「できたことを振り返ろう」
投稿日:2017年11月30日
こんにちは、増野です。
人間は、本当に反省好きな生き物です。
ちょっと油断すると、あれこれ自分の落ち度を見つけ、 悩み、反省し、落ち込みます。
仕事でも「また同じミスをした」「○○ができていない」 「うまくいかない」と反省する人をよく見かけます。
一方で、上手くいった時やできたことについては、どうでしょう。
皆、その結果自体には一喜一憂しますが、 その原因(勝因)には、ひどく無関心な気がします。
実際、仕事のフィードバックで、本人に上手くいった原因を聞いても、 「たまたま…」「考えたことがなかった」回答がとても多いです。
ダメだった所や改善点を問うと、すごい勢いで箇条書きが始まるのに(笑)
仕事で大事なのは、自分にとっての「当たり前」をどれだけ増やせるかだと思います。
初めてできたことが、 10回に1回できることになり、 5回に1回できることになり・・・
少しずつ打率があがって、いつか自分にとっての「当たり前」になっていきます。
その打率を早くあげる為に欠かせないのが、 「うまくいった原因(要素)を知ること」だと思います。
成功を振り返り、何があったから上手くいったのか、 又は、何がなかったから上手くいったのかをきちんと把握し、 再現性を高めていくんです。
失敗にも原因があるように、成功にも必ず原因・理由があります。
「上手くいったのは・・・たまたま?」
たまたま何があったから上手くいったんですか? 今回は、(できなかった)前回と何が違ったんですか?
成功を振り返らない人は、いつまで経っても「たまたまの人」です。 なかなか本当の実力がついて来ないです。
再現性を高めていける人といけない人とでは、 最初の内は、違いが全然分かりません。
端から見ると「できなかったことができた(良かった!成長した!)」としか 映らないからです。
でも、違いは徐々に明らかになっていきます。
成功を振り返らない人は、時間の経過とともに、成果にムラが目立ってきます。
― 前回できたことができない… ― できる時とできない時がある…
そして、年次が上がるごとに、周りからの期待値も上がっていきますが、 それを何度も裏切ることになっていきます。
本人の努力や必死さとは関係なくです。
ということで、早いうちから、成功を振り返る癖を身に着け、 再現性を高める術を確立していくことを、
私自身改めて意識するとともに、 特に若いメンバーに伝えていきたいなと思っています。