緊張の松屋
投稿日:2010年10月26日
席から、店員さんを呼ぶ声が聞こえ、女性スタッフがそのお客さんのもとへいくと
「あの人が責任者?」キッチンの奥を見据えて言いました。
「髪の毛が入ったんだよ?…なんで笑ってんの?」
変に声を荒げるわけでなく、はっきりと落ち着いた言い方でした。
女性スタッフは、その迫力に完全に固まっていました。
その様子に、キッチンのスタッフも気付いたのでしょう。一気に表情が強張るのがわかりました。
あら~これは大変だ…。
その責任者らしき人(おそらくアルバイト)が出てきて、お客さんに何かを言われ、キッチンの奥に戻っていきました。しばらくすると固定電話を持ってきて、お客さんへ手渡しました。
何やら話しているようです。
「じゃあ10時過ぎに来い」と言って電話を切りました。
おそらく電話で店長に一部始終を話した上で、現場に来るようにしたのだと思います。
これは、ただのお客ではないな…。
妙に冷静だし、もしかすると、本部系の人が抜き打ちで調査にきたのかな?
でも、普通に大盛りガツガツ食べてるしな。
そうか!味も調査対象か… するとやはり内部の者か。
一体、どっちなのかが、気になってしまい。
「このままだと、眠れない」と、私も待つことにしました。
そのお客さんは、時折、外に出て「まだか…」とばかりに時計を見たり、きょろきょろしたり。
私も、結末を見届けるべく、紅生姜を8回くらいおかわりしながら、待ちました。
10時20分くらいに、店長(またはエリアマネージャー)らしき人が来て、テーブル席に移動し、
真剣に話してました。会話の内容は良く聞こえませんでしたが、明らかな上下関係、話す雰囲気から、やはり本部の人間だったようです。
なんか、夕方6時くらいから、こういう特番観たことある!と思い、自分も身が引き締まる思いでした。こういう現場に遭遇できたことは貴重な体験です。(結局1時間弱いましたが…)
ただ、もう一つ気になっていたことがあります。
髪の毛は、本当に入ってしまったのか?
それとも、あえて本部の人がわざと仕掛けて反応をみたのか…?
これを、あの現場で聞けるようになること!
極論ですが、それが今の私の課題です。