牛丼戦争
投稿日:2009年12月15日
デフレの申し子 牛丼業界が苦戦を強いられているもようです。
すき屋が280円、松屋が320円 これに対しかつての王者、吉野家は現状の 380円を堅持する構えのようです。
吉野家には味への強いこだわりがあり、この380円という価格は今の味を守るギリギリのラインということです。
かつて、BSE問題で米国産牛肉の輸入がストップしたときも、ライバル店が他国産牛肉で再開する中、吉野家は牛丼の販売を約2年間も販売停止するほどのこだわりで伝統の味を守っていたのです。
吉野家は熱烈なファンに支えられており、値下げして品質を落とすことはできない。歯を食いしばり耐えているということです。
さすが、キングオブ牛丼ですね。かっこいい。
そんな私もかつては、吉野家キャストの一人でした。(吉野家ではスタッフをキャストとよびます)
毎日まかないが牛丼でしたので、あの味だけは忘れられません。深夜からのアルバイトだったので、朝っぱらからつゆだくやって、胃を酷使してました。
青春の味です。
あの時の値段は、牛丼並が280円で、一度そこまでのラインを植え付けられている消費者には、もはや中途半端に値段を下げても、「安い」思わせるのは、難しいかもしれないですね。
う~ん…難しい。
余談ですが、吉野家恵比寿店にいる坊主頭の若い男の店員さんは、いつも非常に元気がよく、感じもいいので非常に感心させられます。彼はおそらくプライベートでどんなに嫌なことがあっても、コンスタントにあの仕事ができるのでしょう。素晴らしい。
っし!今日の夕飯、久々に牛丼にします。