鈴木 徹司

ありのままでは足りない

 
ダイバーシティ経営に取り組むようになって、 多様な人材をどのように活用していくかを深く考えるようになりました。
周りの人をよく観察してみると、
人は本当に千差万別で、考え方も価値観も異なるんですね。
もっと標準みたいなのがあるかと思っていましたが、
標準的な人ってのは、どこにもいなくて、
みんな「変」だと分かりました。
以前、ダイバーシティのセミナーで、
「多様な人材がいてるだけではダメで、その人が活躍しているかが大事」
と教わりました。
その人をそのまま受け入れて、居場所を作ってみたいなことは、
そんなに難しくないけど、
その人に十分活躍してもらうことは、まだ自分の力では及ばない。

「ありのまま」じゃなく、
その人の特性を生かして進化してもらうには、
自分自身の進化も必要です。