意見を言うことと意見を押しつけることの境目
投稿日:2017年5月20日
鈴木です。
ある業務を受任したとき、
A社員:「この案件は私が担当したいです」
管理職:「いや、これは、Bさんに担当してもらうよ」
このときのA社員の発言は、積極的な意見として受け止められ、
多くの会社で、プラスの言動とみなされます。
では、このようなやり取りになったとしたら、どうでしょう?
A社員:「この案件は私が担当したいです」
管理職:「いや、これは、Bさんに担当してもらうよ」
A社員:「担当案件を増やしたいので、自分が担当したいです」
管理職:「また、別の案件で担当してもらうよ」
A社員:「この案件を私が担当できない理由を説明してください」
管理職:「Bさんに経験を積ませたいから」
A社員:「いや、自分だって経験積みたいですし」
管理職:「・・・・」
A社員は、自分の意見を言っている、または議論しているという認識ですが、
管理職は、自分の判断を否定している、絡んでくるという感じに変わってきます。
このときのA社員の発言は、ビジネスパーソンとしてマイナスな言動として受け止められます。
誰が担当するかのような簡易な判断については、
議論したり、意見を何度も交わしたりしないで、
決定権者が即断していくのが慣例となっているからです。
意見を言うという一つの行動も、
複数回繰り返したり、時間をかけてしまうことで、マイナスな行動になってしまいます。