採用基準
投稿日:2010年12月25日
面接するなかで、「どんな人を採用しようと考えられていますか?」と採用基準を尋ねられることがあります。
これまでの職歴や退職理由を聞いたり、今後のビジョンを確認したりしますが、
これは、不審な点があったり、ビジョンがなかったりすれば見送るといういわば落選基準です。
問題が発見できなくても採用基準には届きません。
改めて考えてみると
採用基準=経営理念を達成できる人 です。
自分にしかできない仕事で社会を支えます。
社会の高い期待に応えます。
常に難題にチャレンジし続けます。
志ある人に雇用機会を提供します。
上記の4項目が経営理念です。
社員は、社会に役立つ人であることが求められます。
どう見抜くかというと、単純です。
これまでの人生で他人の役に立ってきたかということです。
学生であれ、社会人であれ、微力でも役立つことはたくさんあります。
他人の役に立ってきた満足感とプライドは、その人の醸し出す雰囲気に現れます。
これまでの人生で役立ってきていない人が、今後高い期待に応えるのは難しいでしょう。
もうひとつの採用基準は、その応募者が「入社後、幸せになるか」ということです。
応募者は、みな入社したいと思って面接を受けに来ている訳ですが、
採用してもその人ためにならないと感じることが多々あります。
(うちの会社は誰にとってもいい会社ではありません)
逆に、その人がイキイキ活躍している姿がイメージできるときは、採用です。
会社にとっても、間違いなくプラスになります。
会社と社員の関係は、中長期的にはウインウインの関係ですから、
社員にとって良いことは会社にとっても良いことです。