マージャンの魅力
投稿日:2010年3月22日
マージャンは奥の深いゲームだ。
最近、子供たちに教えるようになって、その魅力を再確認することができた。
マージャンは、自分の手牌を良くするために、
自分の番になると、一牌ツモリ、一牌捨てるを繰り返す。
毎回、どの牌を捨てるかの決断をすることになる。
その決断とは、自分の手牌の可能性を絞っていく取捨選択の作業だ。
一つの牌を捨てることは、その牌を使っての上がりをなくすことであり、その選択が良くも悪くも自分の手牌を築くことになる。
人生になぞらえてみると、面白い。
たくさんの選択(可能性)があり、どれかを取捨選択し、自分の道を選ぶ。
捨てた牌が戻ってこないように、人生の選択でも取り返しはつかない。
成功と失敗を繰り返しながら、自分の形を作っていく。
ツモる牌によっては、前回捨てた牌が惜しくなる場合がある。
もちろん、取り戻せる訳ではないので、今回ツモった牌もまた捨てることになる。
子供たちも始めこそ 「あ~!」 っと残念そうにしていたが、
その本質を掴み始めた。
過去は変えられない。
今にしか選択権は与えられていない。
過去の判断が結果的に選択ミスだったとしても、
それを受け入れ、ネガティブにならずに捨てられるようになった。
取り返しのつかない判断を自分ですること、それを受け入れて前に進むこと、
それがマージャンの魅力のひとつなのだろう。