中学生のやる気
投稿日:2015年4月10日
中3になった長女の話です。
教科の担当教師が公表される時期で、
国語の担当教師は、20代女性、30代男性、60代女性の3名のうちの誰かになるということで、
クラスメートのなかで話題になっていたという。
第一希望は、ほとんど怒らない20代女性教師で、
せめて30代男性教師ということだったが、
結果は、今年から転任してきた非常勤講師の60代女性教師となった。
厳しそうだと、ガッカリしているクラスメートたち。
1回目の年配女性教師の国語の授業が始まって、雰囲気ががらりと変わったという。
普段の授業では寝ている人も、下を向いて手遊びしている人も
前を向いて、授業に集中しだした。
まず、先生は成績の付け方を説明したという。
「テストで高い点数を取る人も、低い点数を取る人もいるが、
誰一人として寝たりすることなく、授業は全員がこ~んなまじめに聞いている。」
「成績は点数ではつけない。点数が高くても低くても、“直し”をちゃんとしたかでつける。」
見た目も地味で、冗談もまったく言わない教師が、
中学生の信任を得たという。
長女がひとしきり説明してから、改めて感心して、独り言のように呟いた。
「みんな国語の成績が伸びそうやな~」