セグメントBで考える
投稿日:2017年9月4日
月初に対策ミーティングをしています。
各自が前月の状況や対策についてまとめ、
それに対して、同席メンバーがアドバイスをしていきます。
ミーティングで状況説明をするときに、
ビジネス上では、意味のない話になることがあります。
「予算達成できなかった理由は何ですか?」
「問い合わせが少なかったからです」
これは、意味のない会話です。
予算達成できなかったことは、複合的な理由があり、
「問い合わせが少なかった」
「問い合わせを増やす手を打たなかった」
「顧客の事情で申請が来月以降にずれ込んだ」
「顧客とのスケジュール共有をしていなかった」
など、多くの要素が絡み合っていることが一般的です。
そのなかで、理由を説明するときには、
自分の努力でできたことに着目することが大切です。
自分の努力でできたことは、内部要因
自分の努力ではできなかったことは、外部要因です。
上記例で説明すると、
「問い合わせが少なかった」 →外部要因
「問い合わせを増やす手を打たなかった」 →内部要因
「顧客の事情で申請が来月以降にずれ込んだ」 →外部要因
「顧客とのスケジュール共有をしていなかった」 →内部要因
となります。
私たちの会社では、いろいろな状況で、
ABCのセグメント分けをします。
A:誰がやってもできるもの (外部要因)
B:やりかたによってはできたもの (内部要因)
C:誰がやってもできないもの (外部要因)
課題を解決するときに、セグメントCの誰がやってもできなかったことを説明することは、
時間の無駄になってしまいます。
もう一度、内部要因を聞き出す必要があるからです。
常にセグメントBで考えることで、
ビジネスは、改善に向けて動き出すと考えています。