鈴木 徹司

カウンセリング (2)

鈴木です。
先日のカウンセリングの続きを書きます。
私なりのカウンセリング。

「三十代のA子さんは、今の部署に異動して以降、上司から業務のことで繰り返し注意を受けていた。次第に自信を失い、意欲や気力もなくなりカウンセリングに訪れた。…」

まず客観的に現状を整理します。

 あなたは、一生懸命頑張ろうとしてきた。
 上司は、繰り返し注意している。
 その結果、悪循環に陥っている。

次にA子さんがどうありたいのか?訊きます。

A子「普通に今までどおり仕事がしたいんです。」

では、万が一うまくいくとすれば、どんな風になった場合ですか、と理想の状況を訊いてみます。

A子「上司が私のことを十分理解してくれて、私にできない仕事を振ったり、細かいミスを何度も指摘しないようになってくれれば、今までのように仕事ができると思います。」

なるほど。あなたのことを上司が理解していないことが原因のひとつのなんですね。  

では、どのようにすれば、上司はあなたのことを十分理解してくれますか?

A子「時間を作ってもらって、私に出来る仕事と出来ない仕事をきちんと説明すれば、少しは分かってくれると思います。」

では、まずは、そのことから始めるのがいいでしょう。

今回のように相互理解の不足は、トラブルになることが多いのですが、

どちらが良い悪いではく、理解を深めることに重点を置いて、進めてくださいね。