清水 侑

「気づき」を「習慣」にする

こんにちは。
新宿オフィスの清水です。

「国際化」という言葉が叫ばれて久しいですが、

外国人労働者の「農業」や「介護」への活用の動きが政府内で活発になっています。
新しい種類の在留資格が創設されることも検討されており、
行政書士にとって仕事の幅が広がりそうです。

今回は、年末年始にかけて考えていた、「習慣」について書きます。

私たちの言動は、「他人との話し方」から「仕事の進め方」まで、ほとんど「習慣」に沿っています。

ですから、「習慣」を良いものにしていくことは、自らの言動、
ひいては結果としての現実を良いものにしていくために、
とても大切なことだと言えます。

私の経験上、この「習慣」について、時に陥りやすいのが、

「何らかの気づきを得ただけで、身に付いたと勘違いする」

ということです。

例えば、営業を生業とする人において、

「営業の極意は、顧客の心の微細な動きをつかむことだ」

と気がついたとします。

その時は、素晴らしい学びを得たような気がして、

自分自身が「成長した」と実感します。

しかし、実際は何も変わらない、ということが多々あります。

それは、「気づき」をその場だけのものにしているからです。

どのような「気づき」も、

どのような「技術」も、

どのような「心構え」も、

「意識しないで行える」ようになって初めて意味をもつ、という現実があります。

なぜなら、私たちは日々多くの仕事を抱え、
様々な人たちと関わり、

新たな課題に直面します。
そのため、「意識しないで行える」ことでないと、
実際には「行わない」ことになってしまいます。

もとより、どのような「気づき」「技術」「心構え」も、

10回中1回できればよいというわけではなく、
10回中10回行うから、目の前の現実を変えることができます。

そのため、「気づき」を「習慣」に昇華することが、

現実を変えるために必要になります。

しかし、「気づき」の自己充足感は、

それを忘れさせてしまうほど大きいので、
それだけで満足してしまい、
「気づき」を「習慣」にすることを怠ってしまうのです。

「気づき」を「習慣」に昇華する。

今年は、それを徹底していこうと思います。