標準化と差別化
投稿日:2016年2月17日
気付いたことがある。
学生の指摘はこうだ。
当社の採用ページは情報量が多すぎて、すべてチェックするには負担が大きい。
他の会社のように、情報を絞って、公開するのがいい。
一理ある指摘だ。
そして、私はこう答えた。
標準化の方向に注力するのは、差別化を捨てることになる。
常に標準化が正しいわけでも、差別化が正しいわけでもない。
標準化と差別化のどちらがその場に適しているかを考えて、戦略的に判断する必要がある。
学生に説明しながら、自分ができているか自信がなくなってきた。
惰性で判断していないか?
安易に前例を踏襲していないか?
自分の頭を使って戦略的に考えているか?
当社の標準化ポイントは、
仕事の流れ、書類の作成の仕方、時間管理など多岐に渡る。
基本行動はすべて標準化して、効率化を図っている。
反対に、差別化ポイントは、
業務スピード、ホスピタリティ、人材の採用・育成だ。
改めて挙げてみると、たったの3つしかない。
この3つは、徹底的に差別化を図りたい。
他の会社が、真似できないところまで到達したい。
真似したくもないと言われるところまでやりきりたい。
それが会社の存在価値で、未来に続いていく要素になるからだ。