鈴木 徹司

「グラミンフォンという奇跡」

鈴木です。

今年、最も私に影響を与えた本のひとつが「グラミンフォンという奇跡」。

バングラディッシュで貧困層に携帯電話を普及させるという

偉業を成し遂げるビジネスストーリーです。

その手法が、援助ではなく、事業開発であることがすばらしい。

テレホンレディは、ローンで携帯電話を買い、村人に使用してもらい、

使用料を得て、ローンを返済していく。

ノーベル平和賞にも輝いたユヌス氏が率いるグラミン銀行の後押しもあって、

ビジネスモデルとして確立し、

テレホンレディは、同国民の平均年収の2倍を稼ぎ出す。

ビジネスマンの視点から見ると、まさに奇跡です。

援助と違い、事業開発の場合は、形を変えたとしても、永久に存続する可能性があります。

事業者の創意工夫で、現地に根付き、さらに飛躍していくかもしれません。

多くの人を巻き込む壮大な事業も、一人の志からスタートしていくんですね。