鈴木 徹司

福祉の見直し

鈴木です。

最近ブログの読者が、どんどん増えてきました。

うれしいことです。

これからも、もっともっと発信していきたいと思います。

大阪府の1100億円の財政再建策に注目しています。

最近は、財政再建を優先して、福祉予算をも削減する橋下知事

自分たちの補助金を守りたい福祉関係者の対立が目立ちます。

どちらにも一理あります。

将来の世代に、大きな借金を残すことができないと考える橋下知事の考え方は、当然です。

また、福祉の補助金が、障害者などの困っている人に有効に使われていて、

生活に必要不可欠になっていることも現実でしょう。

片方だけの意見を聴いても、そちらの意見に偏るだけで、解決に繋がりません。

私たちがまず認識しなければならないのは、どちらも正しいということ

そういうことってよく起こります。

つい、問題を簡単に考えて、どちらかが間違っていると思いたくなりますが、

それは現実的ではありません。

今回の場合も、どちらも正しい、というところから議論を始めないと、

いい知恵も湧かず、相手を非難することに終始することになってしまいます。

私は、福祉という概念をもう一度見直すべきだと思っています。

本人・家族の相応の努力をもってしても、解決できないところに限定するべきだと考えます。

たとえば、病気で治療をあえて受けない人、アルコール中毒で飲酒を止めない人、無謀な運転で大怪我した人、タバコを吸って肺ガンになった人

社会全体の福祉で支えていく必要があるのかが、大いに疑問です。

福祉の範囲を限定することで、少ない予算でも、

より有効に、本当に必要な人を手厚く支えることができると思います。