鈴木 徹司

負けず嫌いでは伸びない



負けず嫌いの性格によって、成長できない人が多くなっているように感じます。

負けないようにすることは簡単です。

勝負を避けることです。

勝負をする前に、自分に向いているか、負ける可能性はあるか、リスクは高いか・・・

いろいろと計算して、負けそうなら、勝負をしない。

そう判断する限り、負けることはありません。


もうひとつ負けない方法があります。

どんだけ負けても、負けを認めないことです。

勝負が終わっても、「負けを認めない限り、負けでない」 いう屁理屈で勝負を延々と長引かせる。

真摯に反省する機会を失ってしまいますが、負けていないと言い張ることもできます。


いずれのパターンでも、負けず嫌いの人には勝負する回数が少ない傾向があります。

確実に勝てるときしか勝負しない。 負けを認めず勝負を長引かせる。

こんな性格の人と、

勝てるかに関わらず、勝負したければ勝負してみる。 負けを潔く認めて、次戦に生かす。

こんな性格の人と、どちらが成長するかといったら明らかです。


負けず嫌いの人は、「勝ち好き」になるのがいいと思います。

勝負にこだわるという本質はそのままですが、

勝負する回数が多くなり、成長する機会が増えます。