増野 佐智子

モチベーション?



よく周り(特に若手)から聞かれること。
 
「増野さんって、どうやってモチベーションを保ってるんですか?」

「何がモチベーションですか?」

 
モチベーションに関しては、様々持論があるのですが、

この手の質問をもらう時に、決定的に感じるのが、そもそもの前提の相違です。
 
質問される時は、だいたいこういう文脈↓で聞かれますが、
 
「実は、モチベーションがなかなか上がらなくて・・・」

「最近、モチベーションが下がってきて・・・」

 
毎回「モチベーションが主語になっていること」に違和感を感じます。
 
何やら自分ではコントロールできない“天気”のような感じで、

モチベーションを捉えているケースが多い気がします。
 
そして、若手程、いつ上がるか/いつ下がるか読めない、

このアンコントローラブルなモチベーションに振り回されていることが多い。
 
私は、モチベーションは自分でコントロールする/できるものと思っています。
 
なので、文章にするなら(する機会はほぼないけど)、
 
「私はモチベーションを高めた」

「私がモチベーションを少し調整した」
 
みたいな感じで(笑)、あくまでも主語は「私」になります。
 
では、なぜモチベーションに主語を取られてしまう人が多いのか。
 
色々な人からモチベーション相談を受けていると、以下が原因だと感じます。
 
・自分のモチベーションの上げ方/下げ方を知らない

・もっと言うと、自分のことをよく知らない

 
仕事に限らず、生きていく上で、自分の取説(取扱説明書)を把握しておくことは、

すごく大きな武器になります。
 
多少なり、自分の取説を把握していれば・・・

何かに取り組む時に、自分が得意な/より成功確率が高い方法で臨むことができるし、

苦手なことに取り組む時でも、自分が好き/楽しめる要素を追加することで、

いくらでも「苦手」を緩和したり「好き/楽しい」に切り替えることができます。

自分が壊れる程苦手なことには手を出さない、という判断もできます。
 
私の場合、SGで身に着けた一番の武器が「自分の取説を手に入れたこと」な気がします。

同時期にプライベートで夫と出会い、更に自分の取説の精度があがりました。
 
この取説のおかげで、人生で出会うほとんどの波・葛藤を、自分仕様に書き換え、

今はノーストレスの生活を送っています。

(ストレスを感じない訳ではなく、ストレスが即解消される意味でのノーストレスです)
 
逆に、取説ができるまでの間(~28歳位?)は、

人生で起きる様々な波や葛藤の影響を直に受けて、頻繁に心がザワついて、

大切なことに集中できず、あーだこーだ色々雑念に心を消耗していた気がします(笑)
 
たまたま私にフィットしたのがこの取説思考な訳ですが、

SGは若いメンバーが多いので、何か自分にあった思考法をGETしてもらい、

心穏やかに、無理なくポジティブに、チャレンジしながらもノーストレスで

楽しい人生を送れる人を増やしていきたいと思います。