鈴木 徹司

標準化と差別化

先日、インターン(職場体験)に来てくれた学生とミーティングしているときに、

気付いたことがある。

 
学生の指摘はこうだ。

当社の採用ページは情報量が多すぎて、すべてチェックするには負担が大きい。

他の会社のように、情報を絞って、公開するのがいい。

 
一理ある指摘だ。

そして、私はこう答えた。

標準化の方向に注力するのは、差別化を捨てることになる。

常に標準化が正しいわけでも、差別化が正しいわけでもない。

標準化と差別化のどちらがその場に適しているかを考えて、戦略的に判断する必要がある。

 
学生に説明しながら、自分ができているか自信がなくなってきた。

惰性で判断していないか?

安易に前例を踏襲していないか?

自分の頭を使って戦略的に考えているか?

 
当社の標準化ポイントは、

仕事の流れ、書類の作成の仕方、時間管理など多岐に渡る。

基本行動はすべて標準化して、効率化を図っている。

 
反対に、差別化ポイントは、

業務スピード、ホスピタリティ、人材の採用・育成だ。

改めて挙げてみると、たったの3つしかない。

 
この3つは、徹底的に差別化を図りたい。

他の会社が、真似できないところまで到達したい。

真似したくもないと言われるところまでやりきりたい。

それが会社の存在価値で、未来に続いていく要素になるからだ。