難しい言葉より、簡単な言葉が響く
投稿日:2017年6月28日
人に何かを伝える時、「意味」は伝わるけれど、
思うように「響いていない」と思うことがあります。
また、自分自身に教訓や心がけを思うときも、
この「響いていない」という感覚になることもあります。
「どうやったら、他人や自分に「響く」だろうか?」
この疑問を、漠然としながらですが、
何年間も持っていたような気がします。
しかし、昨日、ふとしたきっかけがありました。
仕事上の難しいことを、専門外の人がわかるように、
簡単な言葉と表現で説明しようとした時、
内容が、より理解しやすいようになっただけでなく、
自分の中に、よりしっかりと「それ」が根づいたような感覚になりました。
その時、
「そうか!難しい言葉より、簡単な言葉が「響く」んだ!」
と気がついたのです。
例えば、誰かから、「本質が重要」と言われたら・・・?
意味はわかります。重要性もわかります。
しかし、どこか「ピンとこない」かもしれません。
しかし、もし、
「あなたが見るその「何か」の、一番大切なことを掴みなさい」
と言われたら・・・・?
私は、自分の中にその言葉がしっかりと「響く」ような気がしました。
その言葉が「ズン」と響き、自分の中に小さな衝撃を与える感覚。
言葉が「確かなもの」になったような、そんなように思えます。
そして、「響く」ことで、
言葉の「意味」を理解しただけでなく、次の「行動」に結びつく。
「一番大切なこと」を掴もうとする。
そういう変化を自分自身に感じます。
言葉は、簡単にする。
それは、理解しやすいから、という表面的なだけでなく、
より、「響く」、そして、「行動」に結びつく。
そういうところに、大切なことがあるような気がします。