塚本 純平

家電量販店から学ぶ経営戦略

こんにちは。 秋葉原の塚本です。

最近新しい冷蔵庫を購入するために、いくつかの家電量販店に行ってきました。 行って気づいたのは、どの家電量販店にも、 ゲーミングPCのコーナーがあることでした。

ゲーミングPCのような特殊なPCは、 一部のゲーマーだけが使用しており、 一般化されていないものだと思っておりました。 (秋葉原のマニアが通う店でのみ扱われているイメージ)

ただ、最近どこの家電量販店にも ゲーミングPCのコーナーが目立つところに設置されています。 ゲーミングではない一般PCの国内市場は低下傾向である一方で、 ゲーミングPCの売り上げは右肩上がりのため、 特設コーナーを設ける家電量販店が増えているのだそうです。

近年、パソコンと言えば数万円出せば それなりに良いものが手に入る時代です。

そんな時代にもかかわらず、 ゲーミングPCは20万円以上の商品がほとんど。

キーボード単体でみても、 ゲーミング専用のキーボードは 通常のキーボードの倍以上の値段はします。 10万円を超える価格のものもあります。

今、私が子供の頃に遊んだゲーム (ファミコン、64,ゲームボーイ等) にはなかった、パソコンを使い、 インターネット上でゲームをすることが 当たり前になっています。

そして、この時代の変化の中で、 新たなニーズが生まれたようです。

更に、コロナの影響で”巣ごもり需要”が 拡大していることも後押ししているようです。
この話をビジネスに置き換えて考えると、

何かに特化すると、その商品(サービス)を 必要とする人に対しては高くても売れる

ということが言えるのではないかなと思います。
普遍的で一般化されているものは、 確かに最低限のニーズはありますが、 価格競争の波に飲まれてどんどん 価格が抑えられ、高値では勝負できなくなります。 一方、突き抜けた商品は高くても売れます。

つい恐怖心から”安パイ”な選択をして 守りに入ってしまいそうですが、 何かに特化して突き抜けたサービスを提供する方が、 自信を持って強気な価格設定ができるのでは?

と、今後の戦略について考えさせられました。