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利用運送における特殊なモード:航空

 利用運送の中には自動車、鉄道、内航(外航)海運、国内(国際)航空がありますが、この中で自動車を除く輸送モードはそれぞれ第1種と第2種に分けることができます。

 

1種と2種の大きな違いとしては、いわゆる「ドアtoドア」の一貫した輸送形態であるか否かという点が挙げられます。

 

ただし、航空に関しては少し他のモードと考え方が異なります。

1種と2種という区別はされるものの、実際に存在するのは2種(一貫した輸送)のみとなっています。

 

つまり、利用運送(航空)の許可を取得する場合、必ず一貫した輸送である必要があるのです。

その理由としては、海上輸送のように輸送する荷物を途中の港で止めておく「港止め」という概念が空港においては存在しないことなどにあります。

 

他のモードの場合では1種と2種どちらに該当するか判断が難しいケースもありますが、ポジティブに考えると航空の場合は必ず2種になるため、シンプルに許可取得等の検討が進められるというメリットもあります。