(GQP)および安全管理体制(GVP)に関する手順書

専門責任者も必要です!

役職要件(一部)
総括製造販売責任者理系学歴+3年以上の医療機器関連業務経験者など
品質保証責任者品質管理経験3年以上が必要
安全管理責任者安全管理経験望ましい(第3種では兼務可)

よくあるご相談

  • 「申請せずに個人で取り扱っても大丈夫?」
  • 「海外のメーカーが英語マニュアルしか持っていない」
  • 「申請前に検査レポートを準備する時間がない」
  • 「とにかく何から始めればいいかわからない…」

こういったお悩みには、年間100件以上の動物用医療機器申請を手がけるサポート行政書士法人が対応可能です。

ご相談・申請サポートを承ります
  • 初めての方向け「何が必要かチェック表」
  • メーカーとのやりとり代行(翻訳・技術資料整備)
  • 申請に強い輸入代行企業のご紹介も可能!