増野 佐智子

経営者との相性


         
新年、あけましておめでとうございます。
増野です。

>> 採用面接では「経営者との相性」を見るべし!

今年は、サポート行政書士法人(SG)に入社して10年の節目の年。

入社年月が経てば経つほど、 会社を選ぶ上で、「経営者との相性」はとても大切だと感じます。

中小企業の場合、特にそうです。

大企業の場合、自分の上司は自分では選べませんし、 どんなに魅力的な経営者がいる会社でも、自分の上司もそうとは限りません。

でも、中小企業の場合、経営者は、かなり身近な存在です。

「経営者=上司、経営者=自分の上司に直接の影響を与える人物」である可能性が高く、 要は、自分の上司又は上司の分身にあたるのが経営者で、 その経営者との相性の良さは、そのまま自分に作用してくるという訳です。

 

>> 私がSGを選んだ決め手も、実は「代表との相性」でした

当時、他で内定が決まっていた私は、SGの面接を断ろうと電話すると、 大阪オフィスに自動転送され、今の芳村さんにつながりました。

電波が悪く、面接辞退の言葉が伝わらなかったようで、 なぜか、恵比寿駅からの面接場所までのアクセスを、 ものすごーーく丁寧かつ一生懸命に、説明してもらいました。

その時の電話対応から、社員の方の人柄の良さを感じるとともに、 「どうせ今後競合になるし、どんな会社か見学がてら見にいこう」と気が変わり、 私は、SGの採用面接に足を運んだのです。 (はい、とっても腹黒い奴でした。笑)

当時の私は「平均点ちょい高め女子」。 突出した何かはないけれど、どこをきっても平均点よりほんの少し上な感じ。

そんな私への鈴木さんからの質問が、これ↓でした。

「最近の時事問題で気になるものありますか?」

いつもの私だったら、取り上げた時事問題に対して質問が続くことを想定し、 「女性の社会進出、少子高齢化」等、どこを問われても答えられる回答をしていました。

でも、鈴木さんとの面接での私は違いました。

「子供が親を殺す、特に息子が母親を殺す事件が続いていることに関心があります」

本当に無意識に、私の口が勝手にそう言っていました。

採用面接で話すことはまずありませんでしたが、 私はもともと心理学が大好きで、 特に、親子や兄弟・親友間で、感情がどのように関係性に働くのか、 とても興味がありました。

「その問題に対して、自分ならどのような解決策を講じますか?」

思った通り、継続質問が続きました。

でも、全く解決策が思いついていない・・・。 私はその場で考えながら、思いつくままに回答を口にしていったのです。

最終的に結論は出ず、自分の堂々巡りを、初対面の鈴木さんに披露しただけでした。笑

ぶつぶつ言う間、鈴木さんは表情一つ変えず、じーっと私のことを見ていました。

その冷静な視線に、私は内心「あー色んな意味で終わった」と感じた訳ですが、 私の予想に反して、鈴木さんは…

「興味深い。こういうのはどうかな?これはどう考える?」

鈴木さんとの意見交換?ディスカッション?が始まったのです。

その後は、楽し過ぎて正直よく覚えていないのですが、 「とにかく楽しかった!」という清々しい気持ちを今でもよく覚えています。

  
>> 周りに合わせていた自分を開放するきっかけ!

今振り返ると、大学在学中・就活中・大企業勤務中と、 私は、無意識に、社会や相手に求められる人物像を演じていた気がします。 特に、自分を評価する立場にいる相手に対してはそうでした。

でも、鈴木さんとの関係で、初めて、自分を評価する立場の人に、 評価されないかもしれない(自信のない)未完成な自分を曝け出すことができたのです。

今思うとこれが「代表・鈴木さんとの相性の良さ」だったと思います。

実際、SGに入社してから、あの採用面接の時と同じように、 鈴木さんとのやり取りを通じて、未知の自分を引き出してもらい、 そのきっかけを作ってもらい、そうやって今の自分があります。

自分1人の努力では辿りつけなかったレベル、 自分1人では10倍以上時間がかかったであろう成長プロセスを、 今、圧縮して体験することができています。

 
今年も、たくさんの学生さんが、弊社の会社見学やインターンシップに挑戦してくれます。

  学生の皆さんも、ぜひ、経営者との相性をしっかり見極めて、 自分の可能性をどんどん拡大できる環境を選んで欲しいと思います!