大学時代の転機(3)
投稿日:2008年7月2日
大学時代の転機の続きが遅くなってしまいました。
(つづき)
あと10年の生涯とすると、何をやり残しているのかな、
グルグル考えても、コレっといったものは見つからず、
曇天の中、ひとりあてもなく、歩き回っているような気分でした。
有り余る時間のなかで、ゆっくり半生を振り返ってみると、
自分はずいぶん恵まれていたな、と感じ始めました。
この世に生を受けたこと
自由ですばらしい社会で過ごせたこと
家族や友人と楽しさも苦しさも共有できたこと
安らかな気持ちになりました。
そうだ、これからは恩返しをしよう。
自分の人生に不満があるとすれば、一方的に自分が享受してきたこと、
まだ何の役にも立っていないことでした。
少しであっても、途中で終わったとしても、
出来るだけ長く、恩返しをしたいと考えるようになりました。
それから17年後の今。
元気に社長業をしている姿を見たら、当時の主治医はきっとびっくりするでしょう。
私には、何かまだ大きな使命があるのだ、と思っています。