裁判員だったら、苦渋の決断ですね
投稿日:2008年4月27日
先週、光市の母子殺害事件の高裁判決がありました。
無茶苦茶な論理を展開する元少年に対し、
裁判所は、「荒唐無稽な発想」と一蹴し、前回より重い死刑判決が言い渡されました。
なぜ新弁護団が、このような弁護方針を選択したのかは理解に苦しみますが、
結果として、元少年に更生の機会が与えられないことを重く受け止めてしまいます。
裁判員制度のスタートと合わせて、自分がこの裁判の裁判員だったらどう判断したのか、自問自答しながら、ニュースを凝視していました。
元々、私は冤罪の可能性がある限り、死刑判決はあってはならないのではないかと思っていました。
今回、遺族の本村氏の会見を見て、死刑判決以外の刑は、遺族をさらに深い悲しみのなかに沈めてしまうという現実を知りました。
やはり、今回は苦渋の末、死刑判決を支持したように思います。
こんな難問題がなくなれば一番いいのですが、
どんどん増えていく現実をしっかり見据えて、
考え続けなければならないと思います。