なぜ勉強するのか?
投稿日:2015年3月11日
生徒会の話、先生の話、成績、部活、オーケストラ、進路、ボーイフレンド、不登校の友達など話題は尽きない。
私の会社の話や社会問題などに話が及ぶこともある。
子供との会話のなかでは、多くの学びがあり、
当たり前と思っていたことがおかしいと気づくことがある。
そのひとつが、この言葉だ。
「今頑張っていたほうが、将来楽だから」
なぜ勉強するのか?
なぜ今頑張る必要があるのか?
という子供の疑問に答える親の回答例だ。
わが子も含め、子供たちを見ていると、
「将来楽したい」という子供はほとんどいない。
楽したいと思っているのは、疲れてしまった親世代で、
子供たちは、常に挑戦したいと思っている。
「挑戦したい」と思っている子供に「楽できるよ」という話は、
まったく魅力的でないだけでなく、
そのモチベーションを下げる効果をもたらす。
「楽なんかしたくない」「楽を求める大人になんてなりたくない」
という子供の声が聞こえてくるようだ。
親は子供の人生を考え、アドバイスするときに、
自分の今の価値観を軸に考えるのではなく、
子供の価値観で、考える必要があるように感じる。