鈴木 徹司

仕事ができる人とできない人の違い


この前、応募者の方からこんな質問を受けました。
「仕事ができる人とできない人の違いは何ですか?」

巷にはいろいろな答えがあるのですが、
私が最も重要と思うものは、
「仕事が多いと、嬉しいと感じるか、辛いと感じるかです。」
です。

仕事をやりがい、挑戦、楽しみ、などと捉えている人は、
業務量が増えると、喜びます。
自分のチャンスが増えるからです。
こういう視点で捉えている人は、仕事をしながらどんどん成長し、
その結果として、やがて「できる人」になっていきます。

対して、
仕事を義務、やらなければならないもの、面倒なもの、などと捉えている人は、
業務量が増えると、憂鬱になります。
周りの人よりも業務量が多いと、不満に感じます。
これでは、仕事を通して、成長することは難しく、
お金を稼ぐために、その仕事を捌くだけとなってしまいます。
知らないうちにどんどん差をつけられて、「できない人」に定着してしまいます。

まさに二極化してしまうわけですが、
お店の店員さんでもよく見かけられます。
お客が増えてきたら、イキイキして働く人と、嫌そうに働く人がいますね。

なぜ、こんなに仕事感が分かれてしまうんでしょうか。
社会に出たときのファーストキャリアが大きいように思います。
そのときに、仕事はこういうもんだ、と上司や先輩に叩き込まれます。

それが、「仕事はチャンスだ」と叩き込まれると、
どんな仕事も自分にとってチャンスだと感じ、どんどん挑戦していくようになります。

それが、「仕事は義務だ」と叩き込まれると、
義務は少ないほうがいいので、できるだけ自分の仕事を少なくし、楽することを目指し、
義務感を減らすようになります。

何事も初めが肝心と言いますが、
仕事のスタートにも当てはまります。