自分に価値がある相手
投稿日:2017年5月22日
愛らしい反面、我儘な部分もある彼は、
私にとても懐いてくれ、他の人の言うことは聞かない時でも、
私の言うことは聞くところがあります。
それはいったいどうしてだろうかと考えたとき、
一つの答えとしては、
「彼にとって私が価値があるから」。
その事実に集約されるように思います。
私は、彼にとって「楽しく遊んでくれる相手」であり、
面倒臭がって周りが答えない彼の「なんで?」に「丁寧にものを教えてくれる相手」であり、
たまに叱られたとしもて「愛情を注いでくれる相手」なのです。
そういった意味で、私は「彼にとって価値がある相手」なのだと思います。
一般的に、人は「自らにとって価値がある人」を近くに置こうとし、
好かれたいと願い、従います。
この現象は無意識も含まれるので、
「○○は自分のためになるから近づいておこう」と
意識的に考えている時だけでなく、
本人が意識の上では気がついていないときにも起こり得ます。
その場合、本人が何かしらの「もっともな理由(○○は素晴らしい人だから)」を
自分自身に対してつけることもあるかもしれませんが、
結局は「自分にとって価値がある」に繋がるようにも見えます。
個人的には、これが「魅力」の正体だと思っています。
魅力は「魅力を発する人」がもっているのではなく、
「その人に対して魅力を感じる人」の中に生まれる。
だから、良い言意味で人に影響を与えたいとすれば、
どうするべきかは、自ずと決まってくるように思います。
我々は、相手の中に自らの価値があるように振る舞うべきできなのです。
結局は、人を相手にする物事は、その相手が主体になるのだと思います。