鈴木 徹司

忘却の能力

鈴木です。

私は忘れっぽい性格を 「忘却の能力」 と呼んでいます。

周りの人が驚くくらいの速さで、過去のことを忘れていきます。

約束したこともあっさり忘れてしまうので、

全部手帳に書いておくようにしています。

なぜ、そんなに忘れるのかというと、できるだけ忘れるように努めているからです。

私は、覚えていることが多い時、判断能力が落ちてしまうように感じます。

今のこの瞬間に頭がスッキリしていて、サクサク働いてくれるように、常に頭の中を軽くしています。

つらかったこと、悲しかったこと、悔しい思い
全部忘れていきます。

いいことも忘れます。
うれしかったこと、成功体験も出来る限り頭のなかから消去します。

うれしかった思いは、もう一度味わいたいとその喜びに固執してしまうからです。

成功体験は、同じ方法が通用すると安易な選択をしてしまう原因になるからです。

現在と未来だけを考えて、常にゼロベースから論理を組み立てて、判断するようにしています。

忘れるためには、コツがあります。

そのことを思い出さないこと、何度も考えないこと、です。

覚えるためのコツと反対なんで、当たり前ですよね。

忘却の能力を身につけると、きっと頭がスッキリしますよ。