鈴木 徹司

派遣切りの問題

おはようございます。
鈴木です。

東京の一人暮らしにも慣れてきて、マイペースに過ごしています。
通勤時間がほとんどない生活は快適です。

最近話題になっている「派遣切り」のことを考えてみました。

いろいろと騒がれている問題ですが、

問題の本質は、やむを得ず仕事がない状態を誰が負担するかという点です。

■会社負担・・・仕事がなくても、雇い続ける。

■行政負担・・・セフティーネットで失業者を支える。
 ※失業給付は、会社と個人が負担した保険料が充てられていて、
   元をただせば、会社と個人負担。

■個人(または家族)負担・・・会社から放り出されて、セフティーネットもない。

誰が、どのくらいの負担をするか、という国民的合意が必要です。

派遣社員以外の仕事で、どこが主に負担しているかを見てみます。

●正社員・・・会社負担、行政負担

●パート、アルバイト・・・個人負担

●自営業者・・・個人負担

こうみると、派遣社員という新しい働き方を正社員のグループに入れるのか、

パート、アルバイト、自営業者のグループに入れるのかという問題です。

派遣労働者側は、正社員に準ずるものとして、考えてきて、

会社側は、非正規社員として、雇用の調整弁として考えてきました。

この両者の思いの違いをどちらに統一するのかが問われています。