福祉の見直し
投稿日:2008年5月27日
最近ブログの読者が、どんどん増えてきました。
うれしいことです。
これからも、もっともっと発信していきたいと思います。
大阪府の1100億円の財政再建策に注目しています。
最近は、財政再建を優先して、福祉予算をも削減する橋下知事と
自分たちの補助金を守りたい福祉関係者の対立が目立ちます。
どちらにも一理あります。
将来の世代に、大きな借金を残すことができないと考える橋下知事の考え方は、当然です。
また、福祉の補助金が、障害者などの困っている人に有効に使われていて、
生活に必要不可欠になっていることも現実でしょう。
片方だけの意見を聴いても、そちらの意見に偏るだけで、解決に繋がりません。
私たちがまず認識しなければならないのは、どちらも正しいということ。
そういうことってよく起こります。
つい、問題を簡単に考えて、どちらかが間違っていると思いたくなりますが、
それは現実的ではありません。
今回の場合も、どちらも正しい、というところから議論を始めないと、
いい知恵も湧かず、相手を非難することに終始することになってしまいます。
私は、福祉という概念をもう一度見直すべきだと思っています。
本人・家族の相応の努力をもってしても、解決できないところに限定するべきだと考えます。
たとえば、病気で治療をあえて受けない人、アルコール中毒で飲酒を止めない人、無謀な運転で大怪我した人、タバコを吸って肺ガンになった人
社会全体の福祉で支えていく必要があるのかが、大いに疑問です。
福祉の範囲を限定することで、少ない予算でも、
より有効に、本当に必要な人を手厚く支えることができると思います。