塚本 純平

相手目線で考えよう

こんにちは。 秋葉原の塚本です。

経営者である友人からこんな話を聞きました。

ある日、A社長が経営する小売店に営業マンが来店し、商談をしました。 アイスブレイクが終わると、 営業マンは「弊社の商品はとても性能が良く、今後間違いなくヒットします!」 と威勢よくおすすめしてくれます。 それはそれは淀みなく商品を使用するメリットや、 今後ヒットする可能性について熱弁を奮ってくれます。 一通り話を聞いたあと、A社長は質問をひとつしました。 「商品のことはよくわかりました。ありがとう。 ひとつ質問ですが、あなたがその仕事に取り組む自身の理念や想いは何ですか?」 営業マン「・・・」 営業マンは少し黙ったあと話し始め、 「そうですね、この商品は本当に性能が良いので、 多くの人に使ってほしいと思っています。 また、実はこの商品は…という機能もあり、 この商品を使うと…商品…商品…」 と、気づいたら見事にまた商品の話に戻っていたそうです。

A社長は、商品情報はもちろん大切ですが、 まずはA社長を人として理解してもらい、 営業マンのことを人として理解し、 その上で「だからこそこの商品がを使ってほしい」という 話をしたかったんだそうです。

この話を聞いてわたしもヒヤリとしました。 どんな仕事も、まずは「相手(お客様)」ありきです。 自分が「こうしたい」とかではないです。 サービス内容も、自分のどこを強みとするのかも、 「相手(お客様)が求めているから」 「相手(お客様)にとってこういう存在になりたいから」 「相手(お客様)がここで悩んでいるから」 のように出発地点は相手(お客様)です。 (※もちろん行き過ぎた顧客中心主義はNGです。)

そのためには、 相手(お客様)のことをよく理解し、 なぜ自分だから協力できるのかを説明するために自分を理解してもらう、 そのことが大切なんだな気づきました。

これは営業に限らずあらゆる仕事に通じているのかなと思います。 自分本位ではなく相手本位な仕事をしたいと思います!