「 お客様は神様 」は止めよう
投稿日:2008年12月14日
そんな言葉が社会を蝕んでいると思います。
元々は顧客へのサービス精神を徹底するためのものですが、
それに悪ノリする顧客が増え、「俺は客だぞ」とばかりにふんぞり返っています。
何をもって、そんなに偉そうにしているのか、周りから見ると不思議ですが、
当の本人は、なぜか自分のほうが偉いと勘違いしていて、上から目線です。
背景にあるのは、お金を払うほうが立場が上、という考えでしょう。
まさに拝金主義。
たとえば、モノを買う行為は、現金と商品の交換です。
商品を売る人は、商品よりも現金に価値を感じ、
商品を買う人は、商品のほうに価値を感じているわけです。
ウインウインの関係で、どちらも得をする行為のはずです。
どちらも「ありがとう」と言って当然の行為に、どちらがエライとかはありません。
もちろん言うべきことは主張しなければなりませんが、あくまでお互い対等な関係です。