鈴木 徹司

採用基準の本質

鈴木です。

採用基準は、各社がそれぞれ特徴を出して、定めています。

そのなかで、共通しているのが、「一緒に仕事がしたいか」という基準。

面接担当の主観であるものの、その直感は、軽視できず、
迷った時の最終判断基準になっていることも多いと思います。

私もこの基準で見ることも多く、一緒に仕事したら楽しいかな、とか想像しながら、
選考を進めることがあります。

しかし、その基準には、間違う要素があることに気付きました。

一緒に仕事したいか?の「仕事」で想定するのは、今自分がしている仕事です。
プロジェクトを進めていたり、案件の課題解決を調整していたりするので、
そのチームに入って、業務を分担してくれたり、
言ったことをしっかりこなしてくれる人をイメージしてしまいます。

一緒に仕事したい人=自分にとって、仕事がしやすい人
になってしまいやすいのです。

毎年のように、業務内容や進め方が変わっていく現代のビジネス社会では、
新しい価値を提供したり、抜本的な改善できる人が望まれています。

「一緒に仕事したいか?」ではなく、「一緒に新事業を立ち上げたいか?」
で判断すると、より本質的な基準になるように思います。