鈴木 徹司

自己評価には、他者からの対価を期待しない

自己評価は、大事です。
自分はやりたいことをやっているのか?
自分は社会の役に立っているのか?
自分の人生は意味があったのか?

このような問いに対して、
他人の評価に振り回されることなく、
自己評価することは問題ありません。
自分としてどうだったのか、という自分の視点が大事です。

評価には、自己評価と他者評価があり、
その評価の対価として、自己からの対価と他者からの対価があります。

つまり、
自己評価は、自己からの対価は繋がり、
他者評価は、他者からの対価に繋がっています。

飲食店の料理人が、自称「最高の一品」を作ったときに、
自己評価が「最高」だとすると、自己からの対価は、大いなる誇りであり、満足感になります。
一方、他者評価が「普通」だとすると、他者からの対価は、通常の対価だけで特段何も変わりません。

自己評価と他者評価が乖離していて、その対価に苦しむ人は、
自己評価に対して、他者からの対価を求めることがあります。

上記例でいくと、
「最高」だと自己評価した一品に対して、他者からの対価も「最高」であるべきだと考えるからです。

他者からの対価は、他者評価によって決まるので、
自己評価が高いか低いかは関係がないです。

逆に、自己評価が低くても、他者評価が高くて、他者からの対価が高いこともあります。
自分が普通だと思って行った親切が、相手には凄く喜ばれたというようなことですね。

自己評価は、自分のことを振り返り、自分がどう進むかを決めるために、
重要なプロセスであり、大いに行うべきだと思いますが、
他者からの対価を期待しないようにしたいものです。