鈴木 徹司

努力をどう評価するのか

努力をどう評価するのかは、価値観が分かれています。

A:努力には関係なく、結果で評価すべきだ。

B:結果だけでなく、努力も評価すべきだ。

どちらも一理ある話なので、
会社としては、どちらなのかを明示しておくのは、社内の不満を予防する効果があります。

弊社の場合は、Aを採用しています。

理由は、
①努力は、他人には見えにくい場合もあり、客観的な評価ができない


②成果に繋がっていない努力は、方向が間違った努力である

③成果に繋がっていない努力を評価すると、それを繰り返して悪循環になる

例外的に努力を評価するのは、
成果に繋がる努力をしていて、結果が出るまでの期間です。


この努力は、数カ月後には、結果が良くなるので、
その努力を継続してもらうのがいいですね。


努力を評価してほしいと願う人には、
「結果は出ないけど、自分なりに頑張ったことは評価してほしい」
という気持ちがあるように感じられますが、


正しいリードは、
「自分なりに頑張っても、成果に繋がらない努力は間違っているよ。」
「努力の方向を変更したほうがいい。」
とアドバイスすることだと思っています。

対して、
「結果が出ていなくても、頑張ったことはいいことだよ。」
とリードをすると、方向を間違ったまま努力を継続してしまい、
成果が出にくい人になってしまいます。