鈴木 徹司

全国学力テストの市町村別結果公表について

鈴木です。

橋下知事の全国学力テストの市町村別結果公表の方針に対し、

一部の教育委員会がこれに反対しています。

理由は、「数字が一人歩きする」

公表された結果をもとに、結果の悪い市町村の保護者が過剰に反応しては困るということです。

教育委員会の気持ちはよく分かりますが、この判断に傲慢さを感じます。

自分たちは、結果を把握しても冷静に対応できるが、

市民は間違った判断をすることがあるので、

情報は、自分たちが出しても良いと考えたもののみを公開すべきということです。

ずいぶんバカにした話です。

民主主義は、国民が主権で、たとえ間違ったとしても、自分たちで判断することを尊重しています。

誰かが正しいと決めたものに従うのではなく、自分の判断で正しいものを見極める。

短期的には、右往左往して見えても、長期的には良い方向へ導いてくれるシステムです。

結果公表をためらう教育委員会の人たちは、自分たちが正しいと決めつけることなく、

市民が判断すべき情報を公表すべきだと思います。