清水 侑

勇気の話

最近ちょくちょく考えていたので、勇気の話をしようと思います。

顧客とのトラブル、社内体制の根本的課題、同僚との人間関係等、
責任のある仕事や複雑性の高い仕事は困難の連続です。
それには頭の良さや技術だけでなく、勇気が重要です。

困難な状況を前にすると、誰もが不安になり、ストレスを抱え、目を逸らしたくなります。
本当はそうじゃないとわかっているのに、安易な判断に流れそうになります。

それは「強い」と言われる人も同様です。でも、勇気を出し、腹を括り、気合を入れ、
立ち向かっているだけです。そして、それをずっと続けているだけです。

逃げれば逃げるほど、困難は大きくなります。
勇気とは、良い手がないときに最善の手を打つことであり、
言い換えれば、最悪な状況よりもマシな状況を選ぶことでもあります。

勇気とは、努力で得られるものであり、
いま勇気があるかないかは、それまでの自らの行動に影響されます。

人は、困難だが正しい決断をするたび、少しずつ勇気を得ていきます。
逆に、安易な間違った決断をするたび、少しずつ臆病になっていきます。