塚本 純平

日本人は時間を奪う天才①

こんにちは。 秋葉原の塚本です。

皮肉っぽいタイトルですが、本ブログを読んでもらった後に 「確かに」と納得してもらいたいです。

取り上げたいのは「メール多過ぎ問題」です。

まずメールについて、一般社団法人日本ビジネスメール協会の「ビジネスメール実態調査」で数字が出ています。 仕事で使っている主なコミュニケーション手段の第1位は、なんと今でもメールです。 2021年ですからね。コロナ禍を経て、メールが未だに1位です。

どれくらいかというと、98.9パーセント。それくらいまだまだメールがやり取りの中心です。 もちろんWeb会議やチャットが地位をグッと上げているし、利用率も上がっているとは思うんですけれども、 でも未だにメールなんです。

そもそもメールの特徴というのは、開くまで自分に関係あるかどうかすらもわからない。これが問題。 開くまで、必要性や緊急性が不明。それを全部やっていくとなると、どうやったって時間が足りなくなります。

全部のメールを「ちゃんと読まなければならない」というマインドセットになってしまうと、 どうしても時間が足りなくなる。そういった問題に直面します。

だいたいこの背後にあるものをお話しします。「悪魔の言葉」と言っていますけれども、これが出てきたら要注意。

「とりあえず」です。

「とりあえず」のあとにどういう選択を取るかによって、みなさんの人生が豊かになるかが決まるんです。 オーバーに言っているように聞こえるかもしれないけど、時間の使い方というのはすなわち、 人生をどう過ごすかと完全イコールですからね。

人生は必ず終わりがあります。人生は要するに、カウントダウンしているんですよ。 「とりあえず」で呼ばれたあとはどうなるか。日本人は特に「とりあえず」で巻き込むんですよね。 「とりあえず」だと、(「やらない」ではなくて)「やる」を選びます。 「とりあえずあの人も呼ぼう」「とりあえずメール送っとこう」ということで、 「とりあえず」はだいたい「行動する」という選択肢になります。

実際に数字が出ている話だが、日本人は宛先の「To」あるいは「CC」に入ってる人数が、世界で一番多いです。

日本人はとりあえずで人を巻き込み、時間まで奪う天才なんです。 じゃあどんな意識を持てばいいのか。 次回のお楽しみに。