鈴木 徹司

判断スピードを上げる

鈴木です。

今年も行政書士試験が終わりましたね。

受験した人はお疲れ様でした。

 
さて、

仕事ができる人を観察していると、

「判断スピードが速い」ことに気づかされます。

大体のことは、その場で判断しています。

 
なぜ、速く判断できるのか?

判断基準をしっかり持っているからです。

その判断基準は、数項目にも渡る細かい基準ではありません。

 
「全体最適」という判断基準です。

チームのためには、どうすることが最適か?という複数人にわたる全体最適

地域のためには、どうすることが最適か?というコミュニティの全体最適

自分の人生にとって、今どうすることが最適か?という時間軸の全体最適

 
全体を俯瞰して捉え、今このケースで最も重要視すべき要素を見つけ出して、

その場で判断していきます。

 
ビジネスパーソンは、判断を求められたときに、こんな行動を起こしてしまいがちです。

 
①    上司の意向を推測して、それに沿って発言する。

②    周りの意見を聞いて、自分もそれに迎合する。

③    前例を調べて、それを当てはめる。

 
上記は、いずれも自分の判断でなく、推測、迎合、前例踏襲です。

表面上は、判断っぽく言うので、自分自身も騙されてしまいますが、

そこには、自分の判断は入っていません。

 
判断こそ、その人の固有の価値であり、尊重されるべきものだと感じます。