仕事の入り方
投稿日:2009年1月27日
と書いている本を以前読んだことがあります。
それは、受験勉強に起因しているといいます。
試験問題で、簡易な設問40問(各2点)と応用問題2問(各10点)がある場合、
まずは、簡単な問題から解いて、80点近くを確保し、
時間に余裕があれば、応用問題を解くようにと習います。
それが、高得点を取る効率的な手段だからです。
点数の高い難しい問題を解かなくても、大概の試験には合格するようになっています。
その影響を受けて、社会人になっても、自分に取り組みやすい課題から取り組み、
重要であっても難しい問題を先送りする傾向があります。
例えば、新しい職場に配属されたとして、
その仕事を業務知識から覚えていこうというのは、簡単な問題を解くやり方です。
目の前のするべきことのなかで、最も分かりやすいことから手を付けます。
そのこと自体は悪くないのですが、優先順位が間違っています。
仕事のできる人は、まったく違うアプローチをします。
その職場の雰囲気を肌で感じます。
その職場のルールを知ります。
その仕事の本質を掴もうとします。
その職場のキーマンを把握します。
その仕事に必要な人間関係を構築します。
業務知識を覚えるよりも、もっともっと大切なことがあります。
難しくても、後回しにしてはならないのです。